http://www.asyura2.com/15/senkyo180/msg/519.html
Tweet |
「農水族」頼み裏目に=安倍首相判断、与党も批判−西川氏辞任
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015022400832
安倍晋三首相が自民党「農水族」の実力者として農政改革に手腕を期待した西川公也前農林水産相は、関連業界からの献金問題で辞任に追い込まれた。専門分野に精通すれば関連業界との癒着が疑われる可能性が高まることは否めず、西川氏の起用は結果的に裏目に出た。首相の判断には与党内からも批判が出ている。
西川氏は栃木県職員、県議を経て衆院議員に転じた。県職員時代から農政に関わり、この分野に詳しい。首相は2013年3月に環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を表明する前から、西川氏に党TPP対策委員長を委ねていた。
だが、西川氏は昨年秋の入閣直後の臨時国会で、経営破綻した和牛オーナー商法の企業から献金を受けた問題などが野党から追及された。昨年末の第3次政権発足の際、自民党内には再任を不安視する声もあったが、首相は農協改革とTPP交渉で族議員や業界の抵抗を抑えるには「西川氏が適任」(同党幹部)と判断し、続投させた。
首相は第1次政権でも、世界貿易機関(WTO)の農業交渉をにらみ、農水族の松岡利勝氏を農水相に起用した。しかし、松岡氏は事務所の政治資金問題を受けて自殺し、後任の赤城徳彦氏、遠藤武彦氏も「政治とカネ」で相次ぎ辞任、政権は深手を負った。首相にとって「農水相ポストは鬼門」との指摘もあるほどだ。西川氏の後任に経験者の林芳正氏を再登板させた人事には、1次政権の轍(てつ)を踏みたくないとの思いがにじむ。
西川氏は、農林水産関連業界との関係がまさに焦点となっている。西川氏側は13年に「精糖工業会館」から100万円の献金を受けた。砂糖は日本がTPP交渉で関税維持を目指す重要5項目の一つで、西川氏は当時、党TPP対策委員長として影響力を行使し得る立場にあった。また、国の補助金を交付された木材加工会社から300万円の献金を受けた問題では、同社の顧問に就いていたことも判明している。
西川氏の起用に固執した首相に、自民党では公然と批判の声が上がった。村上誠一郎元行政改革担当相は記者団に「きちんと人事をやらないとほころびが出る。4人目(の閣僚辞任)が出たら内閣の存続が問われる」と警告。自民党幹部の一人も「そもそも西川氏を入閣させるべきでなかった。終わりの始まりだ」と危機感をあらわにした。
[jiji.com 2015/2/24]
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK180掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。