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海兵隊が何かやるという計画も無い辺野古基地なんて、絶対に造らせてはダメだ!
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c5d9f2a47f8be0cc15987f93e228e70e
2015年02月20日 ウィンザー通信
「米軍の海兵隊は、出て行くのであれば立ち退き料がほしいということで、その結果として、辺野古移設ということになった。
だがその先に、この地域で海兵隊が何かやるという計画は無いと思う」
「日本の安全や地域の安定ということではなく、米国の軍の都合で動いていて、その都合に日本は合わせている」
東アジア・太平洋担当国務次官補カート・キャンベルが、
「中国が軍事増強しているので、沖縄で、少なくとも3つの非常事態用滑走路を使うことが必要」と言ったことから、
辺野古の基地が必要とされた。
「キャンベルは、もっともらしいことを言って力でねじふせただけ。
自分がジャパンハンドラーだということを、ワシントンに示したかったというだけだと思う」
以上は、植村秀樹・沖縄国際大学研究員の考察です。
もし氏の考察通りなのであれば、今のこの、暴力と破壊に満ち満ちた辺野古工事の強行は、何が何でも止めるべきことだと強く思います。
そもそも“日本の民主主義”と“沖縄の民意”は相いれないの?
文字起こし
そもそも日本の民主主義≠ニ沖縄の民意≠ヘ、相容れないの?
https://www.youtube.com/watch?v=czk61HM7I0s
今、辺野古で、衝突がずっと続いている。
いろんな大きなニュースがあった。
あまり報道としては出てない部分があるが、気になっていたので取材をしてみた。
沖縄の民意がいろいろと示されたのは、去年の選挙。
その中の多くの民意とは、辺野古の工事をやめてほしいというものだったが、今も粛々と進められている。
沖縄の民意の結果として、翁長さんが知事になった。
沖縄県知事として、6度上京し、会いたいという申し入れをしているが、一度として総理・官房長官に会えていない。
担当大臣が会っていると政府は言っているが、翁長知事が会いたいのは総理・官房長官であり、この状況はこれまでの沖縄知事とは扱われ方が違うように思える。
政治家は常に、選挙戦の勝利が民意≠ニ言ってきた。
で、四つの選挙すべて(昨年1月・名護市長選、9月・名護市議選、11月・沖縄県知事選、12月・衆議院小選挙区)で、辺野古反対派が当選した。
それに対して総理は、
「私たちは、辺野古移設が唯一の解決策という考えだが、その考えに変化はない」
と述べ、まさに粛々という状況が続いている。
抗議活動をしている方々は、どういう人たちなんだろう。
特別な方々なのだろうか。
キャンプシュワブゲート前
土曜日ということもあるかもしれないが、だいたい100人以上の人が座り込みをされている。
プロとかいうのではなくて、普通の方がほとんどだという印象。
辺野古で座り込みをする人たちは、顔を隠すこともなく、もちろん木の棒も持っていません。
座り込みの抗議活動を行う人へのインタビュー。
ーテレビを観ている人は、こういうことをやっている人は特殊な人だというふうに思っている方が多いと思うのだがー
名護から駆けつけてきた女性:
普通の市民です。
ーみなさんが反対される最大の理由は?ー
基地があれば、沖縄が一番はじめに攻撃される。
沖縄県民が「造ってください。よろしいですよ」として認めた基地はひとつも無い。
仲井真前県知事が、「基地を造ってもいい」などという誤ったメッセージを、全世界に発信をした。これが許せない。
私たちの民意が反映されないということは、民主主義が圧殺されているということ。
場所によっては原発問題だったり、TPPの問題だったりすると思うが、
そういうふうに民意を聞かないで、ある人たちの利益のために、今の政治が動いているというふうに思う。
座り込みに向かう人たちのために、沖縄県各地から、『島ぐるみ会議』が運行する、辺野古行きのバスも出されている。
バスを使い、抗議活動へと向かう人に話を聞いてみた。
那覇市在住の抗議活動に参加する女性:
この間初めて参加して、ほんとになんでもないじいさんばあさんが、
「もうワジワジー(ムカムカ)して我慢ならん!毎日行かんといかん!」と言うのを聞いて、
(私も)ボーッとしてはいられないなと思った。
抗議活動は、海の上でも行われている。
映画『圧殺の海 沖縄・辺野古』2月 東京・名古屋・大阪で劇場公開
抗議活動を行うカヌー隊と、海上保安庁の姿を描いたドキュメンタリー映画がある。
この映画の共同監督、影山あさ子さん。
彼女が抗議行動を撮影しているときに起きた出来事が、先月国会で取り上げられた。
国会衆院予算委にて(先月30日)
赤嶺政賢衆院議員:
影山あさ子さんが、抗議船に乗船し、海上作業の様子を撮影していました。
