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日本援助で建てられた中日友好病院から消えた「友好」の二文字
http://www.amakiblog.com/archives/2015/03/03/#003170
2015年03月03日 天木直人のブログ
2月17日の朝日新聞が北京発倉重奈苗記者の記事として書いていた。
すなわち日本政府による無償資金援助で建てられ、日中友好のシンボ
ルの一つとされていた中日友好病院に対し、中国衛生当局がこのほど
「友好」という二文字を削除して「中日病院」と略称するよう通知して
いたことがわかったと。
そんな私に、発売中のニューズウィーク日本語版3月3日号が思い出させてくれた。
ニューズウィークの記事はこう書いている。
「友好」の二文字が消えたことについてネットユーザーの中にさまざまな書き込みがなされている。ネット書き込みだけを見ると必ずしも反日一色に染まっているわけではなさそうだ。それにしても昨年11月に日中首脳会談が実現し、両国関係に改善の兆しが見えたこの時期に、なぜ中国当局はあえて波紋を呼ぶような通達を出したのか。少なくとも中国当局に、国民の反日感情を助長することをあえて止めない「不作為」の思惑はあったかもしれない、と。
甘い見方だ。
これは習近平主席が安倍首相に宛てた明確なメッセージであると見るべきだ。
すなわち、もはや日中関係はかつての日中関係ではない、と言っているのだ。
中日友好病院は1979年当時の大平正芳首相と谷牧・中国副首相が合意し、84年に開院した。
私は開院の際に経済協力局の一人として北京で立ち会った。
その時の日中友好にかける日中双方の外交関係者の高揚感を思い出す。
それから30年余たち、日中双方の関係は様変わりした。
いまさら日本の援助で出来た病院をありがたく掲げる中国ではなくなったかもしれない。
しかし安倍首相の間違った歴史認識と中国敵視の外交がなければ、「友好」の二文字がなくなることはなかっただろう。
大平正芳首相だけではない。
その後に続くどの首相も友好な日中関係のために努力を重ねてきた。
靖国参拝で友好関係を損ねたあの小泉首相でさえ日中友好関係をここまで悪化させることはなかった。
先代の日本の政治家や外務官僚たちの努力の積み重ねをぶち壊した安倍首相と、その安倍首相に従属する今の外務官僚たちに強い憤りを覚える。
彼らの誤った中国敵視政策こそ、「友好」の二文字を消し去ったのである。
先代の政治家や外務官僚たちの努力を一瞬にして無駄にした。
その責任は必ずとってもらわなければいけない(了)
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