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2015年2月26日
「大塚家具の社内紛争」
と
「安倍政権の政治とカネの諸問題」
国民にとって、どちらの方が大事な問題なのか。
言うまでもない。
大塚家具の問題は、経営路線をめぐる社内対立で、国民にとってはどうでもよい話だ。
家具においても価格競争は激化しているから、入り口で氏名、住所を記載して会員になることを強制され、スタッフ同伴でなければ展示商品を見ることができないような手法は、もはや時代遅れであると言えるだろう。
とはいえ、これは大塚家具の内部の問題だ。
大塚家具がどのような結論を出すか不明だが、NHKがトップニュース級の扱いで、時間をかけて報道する必要などない。
それよりも、安倍政権から次から次に噴出する「政治とカネ」スキャンダルの方がよほど重要である。
しかし、
「あべさまのNHK」
は、新たに浮上した文部科学大臣の疑惑に触れることすらしない。
NHKの解体的改革は一刻の猶予もないテーマである。
小沢一郎氏に関する事案であると、延々と3年間にわたって、極悪非道の大犯罪であるかのように報道し続けたNHK。
しかし、もともと犯罪など存在しなかった。
いわゆる、
“Character Assassination”
=人物破壊工作
で、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏は攻撃され続けたのである。
それは、日本政治の実権が主権者に渡ることを阻止するための、既得権勢力による総攻撃だった。
2010年9月14日の民主党代表選。
NHKは小沢一郎氏の代表選出を阻止するために、総力を投入した。
小沢一郎氏は本来、2009年に内閣総理大臣に就任していたはずである。
小沢氏の牽引によって政権交代の大業が成就されたのであるから、民主党代表の小沢氏が、本来は内閣総理大臣に就任するべきものであった。
ところが、3月3日に仕掛けられた、「西松政治謀略事件」により、小沢氏は筋を曲げて5月に民主党代表を辞任した。
既得権勢力は後任代表に岡田克也氏を就任させようとしたが、ここは、小沢氏と鳩山由紀夫氏が踏ん張って、鳩山氏が新代表に就任した。
そして、2009年9月に鳩山由紀夫政権が誕生したのである。
しかし、既得権勢力の総攻撃は一段と激しさを増した。
鳩山首相は普天間基地の県外、国外移設の方針を明示したが、民主党内に潜んでいた既得権勢力が、普天間の県外、国外移設方針を無視して妨害した。
その中心人物が、岡田克也氏、前原誠司氏、北澤俊美氏だった。
鳩山首相は辞任を迫られ、権力の座を菅直人氏が強奪した。
菅直人氏は米国と財務省に魂を売って総理大臣の椅子を手にしたのである。
その菅直人氏は、普天間の辺野古移設方針を肯定し、同時に、消費税大増税の方針を打ち出した。
背徳者菅直人の本性がくっきりと姿を現したのである。
その菅直人政権が2010年7月参院選で「菅敗」した。
菅直人氏は直ちに首相と民主党代表を辞すべきだった。
ところが、菅直人氏は、ここから1年以上も首相の座に居座った。
菅直人氏が権力を強奪したところから日本政治の大転落が始まった。
2010年9月14日の民主党代表選は、小沢一郎氏が勝利して、小沢政権が発足するべきものだった。
この「正史」も謀略によって転覆された。
小沢氏強制起訴が決定された日とされたのが9月14日。
民主党の代表選集計で、史上空前の不正が実行されたと見られる。
そして、NHKが「政治とカネ」と叫びながら、小沢一郎氏総攻撃を展開したのである。
あれから5年の時間が流れようとしている。
いま、日本は暗黒に包まれている。
暗黒国家と暗黒大本営。
この暗黒日本を打破しなければならない。
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