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2015年02月25日
辺野古基地建設工事強行に平和裏に抗議する、沖縄平和運動センターの山城博治議長らを米軍が拘束した。本土のマスメディアの糞記者らも目撃しているが、米軍敷地内侵入の疑いだそうだが、柵を越えたわけでもなく、道路に中央線を引いた程度、子供の陣取りゲームの時、チョークで引いたような線である。それを踏んだの、よろけて一歩踏み出したとか、それこそイチャモンをつけて、事もあろうか、米軍が日本人を拘束したのだ。
日米の地位協定が云々なんて話は、そもそもが不平等協定なのだから、そんなゴロツキ協定の土俵に立つ必要はない。野蛮な国であれば、拳銃や刃物で街を歩く米兵が襲われても不思議ではない占領地が沖縄だ。現時点では、沖縄の人々は穏健に振る舞っているが、何処かで限界が来るだろう。辺野古基地建設に反対の立場の翁長雄志知事の挨拶にさえ居留守を使い、安倍も菅も会おうとせずに逃げ回っている。まともに話が出来ないことばかり、沖縄に対して行っているのだから、「日教組!」なんて茶々も入れられず、触らぬ神に祟りなしで済まそうとしている。
このような、日本政府の弱腰に苛立ってきたのが、辺野古現地・米軍キャンプシュワブの幹部が苛立ちを隠しきれず、チョイと脅してやれくらいの無教養な軽挙な行動だったとみられる。沖縄県警自体が、この米軍の強制的行為に驚く始末なのだから、米軍キャンプシュワブ幹部の個人的資質によるところも大きいのだろう。そう言えば、本土のメディアは無視していたが、在沖米海兵隊幹部の、基地建設反対抗議行動に対して「バカバカしい」と唾棄した発言が、沖縄紙で大きく報じられ、居直り強盗のような心境になったと云う程度の低い話である。しかし、このような占領軍のような認識しか持てない軍隊の幹部がいるのだから、質の悪さは推察するまでもなく程度が低いストリート・マッチョマンなのだろう。
穏健である翁長雄志知事も、多くのオール沖縄と云うアイデンティティで当選してきただけに、見守る程度の行動力では、県民の信頼も失うことになるだろう。裏切者と仲井真のように晩節を汚さない行動が求められる。ここに来て、141年前の琉球政府とフランスやオランダとの国際修好条約の原文が、沖縄に里帰りすることになっている。つまり、立派に琉球と云う国家が存在した事実を示すものであり、その沖縄が、日本と云う国の日米安保条約のゴミダメにされている事実は歴史の真実だ。筆者などは、日本人の恥晒しの象徴だと認識する。どこまで沖縄を足蹴にすれば気が済む日本なのだかと云う、そういう意味では、この琉球政府の国際条約の里帰りは、意識下の部分にインパクトを与えるに違いない。
見方によれば、日米は琉球国と云う国の領土を、自分たちの「核の最終処分場」と同様の扱いをして、日本本土、アメリカ本土でぬくぬくと暮らしているだけじゃないか、と云う問題になる。もうこうなると、沖縄県のやる気ひとつで、沖縄として独立する権利は、国際的に充分認められる可能性がある。東チモール独立より明白な理由があるのだから、この武器を徹底的に駆使すべきである。独立した上で、琉球が日米に基地貸与させるのは良いだろうが、沖縄県民が全員寝て暮らせるほどの賃料を取ればいい。
ただし、この賃料は、日本及び米国の正式な軍事費として予算計上される事を、条件に加える必要がある。そうしないと、今度は、莫大な賃貸料を、日本政府が全額肩代わりすることになるだろうから、今以上に最悪になる。ただし、琉球政府は、中国や台湾とも通商条約を締結し、歴史上そうであったように、日本と中国、台湾との橋渡し役の任に就けばいいのではないだろうか。また、基地貸与も30年とか50年の絶対的期限を設け、琉球として生きる道を並行的に探るべきである。最低でもドイツの米軍基地並みの地位協定を結ばせるべきである。
正直、沖縄の人々は、独立ゴロになって良いのだと思う。沖縄出身の知人の中で、角が立つような言動をする人を見かけない。このような社会的人格形成は、なにも温暖な気候の所為だけではない。屈辱の歴史の中で生きていく、一つの便法として編み出された処世術なのだろう。しかし、日本の国会議員が沖縄を、ここまでコケにするのであれば、そろそろ怒り狂っても、良い潮時だ。安倍政権が、辺野古基地ボーリングを粛々と実行するのであれば、翁長雄志知事は、ありとあらゆる知事としての権限を行使すべきだし、世界に向けた情報発信に全力を挙げるべき時期が到来している。
≪【辺野古発】米軍 道路境界線越えただけの反対派リーダー拘束
日本の統治者がバラク・オバマであり、アベシンゾーではないことを改めて認識させられる事件が起きた。
