30. 2015年2月18日 21:51:04
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小沢一郎 代表 山本太郎 代表 記者会見 2月17日 2015/02/18 12:38 銅のはしご 小沢一郎 代表 ✑ 私も農協の組合員であり農協の今の組織については大きな改革をしなくてはならないという意識は持っている。 ただ,今日の安倍政権=政府の考え方は,農林水産業の分野にも,競争原理を徹底的に導入しようという考え方が背景にある。 まったくのセイフティ・ネットを取り払われては,かなり多くのものは生き残ることはできないだろう
✑ かつて西川公也農水相は,TPP反対の先頭に立っていた。大臣になったのに奇異な感じを受けた覚えがある。 いずれにしても,今回のことは事実であるとすれば,国民にTPP交渉の正当性を疑わせることになってしまう行為であり,慎んだ方が良かっただろう ✑ 戦後70年。同じ敗戦国であるドイツも明確に過去の歴史的事実を認め,全世界に謝罪している。 日本もドイツほどとは思わないけれども,一定の政府としての姿勢を今日まで示してきた。それを継続することが良いだろうと思う 山本太郎 代表 ✑ 選挙制度については教育,被選挙権年齢の引き下げ,供託金の見直しが今後の課題 ✑ 季節が暖かくなったら,記者の方々,街の人々の質問にも答えるという形で会見を街頭で行ないたい https://www.youtube.com/watch?v=y-WsTMDhhrY&feature=youtu.be&a 2015年2月17日(火) 小沢一郎 代表 山本太郎 代表 記者会見 生活の党と山本太郎となかまたち 15:17 文字起こし 読みやすくするため若干表記を整えました。<かっこ>はメモ上の補足です 【 記者質疑 】 日経新聞 ; 今国会で,選挙権年齢を18歳に引き下げる法案が提出されて野党の状況から成立すると言われているが,御党の対応についてを。 玉城 デニー 幹事長 ご報告だけ,私,幹事長から申し上げます。 先国会で,前の担当が,鈴木克昌先生だったんですが,そのときに一度,党としては賛成で,共同提案ということで纏めさせていただき,廃案になったその法案をもう一度同じように語句を変えずに今国会に提出したいと申し出がありました。 生活の党では,共同提案に賛成という形で,党としては取り纏めました。 その件については,山本太郎代表からも,一言お願いします。 山本 太郎 代表 この話しは昨日今日始まったことでなく,ずいぶん前から進んでいたと。国民投票法では選挙権が18歳になっていて,普通の選挙が20歳からのままで,アンバランスだし,それを引き下げるという話しですよね。ザックリ言うと。ある意味これはリスクもあるんだろうなと僕の中では思います。どんなリスクかと言うと,日本の教育において,政治というものに対して興味を持つような教育が為されていないんですよね。例えば,税金という問題もそうだと思うんです。全員,誰しもが払わなければいけないものなのに,税金ってどんなものなのか良く分からない。どんどん勝手に決められて搾取されるというようなシステムがもうでき上がっている。おかしいですよね。で,選挙。政治に参加する選挙,投票ということを考えても,そのことに対して,教育は,全然充実していない。 で,党としてそのような判断,共同提出・提案という形で賛成という形なんですけれども,僕の中で,もう1つ提案させていただきたいのは,この(選挙権年齢を)18歳に引き下げることに対して,例えば小学校,中学校,高校とかで模擬投票というものが全国的に行なわれるようなことにならないかと。それぞれの年代によって,支持政党とかも変わってくるだろうし,そのためには何が必要かと言うと,それぞれの党の出している政策に対しての討論も,それぞれの年代において行なわれなければいけないんじゃないか。 こういうことは恐らく,法律とかに書かれると,啓発とか啓蒙とかいう言葉で片付けられちゃうけど,もっと細かく書く必要があるんじゃないかなと,僕の中では思うことが1つあります。 もう1つは,選挙の投票年齢が18歳に引き下げられるならば,被選挙権も引き下げられる必要があるんじゃないか。 それだけじゃなく,供託金。選挙権年齢,被選挙権年齢を引き下げたとしても,(高額に過ぎる)供託金が今のままじゃ,本当に(選挙制度を)変える意思が感じられない。 そういう,今挙げた3点,教育という部分,被選挙権年齢の引き下げ,そして供託金(の見直し)。党内でこの3つをもう少し見ながら勉強していく必要があるのかなと。党としては,共同提出したわけだから賛成という立場で。僕にとってはもう少し深める必要があるだろうと。そして,それを呼びかける必要もあるんじゃないかなということも感じています。 岩手日報 ; 小沢代表に伺います。先日,安倍首相が 所信表明で 真っ先に農協改革の話しをされていた。政府としても農協改革,JA全中の監査権限廃止に乗り出しているが,これの受け止めを。 <JA全中(全国農業協同組合中央会)と政府 ・自民党の協議は,2月9日決着。 JA全中の監査 ・ 指導権をなくして,2019年3月末までに一般社団法人に転換。1954年の発足以来60年ぶりの大改革。 成長戦略?