【代表挨拶】

http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/cd9b0702fb46927cbca8ede8243e5f87
2015-02-28 09:00:06

　日本アカデミー賞の審査員たちは、どんな基準で選んだのでしょうか。昨日2月27日、あの百田尚樹というもの書きの作品を映画化した「永遠のゼロ」に、8部門で最優秀賞を与えることに決めました。「特攻」というおぞましい人間爆弾のテロ方式を、巧妙に美化した筋書きです。日本は、文化・アートの分野でも得体の知れない狂気が猛威を振るい始めたようです。

　IS（イスラム国）という過激組織などが行う自爆テロとまったく変わりない特攻というやり方をほめたたえる映画に、アカデミー賞を与えて称賛する。この国では映画界までに狂気が容赦なく浸透しつつあるといえます。

　国会では、「政治とカネ」の低次元論議の陰で、狂ったような危険法案が次々に提出され、量産されようとしています。その狂った危険は、私たち自身の生活の上にいずれ降りかかってきます。その一端について、生活の党の共同代表、山本太郎氏が警鐘を鳴らしています。以下、記者会見からの引用です。　

　「今国会ではとんでもない危険な法案が沢山考えられています」と、山本太郎代表

　今国会は、戦争法制のような部分が目玉になるでしょうが、そこに色々紛れてとんでもない法案が沢山考えられています。例えば、所得税法の一部を改正する法律案は、日切れ扱いで3月中に1日ぐらいしか審議しない。その内容は贈与税の非課税対象を拡大します。これは富裕層、超富裕層に対しては、ものすごくおいしい話でそこに対する課税を緩めます。

　これは一体どういうことなのか。この国に1日に5人餓死する人たちがいて、それだけではなく、20歳から64歳までの単身女性の3人に1人が貧困という状況に置かれている。6人から7人に１人が貧困という状況で、どうして取るべきところから取れないようにしていくのか。

　法人税率引き下げも加わっています。今、十分に法人税を支払っている会社はどれぐらいあるのか。80もの抜け道を使って極力税金がかからないような状況を許していて、大企業に対しては税をまける状況にして不足分を皆から搾取することを進めようとしています。たった１日の審議で、3月中に無理矢理通す。この中には、2017年4月の景気がどうなっているのか分からないのに景気判断条項を削除して消費税10％への法整備もあります。政権につけばやりたい放題で何でもできる。この法案１つ取っても言えることです。

　マスコミも市民も政治家も、もっと一丸となって暴走を止めなければいけない危険なのが刑事訴訟法の一部を改正する法案です。取調べの一部可視化は、大きな一歩、素晴らしいことだと思いますが、その裏に隠されている性質の違うものがあります。司法取引が可能になり、盗聴法の拡大にも繋がります。組織犯罪に適用されていた盗聴法を一般犯罪にまで広げようとしています。ここから1人1人のプライバシーが侵害される可能性が大いにある危険性を含んだ法案。この2つだけでも気合を入れて沢山の人たちに知らせていきたい。国会の中ではもう圧倒的多数で押し切られるわけですが、どれだけ皆さんに危険性をお伝えしていけるか、力をお借りできるかをやっていかなければいけないと思っています」

　以上　引用おわり

　安倍晋三という男を中心とする勢力に押しまくられ、野党はなす術なし。国会での論戦でも、安倍氏らに軽くかわされ、野党としての存在意義を示し得ていません。

　こうして、気がついた時には後戻りできないところまで、押し込まれていることでしょう。辺野古での基地建設について、翁長という沖縄県知事が「埋め立て承認取り消し」などをチラつかせる間にも工事は進められ、気がついた時には後戻りできないということになりかねないのと同じといえましょうか。

　国民が、有権者が立ち上がらないのだから、時の政権はやりたい放題です。安倍や菅という男たちにとっては、「もう少し抵抗してくれなくちゃ、面白くならないよ」というところでしょうか。