きょう午前9時頃、米軍キャンプシュワブのゲート前で、辺野古基地の建設強行に反対する抗議活動を平和裡に行っていた、沖縄平和運動センターの山城博治議長らが米軍に拘束されたのである。
山城議長らが身柄を押さえられた場所は、キャンプシュワブ前を走る国道と米軍の敷地(厳密にはゲート)を隔てる黄色い線より、数十センチ基地側だ。言い方を換えれば、山城議長らは道路を数十センチ、はみ出たに過ぎない。決して柵を越えたりしたのではないのだ。
国道と米軍基地とを隔てる線は、道路上に引かれた何の変哲もない線(写真)で、子供2〜3人が横に並んで歩けば、簡単に越えることになる代物だ。
酔っぱらったオッサンが千鳥足で歩けば、先ず線をまたぐだろう。要するに注意して歩かない限り、簡単に越えてしまうのだ。
山城議長らの身柄を直接取り押さえたのは、米軍のセキュリティー(日本人)で、身柄は即、海兵隊に引き渡された。 その後、山城議長らは沖縄県警・名護警察署に移送された。
沖縄県警が山城議長らを拘束しているのは、刑事特別法(※)違反による。在日米軍基地に侵入したという容疑だ。だが基地の敷地とを隔てる道路上の線を越えたというのは、形式犯に過ぎない。
地元記者によると米軍から山城議長らの身柄を送られた沖縄県警は困惑しているそうだ。道路上の線をまたいだだけの住民を刑事訴追するつもりなどサラサラないからだ。逮捕するかどうかは現時点では未定だ。
きょうは午後から米軍辺野古基地の建設に反対する県民集会が開かれることになっており、会場のキャンプシュワブ・ゲート前は朝から緊迫した雰囲気が張りつめていた。
「ヒロジ」の愛称で親しまれる山城議長は基地反対運動のシンボル的存在だ。米軍はヒロジさえ抑えれば反対運動が尻すぼみになるとでも思ったのだろうか?
山城議長らの手足をつかんで基地内に引きずり込んだセキュリティー(日本人)の身分は、基地従業員。米軍のセキュリティーといえども雇用主は日本政府だ。
「米軍の土地に入るとは何ごとかっ!」。アベシンゾーが御主人様の意向を汲んで沖縄の住民を捕まえたのである。 ≫(田中龍作ジャーナル)
≪ 安倍首相と日本政府が翁長雄志沖縄県知事に会いたくない2つの理由
伊藤:「普天間、県外移設要請 沖縄県知事、日米政府に『5年以内』」。東京新聞総合面(2月6日朝刊)から。 沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は昨日、外務省と防衛省を訪れ、普天間飛行場(宜野湾市)を5年以内に運用停止し、県外に移設するよう求めました。翁長知事は要請後、記者団の質問に答え「普天間の一日も早い危険性除去に取り組んでもらいたい」と強調しました。 外務省、防衛省とも、大臣、副大臣は応じませんでした。普天間の名護市辺野古移設に反対する翁長知事の上京は去年12月の知事就任以来、6度目にな りますが、辺野古移設を推進する安倍晋三首相や沖縄基地負担軽減担当大臣を兼ねる菅義偉(すが・よしひで)官房長官との会談は実現していません。
邦丸: 昨年、翁長知事が誕生して以来、日本の総理大臣、官房長官はまだ、お会いになっていないということなんですが、そのなかで、みなさん、こういう条約文があったのを ご存じでしょうか。琉球とアメリカ、琉球とフランス、琉球とオランダ――琉球というのはあくまでも独立した国です――、この3つの国と修好条約を結んでいた、その原文が141年ぶりに沖縄に里帰りするニュースが出ています。
佐藤: そうなんですよ。これが今、沖縄ですごい大きなニュースになっていまして、今月末から3月の終わりまで、条約文が沖縄で公開されます。琉球王国が国際法の主体としてアメリカ、フランス、オランダと結んだ条約の本文 ――これはいわゆる琉球処分のちょっと前なんですが、そのときに琉球を日本の一部にするから国際条約なんか持っていては面倒臭いということで、召し上げちゃったんですよ――が、141年ぶりに沖縄に戻るということで、これは「沖縄がもともと独立国だった」 という歴史の記憶を沖縄のなかで甦らせるでしょうね。ですから、この翁長知事の誕生というのは、こういう歴史の見直しということにもすごく結びついているんです。
翁長さんというのは、県民の圧倒的多数により信任されているわけですよね。だから、翁長さんと会わないということは、それを沖縄でどう受け止められるか。政府は沖縄の民意を代表している人と会う気はない。仲井眞弘多(なかいま・ひろかず)前知事は、ある時期から沖縄の民意よりも東京の中央政府の意向 を代表するようになった。そうしたら、ものすごく親しく会うようになった。こういう姿勢というのは、どういうことか。バカにしているんじゃないか。