そこに、海上保安官が乗り込んできて、影山さんに馬乗りになって、左足で押さえつけて、
影山さんのカメラに手を伸ばして、執拗に奪おうとしています。
これは明らかに、乱暴な過剰警備、乱暴な行為じゃないですか。
実際にどんなことがあったのか、影山さんに聞いた。
影山氏:
(船に)乗ってきた保安官にカメラを向けたら、手で一回バンッとはたかれて、ライフジャケットを手で掴まれて、グッと引っ張られるような格好で座らされて、
その際に、馬乗りの状態で取り押さえられた。
これについて、海上保安庁を監督する、太田国交大臣は国会でー。
太田国交大臣:
写真の見方であろうと、私は思います。
あくまで、同乗する小型船の縁にいた女性の身体を保持するということが、この写真の行為である、という報告を受けております。
ー安全確保のためにやってるんだと、海上保安庁側は言っているがー
影山氏:
安全のためであるならやり方が違う。
まして人の上に足を置く、というような行為が、すべて許されるような状態とは思わない。
カヌーの人たちは、全治1週間2週間、あるいはあばら骨がおられるとか、頚椎捻挫とか、いくつもの出来事があって、
私が見ていたので言えば、(海保が)カヌーのバドルを遠くへ投げると…。
海上保安庁の職員が、カヌーからパドルを取り、海に放り投げているように見えます。
影山氏:
パドルがなければカヌーはどこにも行けませんから、海の安全を守る立場の人たちが、そういうことを本当にやってはいけない。
辺野古には、沖縄選出の国会議員も、たびたび足を運んでいる。
玉城デニー衆院議員:
沖縄はやはりどちらかというと、観光や独特の文化・言葉のイメージだったりする。
ですからそこにまさか、これだけの(米軍)基地が置かれているということの事実そのものが、わからないという人が多いのだと思う。
しかし、それがいざ政府の側になると、明らかにそれは、分かっていてやっていることですから、
そこの地域に押し込んでおけという、明らかな差別だということがはっきりするわけです。
このまま、沖縄の民意≠ェ無視しされ続ければ、その先に何が待っているのかー
元々、自民党の沖縄県議会議員であったにもかかわらず、昨年末の衆院選では、無所属として移設反対を訴え当選した、仲里利信衆院議員はー
仲里議員:
行き着く先は、やっぱり独立…。
現職国会議員から飛び出した『沖縄独立』。その真意とは。
ー(仲里議員にとって)古巣である自民党のトップが、
「沖縄で、いろいろな民意が出ているけれども、いやいや粛々とやるんだ」と言って、けが人も出ている状況、これをどういうふうに見ているかー
仲里議員:
県民としては、なす術はない。
流血を覚悟で、殴り合いになるなど、そういうところまでいくのではないかと、
それだけ非常に心配している。
ーこのままいくとどうなるのか、ということなのだがー
仲里議員:
特例型沖縄単独州を実現する、県議会OBの会、というものを作っている。
ー単独州…県ではなくて、それはどういうものか?ー
仲里議員:
要するに道州制の。
ーそれはどの程度の(行政)権限を考えているのか?ー
仲里議員:
外交と防衛を除くすべてを、地元(沖縄)でやると。
ーほぼ独立≠ノ近いのでは?ー
仲里議員:
近いですな。
行きつく先は独立≠ニいうふうに、今の状況からすると、そこまでいくのではないか。
映画監督の女性が、海保職員に馬乗りにされた≠ニする件について、海上保安庁に聞いてみた。
実はカメラが回っていたので、こちらのカメラの映像も観た。
しかし、完全に下を向いていて、これを検証できるような状態ではなかったが、「痛い痛い」というふうな音だけはずいぶん入っていた。
海保の主張は下の写真の通り。
次に、カヌーの男性のパドルを、海保職員が奪って投げた≠ニする件については、
カヌーというものは、パドルを失うとただの浮いている舟になって、大変に危険。
海保は、海上での安全確保のために必要な処置を行うべきなのに、この行為は間違っていないのか。
海保の主張は下の写真の通り。
このように、見えないところでは何が起こっているかわからないような、あいまいなことが多すぎる。
もっとみんなで見張らなければいけない。
独立の話も前からあるが、県内で世論調査をした結果、「独立がいい」と言っている人が多いというわけではない。
そうではないが、先先のことを考えていると、そういうことまで意識の中に上ってくる、ということを、仲里議員はおっしゃっている。
普通の市民の方々が、活動をせざるを得なくてしている。
沖縄県民の方々は、多分これまで、(この問題に関して)自分たちの意見を民意として扱われたことが無かったのではないか。
選挙であれだけ結果を出しているにもかかわらず、じゃあどうやって、いつ何をして主張をすれば、民意扱いされるのか。
ものすごい不信感を持っていらっしゃるということがよく分かる。
完全に差別をされている。
沖縄の民意を聞かないのは、民主主義としていいのか?