コメント
01. 2015年2月28日 12:37:46 : w3M1BHSquE 原作者の百田尚樹氏に 右翼思想が有るかどうかは それは判りません しかし、小説を読んだ限りでは 戦争美化など見受けられませんし、ウヨ連中が激怒しそうな内容が随所に有り これを戦争賛美と受け取る人は そうとう偏屈だと思いますけど 実際、小説は 近年に無いほどの大ベストセラー　映画だって８７億という興行収入は ジブリアニメに匹敵する程の 大ヒットと言って良い これほど大衆に支持されている作品が、単なる戦争賛美の作品な訳ないでしょう 日本人は 一般大衆は そこまで馬鹿では無いと思いますけど。
02. 2015年2月28日 13:06:50 : 5npx1IASfo ０１さん あなたの言うことはあなたの感想でしかなく、あなたの貧弱な知識と物の見方からくる結論にすぎません。 百田の本の売上高も映画の興行収入も、別に作品の質を反映するものではなく、掛けた宣伝費に比例しているだけでしょう。 今時「大衆的人気」などというものを評価の基準にしていることそのものが、あなたの浅はかさを示していると思いますね。私も「大衆」の一人ですが、友人知人家族に親類を見まわしても、百田の作品などを読んだり見たりした人間は一人もおりません。「大衆的人気」はマスコミの作る幻想だと、分かっている人は分かっていると思いますがね。
03. 2015年2月28日 14:21:30 : shSexbmWkk パクリ小説。 浅田なんとかの新選組モノとクリソツ、読みながら吹いた。
04. 2015年2月28日 16:09:11 : w3M1BHSquE >>02 こりゃ失礼しました　偏屈という言葉が気に障りましたか この掲示板は　そういう人が集まる掲示板だと言う事を忘れていましたわ ちなみに百田の本は、出版は２００６年８月ですよ ９年も前です　テレビで宣伝するようになったのは ここ２〜３年の話じゃ無いですか　「掛けた宣伝費に比例しているだけでしょう」 などと言えるのは映画だけです　しかも、散々宣伝費を使いながら 興行収入さっぱり上がらない作品は あのジブリにだって あるじゃないですか　ジブリ以外の邦画なんか言うに及びません 「掛けた宣伝費に比例」 などと言えるほど、今のテレビ等メディアが そんなに影響力ありますかな？
05. 2015年2月28日 19:07:14 : lmq8gYdhjI 百田の本の大宣伝が始まったのは安部が首相になったときからです。 内容では日本人はみなまじめで戦争に参加していたとしているようです。 戦争が完全に敗北と決まってからも戦争を続け、情勢を読み誤りソ連に仲介をお願いしようとしておりました。日本の指導部は米英ロが手を結び会談を開いていたことも読めませんでした。最後のチャンスだったポツダム宣言も黙殺し ソ連の満州進攻と広島、長崎の原爆投下を招きました。それでもまだまだ本土決戦を叫んでいたアホが日本の指導部でした。アホの見本と言ってよいでしょう。 特攻隊は半ば日本に殺されたようなものです。その特攻隊を百田は英雄のように持ち上げております。
06. 晴れ間 2015年2月28日 21:12:56 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k 特攻隊は「もの言えぬ日本人」の見本みたいなものですね。 「嫌！」とは言えず、帰りの燃料もない自殺機に乗せられて、敵艦ないし海に突っ込まされる。 爆弾を体に巻き付けられて自爆テロに利用される、イスラム国やイスラミスト・テロ集団に誘拐された子供と同じです。 特攻隊員は逃げられなかったのですよ。逃げれば「非国民」どころか、軍法会議で死刑ですから。すぐさま実家に手配が及びます。逃亡先なんて、ありません。 自分の意見を持てない日本。「嫌！」とは言えない日本。 そういう日本と日本人像を称賛する日本アカデミー賞の審査員には、誰がいるのでしょうか。 テレビ・新聞だけでは足りず、映画界・芸能界も、安倍極右内閣に統轄されたと見るのが適当でしょう。 なお、フランスのアカデミー賞ともいえる「セザール賞」の本年度受賞作品は、イスラム過激派に支配されたマリでの住民の抵抗を描いた作品です。 題は「ティンブクトゥ」または「トンブクトゥ」。 観客の質も違うのでしょう。「永遠のゼロ」でむせび泣く日本人と、「ティンブクトゥ」に感動するフランス人。 でも、その違いをもたらしているのは、感受性の問題ではなく、権力のメディア支配と「言論の自由」のあり方の違いです。
07. 晴れ間 2015年2月28日 21:19:20 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k >>06 「ティンブクトゥ」(トンブクトゥ) の内容紹介。 http://harema2015.exblog.jp/
08. 2015年2月28日 22:41:33 : sJ7VDfeoIE そもそも「日本アカデミー賞」という名前が恥ずかしい
09. 晴れ間 2015年2月28日 23:40:28 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k >>07 映画の比較は、内容的には、やっぱり「アメリカン・スナイパー」の方が適切かな。 日本軍ないしその軍属・兵士の特徴として、戦争(戦場体験)からのトラウマが少ないことが指摘されています。 全くないことはないけど、日本人兵士は戦場から帰還した後に、PTSDの症状がほとんど見られない、と。 第一次大戦でも、ベトナム戦争でも、旧ソ連によるアフガニスタン紛争でも、欧米人は、帰還後、社会に適合できないとか、精神疾患を病むほど、後遺症に苦しんでいます。 ところが、日本兵はそういう病理を示さない。 「自分では考えない」「お上に任せる」「運命には逆らわない」のが日本人の習性だからなのか。 「靖国で会おう」が合言葉になり得るなんて、理解不可能。
10. 2015年3月01日 10:17:25 : o7LkzoxYeo >>09 日本人が同調圧力に弱いのは確かにそのとおりかもしれないけど、 ＞日本人兵士は戦場から帰還した後に、PTSDの症状がほとんど見られない これはほんとにそうなのかねえ。 社会に適合できず精神疾患を病むほど後遺症に苦しんだ日本の復員兵だって多かったんじゃないのかな。 いや調べたわけじゃないんで俺の想像でしかないけどね。 日本人が「言論の自由」について欧米より意識が低いのはそのとおりであなたと同意見です。 それは例のシャルリ問題での日本人の反応を見ても明らかですよね。 自由よりも道徳のほうを重視する価値観がアジアの文化では強いのかもしれませんね。 どっちがよりよいのかは俺には断定的に言い切れないんだよね。 あなたの言うように近代の欧米風民主主義が人類の知恵として最善というのも確かにそうかもという気はするんだけど・・・。 ちなみに永遠の０は観てない。どうせつまんないに違いない（笑）。 石松

11. 2015年3月01日 12:07:58 : CLpNlLXDlM >>08. 2015年2月28日 22:41:33 : sJ7VDfeoIE様 ＞そもそも「日本アカデミー賞」という名前が恥ずかしい ホントにその通りで、虫唾が走りますが、この一件で馬鹿の太鼓持ちをますますさらけ出した格好となり、恥ずかしさ増大、品格こそ「ゼロ」ですね
12. 2015年3月02日 12:17:28 : TiJEEnWXGI 永遠のハゲが8部門？ 映画評論家(まだ生きてればだが)どうすんのかね いずれ頭を剃って反省しなきゃならないぞ。

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