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安倍首相による代表質問への答弁
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52685383.html
2015年02月17日 在野のアナリスト
ユーロ圏財務相会合が、ギリシャへの支援を協議したものの、ギリシャは拒否しました。市場はどうせ解決する、と楽観しますが、もしギリシャが現在の支援プログラムを受け入れるなら、政権は崩壊し、再選挙となります。一方でEUが妥協を示せば、他の支援をうけている国々も条件の見直しを要求し、反EUの動きにつながりかねず、落としどころが極めて難しい問題です。
日本の国会は、安倍首相の施政方針演説に対する代表質問が衆院で行われています。その話の前に、安倍氏の取り巻きは醜聞つづきです。一昨年、安倍首相直属の教育再生実行会議のメンバーだった曽野氏が、アパルトヘイト容認とみられるコラムを産経に掲載、内外から批判をうけています。内容は詳述しませんが、国が命じて住居を別ける、など極めて差別的な内容だけに、海外メディアもこぞってとり上げるなど、炎上しています。日本の教育実習制度さえ、海外からは奴隷契約とも言われる状況ですから、尚のこと騒動は広がり易くなっているのでしょう。
同じ作家の百田氏の小説が原作のドラマが、テレビ東京の開局50周年記念番組として大々的に広告をうちながら、大惨敗と伝わります。痛キャラ、とも揶揄されるようですが、発言や態度が物議をかもし、人間性に疑問がつくことで作品も魅力をなくす。あまり作家ではみられないパターンですが、作家自身が前面にでるようになると、歌手や俳優などの人間性を重視する人気職業と、同様の形がみられるようです。NHK経営委員も退任するなど、まさに凋落の一途です。
西川農相が、国から補助金をうける精糖工業会館や木材加工会社から献金をうけていた問題。これは政治資金規正法上アウトです。西川氏は弁明しますが、農相の能力がない、と述べているようにしか聞こえません。補助金がどの団体に流れているか、を全く知らないというのですから。自民党の石井議員には日歯連から、政治資金規正法が禁じる年間5千万円以上の寄付を迂回献金で果たすなど、法に抵触するのは明々白々です。それでも安倍政権は擁護します。なぜならこの政権に遵法意識や、規範を守る意思は初めからありません。憲法は改正する、経済はうまくやったもの勝ち、の新自由主義。自分たちを批判する者は攻撃し、排除する。これで政治家の政治資金だけ、清廉潔白を求めていたら、それこそ違和感が先に立ってしまうでしょう。
なので、首相の答弁も殊更に自身の態度とは真逆のことに終始します。21世紀こそ人権侵害のない世紀に、頑張れば報われる社会に。いずれもそうでないから、発言せざるを得ないのです。格差について問われても「色々な指標があり…」と述べ、否定しますが、その色々な指標の一部を抜き取って、自らの成果のように語るのは安倍氏本人です。これだけ自分に都合よく、解釈を捻じ曲げていたら、それこそ本来は貫かれるべき『正義や道徳』も歪むのでしょう。
靖国参拝では「国のために尊い命を犠牲にした方に冥福を…」と述べますが、人質になって犠牲になった方は、首相としては一顧だにしないようです。兵士だけが英霊として祀られる、これでは「人権が尊重される成熟した社会」など、到底ムリです。誰もが等しく、同じ権利をもち、同じように扱われる社会。戦争で亡くなった人なら、誰でも同じように祀られるのなら、首相が参拝することにも意味があるのかもしれません。命に色がついているようにしか見えない、この政権では答弁すればするほど、その態度との乖離が腑に落ちなくなります。欧州は落としどころがみえませんが、日本は色々な問題に、落とし前さえつけられない状況に陥っているのでしょうね。
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