元外務官僚の宮家邦彦さん、元防衛官僚の柳沢さんに、そのことについて尋ねた。
ー今現在でも、普天間の危険除去のベストな案は、辺野古だと思われているかー
宮家氏:
私はそう思います。
ー何回かの(沖縄での)選挙で、辺野古への基地建設反対の意思が示されている。
民主主義の問題として、この沖縄の民意を聞かないというのは、どのように思われるのかー
宮家氏:
今、政府が何をしているかと言えば、
当然、すでに決断が下された問題について、法律に従って、粛々と実行している。
これはもう、政府として当然のことだと思う。
それと同時に、政府とは別に、沖縄の方で政治環境が変わった。
そして新しい知事さんが出てきた。
これは現実ですから、行政の問題というよりは、政治のレベルで解決すべき問題だし、
その時に必要なことは、最大多数の最大幸福のための施策、それからその中で、少数派の利益をどのように確保するか、
という、このバランスの問題だと。
政治の問題といえば、日米関係も政治の問題である。
アメリカの知日派の中から、今までの辺野古案を見直す発言も出てきている。
アーミテージ元国務副長官:
長く待っても、辺野古に関して、肯定的な結果は出ないだろうから、プランB(代案)を持つべき。
ジョセフ・ナイ元国防次官補:
(去年の沖縄県知事選の後)米軍基地の7割が沖縄に集中する現状は、基地の脆弱性につながる。
辺野古移設は、長期的な解決策にならない。
宮家氏:
なぜ、今おっしゃったふたりのような名前だけを、あげられるんですかね。
彼らはもうとっくに、政府から離れた人たちです。
我々が今話し合っているのは、アメリカ政府であって、そして国防総省であって、
そのような関係で、色々な議論の積み重ねをしてくるわけですから。
ーなぜ、その二人の名前を挙げたのかというと、もともとはやはり辺野古(移設)しかない、と言っていた二人で、
それが最近になって(主張が)変わっている。
やっぱり沖縄で、これだけ反対がある中で、米軍がそれでもある種強行して、辺野古に基地を造るということが、
そこでアメリカ軍がやっていくにあたって、プラスになるのだろうか、ということへの疑問なのではないかと思う。
彼らの立場がどうであれ、そこはある種、うなずける部分がある。
宮家氏:
それはうなずけない。
まったく一貫していない。
もしそんなことを今おっしゃるのであれば、その時点でそれをされればいい。
軍事の観点から見た場合に、果たしてあの航空施設(普天間基地)を、別のところに持って行ったときに、オペレーションとして機能するか、
私は機能しないと思う。
それができるほど、軍事技術の進展はまだありません。
一方、元防衛官僚の柳澤氏は?
柳沢協二元防衛官僚:
アメリカの中では、かねて辺野古を推していた人たちも、県民の抵抗があって、
敵意に囲まれるような状況で、(米軍が)駐留するというのは、もうむしろアメリカにとっても日米同盟にとっても、
非常に大きなアキレス腱になる、という認識を持っている人が、ずいぶん増えてきている。
やはり、地元から受け入れられない、歓迎されない基地っていうのは、基本的には存続し得ないという話。
場所の話は、技術的になんとかカバーする余地はあるけれども、政治的な住民の敵意というのは、カバーしようが無い。
どちらを重視するのかということを政治的にちゃんと考えれば、おのずと答が見えてるはずなのだが、
そこに目を向けようとしていない。
辺野古案は、アメリカにとっても『絶対』ではない
では、事態が一向に変わらず、移設作業が進むのはなぜなのか?
