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曽野綾子氏に贈る詩「みんなちがってみんないい」(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/15/senkyo180/msg/160.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 2 月 17 日 14:19:58: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-82f2.html
2015年2月17日

差別主義者の精神構造の中心には強い劣等意識がある。

他者を見る際に常に

優劣意識が支配する。

自分よりも他者が優れていると認識し、強い劣等意識を有するのである。

その激しい劣等意識の裏返しが他者への差別言動になって表れるのである。

ものごとの判断の基準に置かれるのは常に

優劣の尺度

である。

差別主義者の行動の特性は、

自分より優位にあると判断する者に対しては卑屈にひれ伏す。

自分より下位にあると判断する者に対しては尊大、横暴に振る舞う。

差別主義者の根本には常に強い劣等意識があることを見抜いておく必要がある。


曽野綾子氏が産経新聞に寄稿したコラムが批判にさらされている。

曽野氏の言説は典型的な差別主義者のものである。

日本が高齢社会に移行し、介護・医療のニーズが拡大する。

このニーズに対して、曽野氏は外国人労働者を消耗品、自分たちのニーズを満たすために利用しようとの姿勢しかない。

介護の仕事に従事する者の立場でものを見る視点、他者の立場でものを見る視点が存在しない。

要するに、自分の利益がすべてなのである。

介護の職務に従事する人々に対する敬意と尊重の視点が存在しない。

介護の仕事に従事する多くのプロフェッショナルがいる。

その技量に優れた人もいれば、技量が未熟な人もいる。


物書きも同じだ。

文章を書くことなら誰でもできる。

誰でもできるが、そのなかに熟達者と未熟な者が存在する。

物書きの曽野綾子氏に、物書きの仕事なら誰でもできる。

技量も力量も必要ないと言うなら、色をなして激怒するだろう。

強い者にはひれ伏し、弱い者には尊大に振る舞う者ほど、尊大に振る舞われたときに敏感に反応するものである。

差別をする者ほど、差別に敏感に反応するのである。


優劣の尺度でものを見る視点の反対にある視点は、平等の意識である。

自分には優れている点もあるが劣っている点もある。

他者も同じだ

良いところもあれば悪いところもある。

これが真理である。

ものごとには必ず陰と陽がある。

陰だけのものもなければ陽だけのものもない。

すべての存在に陽があり、陰がある。

それを含めれば、すべては似たようなものなのである。

ある面で秀でているということは、別の面で劣っているということの裏返しである。

そこまで考えると、どの存在にも全体としての優劣はない。

「みんなちがって、みんないい」

のである。


曽野綾子氏には、金子みすゞの次の詩を送っておきたい。

私と小鳥と鈴と

金子みすゞ

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

 

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コメント
 
01. 2015年2月17日 14:23:23 : ddZ05A4Xxw
曽野氏コラム、共生願う心に波紋 「国際社会で通じぬ」
2015年2月17日05時33分

 外国人と居住区だけは別にした方がいい――。11日の産経新聞紙上に掲載された作家・曽野綾子氏のコラムが波紋を呼んでいる。ともに住めば摩擦もある。でも、互いに歩み寄れば解決できると、多文化共生を進めてきた街の住民たちは語る。(牛尾梓、清水大輔、山本孝興、斉藤佑介)

 「居住を分けることはまさにアパルトヘイト。看過できない」。産経新聞社と曽野氏に抗議文を出したNPO法人アフリカ日本協議会の斉藤龍一郎事務局長は言う。

 南山大(名古屋市)などで講師をする南アフリカ出身の歌手プリスカ・モロツィさんは曽野氏の主張について「どうしてそんなことが言えるのか。アパルトヘイトでたくさんの黒人が死んだのに」と憤った。

 11日の掲載後、ロイター通信など海外メディアは「首相の元アドバイザーがアパルトヘイトを称賛」などと報じた。ネット上で問題視する声が広がり、プリスカさんも日本に住む英国の友人からフェイスブックで教えられ、同郷の友人らともネット上で議論した。

 両親はザンビアに亡命。南アの祖母宅を訪れた際には、白人の警察官に「ニガー(黒人の蔑称)」と呼ばれた。バスもトイレもすべて白人とは別。母の実家は土地を奪われ、反アパルトヘイトを唱えた親戚は殺された。プリスカさんは「日本人はほかのアジア人より上だと思っているの? 私たち人間に上も下もない」。

 東京・大久保に15年前から住む40代の韓国人男性は「ばかげている。国際社会では全く理解されない主張ではないか」。

 来日当初は、部屋探しで不動産業者から「外国人お断り」と言われることが多かったが、最近では中国や中東の人たちも普通に暮らす。半面、ヘイトスピーチがきっかけで商店の客足は激減。「居住は別という考えもヘイトスピーチも、異なる相手を一方的に拒絶する点で同じでは」

 南アフリカのモハウ・ペコ駐日大使らからの抗議を受けて、産経新聞は15日朝刊で小林毅・東京編集局長が「(コラムは)曽野氏ご本人の意見として掲載した。産経新聞は、一貫してアパルトヘイトはもとより、人種差別などあらゆる差別は許されるものではないとの考えです」とコメント。同社広報部は16日、朝日新聞の取材に「15日に掲載した記事以上にお話しすることはありません」とした。(牛尾梓、清水大輔)