しかも、翁長さんというのは保守なんですよ。あの人は、集団的自衛権は必要だと言っていますしね。それから、日米安保条約というのは生命線だと言っ ていますし。翁長さんの本音は、「日米安保条約は重要だし、嘉手納基地も維持しなければいけない。そのためには、普天間に大きな基地を欲張ってつくるということになると、日本国土の0.6%しかない面積のところに、74%の基地があるというのは、もうムリだ。これ以上の負担はできないから勘弁してくれ」ということにすぎないんですよ。
なんで、それに耳を傾けないのか。これは、本当にわれわれを同胞と見なしているのか――そういう意識になる。そうすると、「もともと違うもんね」という意識が今、強まっているんですね。
邦丸: それにしても、安倍さんにしても菅さんにしても、なんでこんなに頑なに会わないんですか。
佐藤: 安倍さんにしても菅さんにしても悪い人じゃないんですけれど、率直に言うと、かける言葉が見つからないんだと思うんですよ。 邦丸: かける言葉が見つからない!
佐藤: 要するに、「なんとしても辺野古をつくります」「ちょっと待ってください」という論戦になる。論戦になったら、たぶん勝てないと思っているんですよ。
邦丸: ははあ。
佐藤: だって、 「私、安保条約は賛成ですし。このままでは民意を考えたら大変なことになるじゃないですか。それから、普天間の海兵隊って、台湾海峡とか朝鮮半島の有事に備えているんですか。それならなんで沖縄に3ヵ月しかいないで、オーストラリアとかモンゴルの砂漠で訓練しているんですか。砂漠で訓練しているということは、考えているのは中東での有事でしょ。沖縄と直接関係ないでしょ」と、具体的な事実を突きつけられると、なかなか反論できないですからね。
邦丸: ふーむ。
佐藤: 森本敏・元防衛大臣が最後の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設先について「軍事的には沖縄でなくてもよいが、政治的に考えると沖縄が最適の地域だ」と言っていた。これが実態なんですよね。
邦丸: 沖縄県知 事選挙のときに、翁長さんが知事になるという当選結果が出たときに、佐藤優さんが那覇のラジオ沖縄のスタジオでおっしゃったのは、「沖縄県として、自治体としてワシントンに1人か2人かわからないけれど駐在職員を置くんじゃないか。あるいは、沖縄のアメリカ事務所を置くんじゃないか。そういう考えが翁長さんにはおありなんじゃないか。日本政府を通すのではなくて、ダイレクトに合衆国政府との対話を始めるんじゃないか」ということでした。
佐藤: ですから、その代表に、那覇のアメリカ総領事館に勤めていた人を任命しましたね。
今、日本政府が頑なに翁長さんに会わないというもう一つの理由は、翁長さんはケネディ大使に会いたいと、ずっと要請しているんですよ。ところが、ア メリカはまだ日本の閣僚が会っていないところでアメリカだけが先走りたくないという感触なんですね。ですから、政府と会った次の段階で、沖縄が直接アメリ カと交渉する、あるいは国連に訴えることになるのをなんとしても止めたいと政府は思っているんでしょう。
いずれにしても、沖縄の状況がどうなっているかということを、自分たちの希望的観測ではなくて、等身大で見なければいけないと思うんですけれど、なかなかそこは難しいんですよね。
私は、沖縄と日本は一体であってほしい。それは、父親が日本人、母親が沖縄人ですので、非常に強く思うんですよ。そのためには、やっぱり沖縄への過 重負担ということで、「同胞と思っていないんじゃないか」という疑念を沖縄が持っていて、それに対してぜんぜん応えていない東京の中央政府、これが問題だと思うんですよ。普通の日本国民に関しては、そんな細かいことは知らないですしね。べつに、沖縄とそんな対立を起こそうと思っているわけではないですから。
マスコミにしても、こういった条約(琉球王国がアメリカ、フランス、オランダと結んだ条約)があって、それが里帰りするんだということが、東京のメ ディアではほとんどスルーされちゃっていますからね。沖縄では大きなニュースになっているのに。最近、そういうことが多いんですよね。(・・・以下略) ≫(現代ビジネス:佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol.054(2015年2月13日配信:文化放送「くにまるジャパン発言録」より))
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