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パーティーでせっせとカネ集め (C)日刊ゲンダイ
TPP聖域業界こぞって献金 西川農相“真っ黒”な資金報告書
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157347
2015年2月20日 日刊ゲンダイ
黒い献金が波紋を広げている。西川公也農相の政党支部が、砂糖メーカーの業界団体「精糖工業会」の運営するビル管理会社「精糖工業会館」から違法献金を受けていた問題。砂糖は、TPP交渉で関税撤廃の例外とする「聖域5品目」のひとつ。献金を受けた当時、対策本部長だった西川農相が蜜月なのは砂糖業界だけじゃない。
西川農相の政党支部「自民党栃木県第2選挙区支部」の政治資金収支報告書を見ると、思わず「アウト!」と叫びたくなる。砂糖業界を中心にコメ、牛・豚肉、乳製品と、「聖域」に指定された業界からの献金がワンサと出てくるからだ。西川農相は精糖工業会館を含め、11〜13年の3年間に「聖域」関連9社から献金やパーティー券購入などで総額540万円を受け取っていた。
「ダイワ」は布団やコタツなど日用品の通信販売をメーンにし、コメ農家にとって必需品の玄米保冷庫の開発・販売を手掛けている。東証1部上場の「三井製糖」は国内最大手の砂糖メーカーで、14年3月期の純利益は約52億円。スプーンマークのパッケージの「上白糖」は、スーパーなどでもおなじみだろう。「牛・豚肉」「乳製品」関連の2つの政治団体は、言わずもがなだ。
「『日本養豚振興政治連盟』は、13年に自民党『養豚議員懇話会』の所属議員を中心に寄付を送っています。連盟幹部は『聖域』維持のため、『理解が深い議員を支える』と献金アップを明言したようです。『日本酪農政治連盟』も、13年に自民党議連『TPP交渉における国益を守り抜く会』などの所属議員に計約930万円寄付しました。09年からの5年間で最高額と、こちらも関税撤廃対策に躍起になっている」(政界事情通)
■農水省の事業受託企業も寄付
5品目とは無関係だが農水省の事業を請け負う企業からもカネをもらっている。農業コンサルの「ファームコンサルティング」(東京・渋谷区)からは、12、13年に献金やパーティー券購入で計3回、総額110万円を受け取った。同社代表の石田誠一氏からも11〜13年に計4回、総額116万円を受け取っている。
ファーム社は、12、13年に農水省の補助事業の競争入札に参加。「緑と水の環境技術革命プロジェクト」と銘打たれた事業で、農業関連企業の成長促進を名目に、約52億円が拠出された。ファーム社は12年に「調査及びシステム最適化」という事業を700万円で受注し、13年にも400万円で同様の事業を受注した。
民間調査会社によると、ファーム社は従業員7人、13、14年3月期の売り上げは計1億4000万円だ。税金を使った事業が売り上げの1割近くを占め、そのうち約20%が西川に渡っていた。本件に関しファーム社に問い合わせたが、「担当者不在」として回答を拒んだ。
西川農相が政治資金規正法違反の疑いを持たれたのは、規正法が国の補助金を受けた会社に対し、交付決定通知から1年間、政党などへの献金を禁じているからだ。精糖工業会館も寄付をする4カ月前に決定通知を受けた。ファーム社の件も補助金と違って法には触れないが、構図は同じだ。まさに“叩けばホコリ”。まだまだ返金額は膨らみそうだ。
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