 群馬県大泉町では1990年の入管法改正後、企業城下町として日系人労働者が集中し、ピーク時の08年には町の人口約4万2千人のうち日系ブラジル人が5140人(12・2%)を占めた。

 町多文化共生コミュニティセンターによると、当初は、ゴミ分別の習慣がないことや、週末のバーベキューパーティーの騒音などで、地元住民との摩擦も少なくなかったという。

 日系3世の平野勇パウロさん(36)は「自分たちのコミュニティーで完結して交流を持つ必要もなかった」。だが互いを理解しようとする姿勢が生まれ共生が進んだ。町は月1回、ポルトガル語の広報紙を配布。平野さんも日本人向けにブラジル人コミュニティーを紹介する季刊紙を発行した。

 東京・池袋。地元の豊島区観光協会の斉木勝好会長(76)は中国人店主らにこう繰り返したという。「私たちも中国の文化を理解する。だから、あなたたちも日本人の作法を理解して」

 90年代ごろから、家賃の安いアパートに中国出身の留学生らが集まり、次第に中国系商店も立ち並びだした。通りに勝手に物を置く。商店街の会費も払わない。そんな姿勢だった店主らも少しずつ日本の文化になじんできた。中国系2世の店主らが商店街の役員にもなった。

 斉木さんは「他国の文化を受け入れるには時間がかかる。それでも、少しずつ歩み寄り、理解することで共生出来る。それを拒めば、対立しか生まれない」と話した。(山本孝興、斉藤佑介)

■メディア間で検証を

〈山田健太・専修大教授(言論法)の話〉 日本では人種差別表現を直接規制する法はない。メディアが表現の限界を自主的に検討するかたちで社会的合意が作られてきた。人権への配慮は報道機関の倫理であり、編集権を担う者は、記事でも外部筆者のコラムでも、人種隔離を肯定する言論を載せるべきではない。ただ、部落差別問題と同じで、差別用語の使用自体が問題なのではなく、文脈での内容の批評が必要。今回の表現が、批判されているような「アパルトヘイトの美化」なのかどうか、メディア同士で検証、批判し合うべきだ。

■国際問題になりうる

〈日本の南米系移民や排外主義に詳しい樋口直人・徳島大准教授(社会学)の話〉 国際的に「人道に対する罪」と確定しているアパルトヘイトを肯定するような内容で、国際問題になりかねない。ホロコーストにも良い点があったという発言に近い発言であることを認識する必要がある。アパルトヘイトは提唱していないと言うが、居住を区切るには法制が必要で、コラムは人種隔離体制で外国人労働力を受け入れよと言っているに等しい。居住を分ける根拠として、生活習慣の違いを指摘しているが、例えば日本で外国人がゴミ出しを守らない例があるとして、それは民族の問題でない。派遣労働や夜勤など生活サイクルの問題だ。

在日外国人にとっては、社会的な排斥と受け取れる内容が、影響力を持つ人の意見として全国紙に載り、社会に浸透していく恐怖感を持つだろう。政治的立場、人権感覚の問題以前に、国際問題となるようなものは、芽を摘んでいく必要がある。

     ◇

■産経新聞に掲載された曽野氏のコラムの要旨

 他民族の心情や文化を理解するのはむずかしい。

 日本は労働移民を認めねばならない立場に追い込まれている。そのためのバリアは取り除かねばならない。同時に移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない。それは非人道的ではない。

 南アフリカ共和国の実情を知って以来、居住区だけは白人、アジア人、黒人と分けて住む方がいいと思うようになった。白人だけが住んでいた集合住宅に、人種差別の廃止以来、黒人も住むようになった。彼らは大家族主義で、1区画に20〜30人が住みだした。マンションは水の出ない建物になり、白人は逃げ出し、住み続けるのは黒人だけになった。研究も運動も一緒にやれる。しかし居住だけは別にした方がいい。

     ◇

〈アパルトヘイト〉 かつて南アフリカ共和国で行われていた人種隔離政策。約2割の白人支配層が非白人を差別し、居住地区を定めたり、異人種間の結婚を禁じたりした。参政権も認めなかった。多くの黒人は都市へ出稼ぎに行き、安い労働力の供給源となった。1960年代から反対闘争が激化。国際社会の批判も高まり、91年にはアパルトヘイト関連法が廃止された。初の全人種参加となった94年の総選挙で故ネルソン・マンデラ氏が同国初の黒人大統領に就任した。

http://www.asahi.com/articles/ASH2J5SYDH2JUTIL04H.html?iref=com_rnavi_arank_nr04


02. 2015年2月17日 14:25:40 : ddZ05A4Xxw
曽野綾子氏「アパルトヘイト称揚してない」
2015年2月17日05時35分

 11日の産経新聞紙上に掲載されたコラムが「アパルトヘイトを許容している」との抗議を受けたことについて見解を求めたところ、作家・曽野綾子氏は朝日新聞に次のコメントを文書で寄せた。