柳澤氏:
端的に言えば、面倒くさい≠ニいうことです。
日本政府は、総理大臣が変わるたんびに、辺野古にやりますと約束しているわけですから、
日本政府がやっぱりダメです∞違う案を考えます≠ニ言うならば、アメリカは協議を受けると思う。
ーじゃあ、(日本側が)言わないだけ、ということですか?
柳澤氏:
うん、言わないだけ。
なぜ言わないか。
一番大きな理由は、今までの整合性が説明つかない。
もっと端的に言えば、面倒くさい≠ニいうこと。
ー政府というか、防衛省、外務省が、面倒くさい≠ニいうこと?
柳澤氏:
アメリカの政府にとっても、海兵隊を説得することは大変なことなので、官僚的にはものすごく面倒くさい″業。
だから政治がそこは、面倒くさくてもやるんだ≠ニいう意思を貫かなければ、この問題は動かない。
ーこれに対し宮家氏はー
宮家氏:
あれだけ議論した結果、他に探すのはなかなか難しい≠ニいう意味でなら理解できるが、
思考を放棄した≠烽オくは検討を放棄した形で(辺野古に)執着している、というようなことをおっしゃる方がいるのであれば、
それは交渉を直接やったことがない方か、もしくは責任のない方だと思う。
ー翁長沖縄県知事と面会していないことについてー
今後、翁長知事やスタッフと、信頼関係が生まれていく中において対応したい。
逆に言うと、信頼関係が生まれないとどうなるんだろう?
信頼関係を作ろうなどと思っておられないふうに見えるのは、情報が無さすぎるのだろうか。
前向きに会って、疎通のひとつもしようというような感じが、全然見えてこない。
政府は、抗議している人に向いているのか、アメリカに向いているのか。
取材をした玉川氏自身の感覚、今起きていること、いろいろ取材をしたことからすれば、アメリカの方を向いていると思える。
もしこれが
アメリカの話だったら、
もしこれが
東京の話だったら
同じ事態になるのだろうか
文字起こしおわり
沖縄の基地の図です。
今、巨大なコンクリートの塊を落とされ、破壊され続けている辺野古の美しい海。
この小さな区域が、何が何でも実行だと、政府が異様な執着を見せている現場です。
なぜ沖縄なのか、なぜ辺野古なのか
岩上安身による植村秀樹 沖縄国際大学研究員インタビューより
カート・キャンベル元国務次官補「沖縄で、少なくとも3つの非常事態用滑走路が必要」─
植村氏は、日本の自衛隊の成立について、次のように語った。
「戦後、アメリカは、日本の帝国陸海軍を解体し、米国に都合のいいように作り替えた。
そのとき、日本が政治的・経済的に安定するようにするとともに、強くなるようにした。
そうした中で、自衛隊を育成した」
しかし、その一方で、アメリカは、日本の米国に対する貢献は、自衛隊の力ではなく基地だと考えていたと、植村氏は指摘する。
そうした基地のしわ寄せを受けたのが、沖縄である。
基地が沖縄にある理由は、地政学的にそれが有利であるからという意見があるが、植村氏は、そうした意見を否定する。
「地理的な問題という理屈は通用しない。沖縄に集中する方がかえって危ない」と、植村氏は指摘し、さらに、
「中国と米国が戦火を交える可能性は、無視していいほど小さい」とつけ加えた。
辺野古に基地を作ろうとするということには、どのような意味があるのだろうか。
植村氏は、
「米軍の海兵隊は、出て行くのであれば立ち退き料がほしいということで、その結果として、辺野古移設ということになった。
だが、その先に、この地域で海兵隊が何かやるという計画は、ないと思う」と分析する。
つまり、
「日本の安全や地域の安定ということではなく、米国の軍の都合で動いていて、その都合に日本は合わせている」ということだ。
70年代に、日本側が、米軍海兵隊に沖縄に留まるよう要請した文書があるが、その要請の真意は不明であると、植村氏は述べる。
また、東アジア・太平洋担当国務次官補カート・キャンベルが、
「中国が軍事増強しているので、沖縄で、少なくとも3つの非常事態用滑走路を使うことが必要」と言ったことから、
辺野古の基地が必要とされたことが明らかになっているが、
その件について植村氏は、
「キャンベルは、もっともらしいことを言って力でねじふせただけ。
自分がジャパンハンドラーだということを、ワシントンに示したかったというだけだと思う」と語った。
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