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のらりくらり(C)日刊ゲンダイ
派遣を「モノ」呼ばわり 逃げ回る厚労省エリート課長の往生際
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2015年3月3日 日刊ゲンダイ
「これまで派遣労働というのが、期間がきたら使い捨てだったというふうな『モノ扱い』だった」
「生涯ハケン法」といわれる労働者派遣法の改悪審議が続く中、厚労省の法案担当課長の妄言が国会で大問題となっている。1月27日に「日本人材派遣協会」の賀詞交歓会に出席した、厚労省の富田望・需給調整事業課長のあいさつの言葉である。
法の改悪に現場の派遣社員から「モノ扱いするな」と怨嗟の声が渦巻く中、役所の“本音”が思わず漏れたのだろう。
2日午後、民主党が国会内で開いた「派遣労働を考える分科会」であらためて富田課長に真意を聞こうとすると、驚くことに当の本人は出席予定だった会合を急きょ、ドタキャン。
前代未聞の事態に呆れた分科会メンバーの山井和則衆院議員が携帯電話で出席を直談判し、ようやく45分遅れで登場する始末だった。
それでも富田課長は往生際の悪いこと。発言したこと自体は認めつつも、「(野党が発言を問題視する衆院予算委の)理事会で協議するので(今は)何も言えない」とノラリクラリ。参考人として出席した現役の派遣社員から「毎日、仕事があるのかどうか不安なのはモノだからか」「派遣はモノか。富田課長答えて」と叱責されてもシレッとしたもの。いやはや、これじゃあ、不遇を訴える派遣社員の待遇改善などまるで念頭にないのだろう。いかなる人物なのか。
■現場主義
「91年に旧労働省に入省後、労働基準局監督課や岡山県職業安定課長、経済協力開発機構日本政府代表部一等書記官、人事課人事企画官などエリート街道を順調に歩いてきた。『霞が関は現場の声が遠くなっている』というのが口癖で、普段は現場を大事にする人なのですが……。今回、重視した現場はヒトではなく、派遣業界だったようです」(厚労省担当記者)
山井議員がこう言う。
「今回の『モノ扱い』発言には2つの問題があります。ひとつは派遣法というのは厚労省が30年近く推進してきた政策です。それを今さら『モノ扱い』というのは、担当課が自ら失策を認めたようなもの。1960万人もの派遣社員を生み出しておいて、今さら、何を言っているのか。2つ目は、今回の改正法案では、派遣期間も対象業務も拡大します。つまり、“モノ”から人間になる機会が永遠に奪われるわけです。それを分かっていて推進するなんて許せませんよ」
そもそも派遣法の改悪案は昨年、2回も廃案になっている。性懲りもなく、再々提出してくること自体、タチが悪い。法案提出は絶対阻止しないとダメだ。
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