として農産物流通の半分約700の地域農協の競争を促し農業再生を言う> 小沢 一郎 代表 この点については,機会ある度にお話ししていたと思いますけれども,私も農協の組合員ですから,その意味においても,農協の今の組織については,大きな改革をしなくてはならないという意識は持っております。 ただ,今日(こんにち)の安倍政権=政府の考え方は,農業,あるいは農林水産業と言っても良いでしょうけれども,その分野にも いわゆる新自由主義的なと言いますか,競争原理を徹底的に導入しようという考え方が背景にあるだろうと思います。 ここ日本の農産品でも,もちろん生き残れるものもありますけれども,かなり多くのものは,そういう,まったくのセイフティ・ネットを取り払った自由競争の下では,生き残ることはできないだろうと思います。 そして同時に私は,食糧の自給論者でありますし,日本も食糧自給は十分可能であるという確信を持っておりますんで,そういう意味においても,自由競争の原理を徒に導入して,いいものだけは良いかも知れませんけれども,これは,今の安倍政権の経済政策とまったく同じで,どんどん大きい者,強い者を大きくしていけばいいと。 そのうち皆も良くなるだろうってな,本当にいい加減な考え方の下に経済政策は運営されていますが,農業についても同じようなことをやって行こうということだろう,と思います。 したがって今の安倍政権・政府のやっていることについては,以上の点で,まったく農家のためにもならないし,国民のためにもならないし,御国のためにもならない。そう思います。 毎日新聞 ; 西川(公也)農相の政治資金の報道(※)があるが,その受け止めを。社民党の吉田党首は,西川大臣に対して辞任すべきだと言っているが。小沢先生に伺います。 小沢 一郎 代表 一部の新聞報道ですので,事実関係,真実は分かりませんから,論評することはできませんけれども,もしそれが仮に事実だとすれば,TPP交渉,甘利さん<内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)>がやっているようですけれども,その産業分野の所管大臣ですから,そういう意味では,国民にTPP交渉の正当性を疑わせることになってしまいますので,それは決して良いことではないと思っております。 まあ,彼は,かつてTPP反対の先頭に立ってた人かな。 <記者席・笑> 農林大臣になったときに,ちょっと奇異な感じを受けた覚えがあるんだけれども。農林大臣は,農林水産業を守るということ,所管大臣だけれども,政府の一員ですから。 政府の方針に,他の国務大臣が反対するっつうわけには いかないわけで,そうすると,TPP推進の立場にならざるを得ないわけですからね。そういう意味では,ちょっと不思議に思った経過もありますけれども。 いずれにしても,今回のことは,事実であるとすれば,誤解を招くような行為であると思いますので,慎んだ方が良かったのかなと,そう思っております。 進退のことは,自分自身で決めることですので,本人にお聞きいただければと思います。 共同通信 ; 小沢代表に伺います。安倍総理が,戦後70年談話に関して安倍政権としての観点で考えていきたいと仰っている。侵略という言葉について,それを明言していないものの,入れることを見送ると示唆されている。そのことについての賛否を。 小沢 一郎 代表 これもまだ(正式に)出たわけじゃないんでね。仮にという話しになって(しまい)論評はできませんけれども。 わたくしはやはり,従来,ようやっと,その過去の歴史的な事実についての,一定の政府としての姿勢を示してきたわけですから。 それは,例えば同じ敗戦国で(ある)ドイツなんかも...まあ,記者会見であまり言うのも変ですけれども,かなり明確に過去の歴史的事実を認め,そして全世界に謝罪しているという経緯もありますが,日本もドイツほどとは思わないけれども,戦争の歴史的事実についてはしっかりと受け止めて そしてようやく今日(こんにち)まで,そのことを政府としても,姿勢を示したわけですので,それを継続することが,良いだろうと思いますが,まあ,安倍さんの考え方は,どうですかね。それは(談話が)出てから,また,論じたいと思います。 山本 太郎 代表 先日の,小沢共同代表と一緒にお話ししたときに,提案させていただいて,そしてご理解いただいている話しを,皆さんにお伝えしたいんですけど,記者会見,このような形で議員会館の下(地下)でやっているんですけど,これからもう少し暖かくなったら,表に出ようと思います。例えば,新橋であったり有楽町であったり池袋であったりとか,分かりませんけれど,街頭で,来ていただける記者の方にはもちろん,質問していただいて,記者の質問だけではなく,街の皆さんの素朴な疑問に,小沢共同代表だったり,山本が,答えて。そういうコミュニケーションの場を,質問というものを,街の人々から,色んな暮らしをされている人方々から拾っていくという,街頭記者会見なるものを,これから展開していきたいと思いますので。毎回この中でということにはならないと思いますので,また皆さまにはお伝えいたしますけれども,そのような予定があります。有り難うございます。 小沢 一郎 代表 はい,有り難う。 http://4472752.at.webry.info/201502/article_23.html
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