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「「こちら特報部:はびこる『無知の無恥』 補助金問題や人種隔離論争 開き直る首相や識者」:氏家法雄氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16822.html
2015/3/8 晴耕雨読
https://twitter.com/ujikenorio
( 今日の東京新聞、買ってしまった )
「こちら特報部:はびこる『無知の無恥』 補助金問題や人種隔離論争 開き直る首相や識者」『東京新聞』2015年3月7日付。
(謙虚に学ばない)
「無知の無恥」が目に余るように思える。それも権力の中枢、周辺で横行している。
実例1:「知らなかった」と恥じるのではなく、開き直る異様な光景(政治資金問題。)
「不備である以上、違法性はなくても、倫理的には頭を下げるのが当然」。
「問題は違法性だけではない。・・・その原資に税金が使われることが許されるのか」(上脇博之・憲法学)
実例2:首相に近しい有識者・曽野綾子問題。
アパルトヘイトの問題は何かと聞かれると、「全く分からない。見たこともない。私が行ったころにはもう崩れていた」と無知を決め込む。
曽野氏南ア訪問時(92年)は「まだ人種差別が色濃く残っていた時期。人種ごとの居住区も多くあった」との指摘も。
「こちら特報部:行き着く先 国際的孤立 改憲、文民統制でも・・・主張通す方便?」『東京新聞』2015年3月7日付。
実例3:改憲をめぐる動きの中でも「無知」はうごめく。
立憲主義「聴いたことがない」礒崎氏。
「授業で立憲主義に触れることはあまりなくても、それは基本的なことだったから。そもそも明治憲法制定時にもあった原則。勉強してなかったのだろう」
同時期に同学部を卒業した伊藤真弁護士の指摘。
実例4:最新の「無知」は閣議決定された「文官統制」廃止議論。
文官統制の背景(戦前の苦い経験・佐藤栄作)を聞かれ「どういう趣旨かは分からない」と中谷防衛相。
「軍国主義の反省に立ち、憲法九条ができ、軍人が閣僚にならないよう六六条ができた。生年月日にかかわらない常識」(木村草太・憲法学
「哲学者プラトンは『知識がない人間の統治は不正義』と批判(中野晃一さん)。
嚆矢は小泉元首相の戦闘地域云々の議論。
「小泉氏は従来、支配的だった建前の政治をバカにして、『そんなことを知らなくて何が悪い』とタブーを破るポーズで改革者を装って、大衆の支持を集めた」。
この手法が今日まで続く
中野教授は「事態は政治の枠にとどまらない。首相や有名人の無知や差別的発言がまかり通れば、国民にも何でもありの雰囲気がはびこる」とし、「国民は知性を守る戦いを挑まれている」と継承を鳴らす。
放置すれば、待っているのは日本の国際的孤立だという。
「立憲主義への無知やアパルトヘイトの肯定は、人類が打ち立ててきた原理原則や英知に対する挑戦だ。生ぬるい態度をとっていると、日本だけが世界からどんどん外れていき、孤立するだろう」。中野晃一。
「インタビュー:マニラ市街戦から70年 F・ショニール・ホセさん」『朝日新聞』2015年02月27日付 http://t.co/P3G4mLhc3Q
自国傷つける歴史若者に伝えぬ日本国粋主義的危うさ/雰囲気に流されず平和求める理性を
「私は戦争末期の45年1月、米軍の医療班の軍属となり、敗走する山下(奉文)将軍の隊列を追撃してルソン島を北上した。(中略)日本に行って、一人でも多くの日本人を銃で殺したいと思っていた。当時、私の周囲の若者の多くはそんな考えだった」
「残虐だったから。いとこや友人の多くが戦争で死んだ。私も何度も日本兵に殴られた。理由? 理由なんてない。道を歩いていたら反対側にいる兵隊に『コラ』と呼びつけられてビンタだ。彼らが41年に来た当初はコメの配給もあり、(中略)そのうち食糧にも困るようになり、略奪が始まった」
45年2月のマニラ市街戦 「米軍と地方にいたが、マニラに戻ると、戦闘は終わっていた。市役所、教会、ホテル、すべてが焼け落ちて橋という橋は崩壊していた。死体がころがり、死臭が街を包んでいた。米軍の砲撃で死んだ人も多かったが、日本軍がとどまったからこれだけ多数の死者が出た」
マニラ市街戦を日本では知らない人が多い。
「教育のせいだ。若い世代に伝えることを避けている。日本人は歴史が好きだ。映画や書物でも歴史物を好む。でも自国のイメージを傷つけるものについては話が違う。その点では非常に国粋主義的だ」
「だから首相が靖国神社に参拝するのだろう。国民向けの行為だと理解する。(中略)だが私には受け入れられない」
「あの神社を訪れ、ミュージアム(遊就館)を見た時、怒りが収まらなかった。あなた方の名誉ある兵士は、我が国を蹂躙したのだ。私はフィリピン人として参拝を批判する」
日本人は雰囲気に流されやすいとエッセーで危惧されています。
「日本人は不可解な存在だ。変化へ向けてムードが変わると、すべてを受け入れる。国民的雰囲気とでもいうか。しかも一夜にして変わることがある。常に理性に基づいて行動するわけではないことは41年の開戦で明らかだ。国粋主義的になれば危ない。第2次大戦の黒幕のような扇動者が出てきたら、簡単に説得されてしまうのではないか。平和を求める雰囲気が続くことを願う」
忘却によって怨讐を超えることはできない。
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