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「監視役不在のまま秘密指定が進んでいる(信濃毎日新聞):山崎 雅弘氏」
http://www.asyura2.com/15/senkyo181/msg/149.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 06 日 22:35:15: igsppGRN/E9PQ
 

「監視役不在のまま秘密指定が進んでいる(信濃毎日新聞):山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16804.html
2015/3/6 晴耕雨読


https://twitter.com/mas__yamazaki

特定秘密保護法の施行から間もなく3カ月になるのに、国会による運用監視機関「情報監視審査会」の始動のめどがいまだに立たない。

監視役不在のまま秘密指定が進んでいる(信濃毎日新聞)http://bit.ly/18kPJq3

「無理の上に無理を重ねた法律だ。やはり廃止するほかない」

「この間、特定秘密の指定は着々と進んでいるようだ。政府の発表によると昨年12月末までに防衛省、内閣官房など十の政府機関が382件を指定した」

「政府は年明け以降の秘密の指定状況も明らかにしていない」

「問題の根源は、憲法が掲げる国民主権の理念と相いれない法律の秘密体質にある」

藤野光太郎「官僚が行政情報の秘密指定量産で暴走 審査会設置されずチェックなし」(ビジネスジャーナル)http://bit.ly/1DX8Z8v

「チェック機関の審査なしに、官僚は秘密指定を量産しているわけだ。この状態を放置すれば、あるゆる行政事案が秘密指定の対象となる」

「何度でも言う。こんな欠陥だらけの法案では、政府の行動を監視する機関どころか追認機関になる」(高知新聞、2014年6月16日)http://bit.ly/1aM7RLr

「衆院の審議は、実質2日間だけ」

「行政府が秘密を『独り占め』することで立法府より優位になり、三権分立が崩れる」

政治的に重要な意味を持つ記録の秘匿や廃棄の権限を官庁に与える「特定秘密保護法」は、国会の代表が適切か否かを監視するので大丈夫です、と説明されていたはずだが、審判不在の状況で試合が始まってしまっている。

どんな悪質プレーをしても、審判がいないのでイエローカードもレッドカードも出ない。

同時代の国民だけでなく、後世の国民にとっても大きな価値を持つ「公的資産」であるはずの国の公文書が、個々の役人の都合で秘匿されたり廃棄される。

非民主的な封建国家や権力が腐敗した独裁国家ではよく見られる一方、成熟した民主主義国ではあり得ない光景が、この国では現実になってしまっている。

「マタハラは、妊娠や出産を理由に職場で不利益な待遇を受けることを指す。国務省は小酒部さんが声を上げたことで、マタハラに対する国民的議論が日本で巻き起こったと指摘。昨年10月の最高裁判断や政府の指導強化につながったと評価した」(日経)http://s.nikkei.com/1BKBWp0

今国会に提出予定の労働者派遣法改正案を巡り、厚生労働省の富田望・需給調整事業課長が業界団体の新年会のスピーチで「(派遣労働者は)モノ扱いだったのが、ようやく人間扱いする法律になってきた」と発言(毎日)http://bit.ly/1B5hYV6

厚生労働省富田望「できる限り、人材サービス会社や人材サービスを利用する会社、事業所、さらに都道府県労働局にお邪魔して、現場の生の声を聞きたいと考えております」(人材ビジネス 2012年12月号)http://bit.ly/1BK1FxO

「非正規雇用者の生の声」は聞こうとしない。

前にも書いたが(http://bit.ly/1GVNdTmhttp://bit.ly/1GVNqG8 )、ある人材派遣会社の幹部は私に、自社の仕事は「人材という部品を各企業に滞りなく供給することです」と明言した。

人間を「モノ=部品」扱いする思考は、派遣の業界内では常識だろう。

契約社員と正社員が混在して働く会社では、正社員も次第に「モノ扱い」されるような気もする。

最近、何人もの友人が本人の意志確認もないまま、それまでの業務とは全然異なる部署へ、部屋の模様替えのように転属させられる例を見た。

彼らの持つ「目に見えず数値化もできない知見の蓄積」は無視された。

日本に限らず、世界的な傾向だろうとは思うが、例えば大正から昭和初期の労働運動の背景にあったような、学生時代には「カビの生えたような話」にしか思えなかった過酷な労働環境が、気がつくと異様なリアルさで身近に存在している。

しかも、当時「効く」とされていた薬の効能を、今では誰も信じない。


 

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コメント
 
01. 2015年3月06日 22:36:45 : lYiN56Hyqw
秘密法を追う 国会の審査会 未設置で指定の危うさ
03月05日(木)

 特定秘密保護法の施行から間もなく3カ月になるのに、国会による運用監視機関「情報監視審査会」の始動のめどがいまだに立たない。監視役不在のまま秘密指定が進んでいる。

 背景には秘密法そのものの問題と、法案審議で与党が強行採決を重ねた経緯がある。

 無理の上に無理を重ねた法律だ。やはり廃止するほかない。

 政府が政府内に設置する内閣保全監視委員会など三つの運用監視機関は官僚がメンバーになる。いわば身内の組織であり、実効性に疑問が残る。

 国会の審査会は唯一、政府の外に設けられる。役割は重い。

 衆院は先月26日に与野党8人の委員をようやく決めたものの、初会合を開けないでいる。参院は委員の人選もこれからだ。

 衆院の審査会が始動できない直接の原因は、事務局を支える国会職員の適性評価が遅れていることだ。交友関係や借金、酒の飲み方まで洗う調査である。プライバシー侵害などを心配する声がかねて強かった。法案審議での強行採決に対する野党の反発もあって、まだ実施されていない。

 この間、特定秘密の指定は着々と進んでいるようだ。政府の発表によると、昨年12月末までに防衛省、内閣官房など十の政府機関が382件を指定した。

 具体的にどういった情報が秘密指定されたか、発表からは見当がつかない。政府が明らかにしているのは件数だけ。それも情報を一定のグループに分け「1件」と数えるやり方だ。

 「1件」の中に何百枚、何千枚の写真や書類が含まれていても外からは分からない。政府は年明け以降の秘密の指定状況も明らかにしていない。

 国民から離れた場所で、国会による監視の目も届かないまま、政府が勝手に秘密指定を進めるのではないか―。国会審議で繰り返し指摘された問題点だ。昨年12月10日に法律が施行されて以降、懸念は現実になっている。

 仮に国会の審査会が動き始めても、委員の多数を与党が占め、秘密指定を解除させる権限を審査会が持たない中では、チェックするといっても限界がある。

 問題の根源は、憲法が掲げる国民主権の理念と相いれない法律の秘密体質にある。国会はせめて、審査会がスタートするまで政府に秘密指定を中断させるべきだ。

http://www.shinmai.co.jp/news/20150305/KT150304ETI090002000.php


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