http://www.asyura2.com/15/senkyo180/msg/643.html
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http://31634308.at.webry.info/201502/article_24.html
2015/02/26 23:15
このブログでも、安倍首相のヤジが安倍政権のターンニングポイントと書いたが、毎日新聞で「見過ごせない!安倍首相のヤジ」という記事が特集された。その中で、政治評論家の森田実氏の記事が大変興味深い。
森田氏は、「昔なら内閣が吹っ飛んだ」と述べている。
『右派社会党の議員の質問に当時の吉田茂首相が小声でつぶやいた「バカヤロー」という言葉を偶然マイクが拾った。懲罰動議が可決され、さらに内閣不信任案の可決に発展、いわゆる「バカヤロー解散」の引き金となった。首相の発言はそれほど重いということだが、今回は面と向かって、しかも事実誤認であり、より悪質だ。本来は内閣が倒れるような問題なのに、直後に起きた西川前農相の辞任問題に世間の視線は向いてしまった。』
民主党が直ぐに懲罰動議を出せば、また違った状態になったかもしれなかった。確かに、安倍氏自身が後ですぐに遺憾の意を表して気勢を削いだ。側近もその重大さに気が付いて、首相に直ぐに謝るように進言したと思われる。
『「高慢は常に破滅の一歩手前にあらわれる。高慢になる人はもう勝負に負けている」とはスイスの思想家ヒルティの言葉だ。民主党議員を見下した首相の姿勢が目に付く。だが、それは自ら終えんに近づいているということだ。』
「高慢は破滅の一歩手前に現れる」とはよく言ったものである。正に、内閣落ち目の「ターンニングポイント」である。
西川大臣に続いて、下村文科相が政治資金の問題で週刊紙に書かれていたが、下村大臣の弁明をNHKが随分時間を掛けて流していた。あれだけの時間を使って反論を一方的に流すのなら、週刊誌側の言い分もあるはずで、NHKが政府の支配下にあることを物語っている。下村大臣は、政治団体ではなく、任意団体と言い逃れをしている。これも、もう少し深く調査すれば、ボロが出て来ると思われる。
いずれにしても、つぎつぎと政治とカネの問題大臣が出てきて、首相の任命責任を問われて退陣に追い込まれる思われる。
特集ワイド:見過ごせない!安倍首相のヤジ
http://mainichi.jp/shimen/news/20150226dde012010002000c.html
◇昔なら内閣が吹っ飛んだ−−森田実さん(政治評論家)
安倍首相の言動に、1953年2月の衆院予算委員会を思い浮かべた。右派社会党の議員の質問に当時の吉田茂首相が小声でつぶやいた「バカヤロー」という言葉を偶然マイクが拾った。懲罰動議が可決され、さらに内閣不信任案の可決に発展、いわゆる「バカヤロー解散」の引き金となった。
首相の発言はそれほど重いということだが、今回は面と向かって、しかも事実誤認であり、より悪質だ。本来は内閣が倒れるような問題なのに、直後に起きた西川前農相の辞任問題に世間の視線は向いてしまった。
首相がヤジで言及した日教組の組織率は既に2割台だ。そんな組織への敵がい心に凝り固まっているとすれば、あまりに古い思考と言わざるを得ない。国会で政府を点検するという正当な行為を首相自らが妨害するのを許せば、行き着く先は弾圧だ。
感情を抑制できず表に出してしまったことも問題だ。むきになる姿勢は国内政治に限らず外交的にもマイナス。それでなくても関係良好とは言えない中国や韓国が、敵がい心が強く感情的な首相の言動を信用するだろうか。
一方、民主党の対応は残念だ。次の質問者が直ちに取り上げるといった臨機応変さが必要だった。首相への懲罰動議も提出すべきだ。国民と政治を結ぶという議会人としての自覚がもっと欲しい。
「高慢は常に破滅の一歩手前にあらわれる。高慢になる人はもう勝負に負けている」とはスイスの思想家ヒルティの言葉だ。民主党議員を見下した首相の姿勢が目に付く。だが、それは自ら終えんに近づいているということだ。【聞き手・庄司哲也】
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