     ◇

 私はブログやツイッターなどと関係のない世界で生きて来て、今回、まちがった情報に基づいて興奮している人々を知りました。

 私が安倍総理のアドヴァイザーであったことなど一度もありません。そのような記事を配信した新聞は、日本のであろうと、外国のであろうと、その根拠を示す責任があります。もし示せない時には記事の訂正をされるのがマスコミの良心というものでしょう。

 私は、アパルトヘイトを称揚したことなどありませんが、「チャイナ・タウン」や「リトル・東京」の存在はいいものでしょう。

     ◇

 〈その・あやこ〉 1931年生まれ。堕胎を扱った「神の汚れた手」など著書多数。2003年、夫の三浦朱門氏に続き文化功労者。13年1月に安倍政権の教育再生実行会議委員(同年10月辞任)。保守派の論客として知られ、同年8月には週刊誌で「女性は赤ちゃんが生まれたら、いったん退職してもらう」「職場でパワハラだセクハラだと騒ぎ立てる女性も、幼稚」などと発言し、論争になった。エッセー集「人間にとって成熟とは何か」は13年のベストセラー。

http://www.asahi.com/articles/ASH2J5TWDH2JUTIL04N.html?iref=com_rnavi_arank_nr03


03. 新共産主義クラブ 2015年2月17日 15:12:15 : w0NMVeciJ/Y.. : jVAy2LQP4Y
 
>「みんなちがって、みんないい」
  
 
 阿修羅掲示板を閲覧している小沢一郎支持者たちは、「みんな小沢支持者なのが、みんないい」という思想の人が多いと思うどね。
 
 小沢一郎支持者たちは、いわゆる一元論者、1ビット脳の人が多いと思う。
 
 小沢一郎支持者たちは、小沢一郎氏の政策を批判すると直ぐに

「反小沢一郎は、安倍晋三信者だ」「反小沢一郎は、悪魔教徒だ」

などと言い返して来て、意見の多様性を阻害しようとする人ばかりだ。
  
 その点では、阿修羅掲示板を閲覧している小沢一郎支持者たちは、安倍晋三支持者や、曽野綾子のような人と共通していると思う。


 
「おいおい、“濁った目”の反小沢一郎・悪魔教徒よ」(『日高見連邦共和国』)
http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/426.html#c9
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/344.html#c30
 
 


04. 2015年2月17日 16:04:20 : YxpFguEt7k
曽野綾子氏は病気ですかね。

人種差別は薬で治る精神疾患?
「今回の研究結果は、人種差別は「恐れ」に根差すものだという事実によって説明出来るだろう」
「潜在的な人種的偏見は、平等を心から信じている人の中にも存在しうる」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/03/post-2466.php

治療で治るかもしれませんな。曽野氏とネトウヨには通院をおススメします。

植草氏、がんばってください。応援しております。


05. 2015年2月17日 16:13:37 : xm5XHA9ITI
>>3

何でもかんでも小沢一郎代議士に結び付けるんですね。
ここは、曽野綾子氏のことですけどね。

アンチ巨人は巨人ファン。アンチ小沢も小沢ファン。
とにかく、小沢代議士のことが気になって仕方がないのですね。
これも、劣等感のなせる業ですかね。



06. 新共産主義クラブ 2015年2月17日 16:28:57 : w0NMVeciJ/Y.. : HJQqgA6f2s
>>05さん
   
>とにかく、小沢代議士のことが気になって仕方がないのですね。
  
小沢代議士本人は、一元論者、1ビット脳ではないと思います。

小沢代議士本人は、ビット数が足りないことより、むしろビット量子化の際の閾値変動が大きすぎる、つまり融通無碍すぎるところが問題ですね。



07. 2015年2月17日 18:05:28 : qLcTGqYQg2
 この婆さんがどんなに言い訳しても無駄です。

今までが悪すぎです。

サンケイも「多様な意見がある」で、曽根綾子と同列になりましたね。

終了です。

この会社は新聞を発行する資格はないです。


08. 2015年2月17日 19:57:07 : CitIj1i9v2
曽野綾子氏に関しては無様な評判を多く目にして来ました。具体的にしるすと古くは佐高信氏、最近では山崎行太郎氏。(興味を唆られた方はお二人の共著である「曽野綾子大批判」をお読みください。) しかしながら曽野綾子氏の劣等感とは思いもつかぬ指摘で、もっと突っ込んだ論を期待します。曽野綾子は何に劣等感を抱いているのか⁉️その原因は?

09. 2015年2月17日 20:23:24 : WpBVrTSCqI
>南アフリカ共和国の実情を知って以来、居住区だけは白人、アジア人、黒人と分けて住む方がいいと思うようになった。白人だけが住んでいた集合住宅に、人種差別の廃止以来、黒人も住むようになった。彼らは大家族主義で、1区画に20〜30人が住みだした。マンションは水の出ない建物になり、白人は逃げ出し、住み続けるのは黒人だけになった。研究も運動も一緒にやれる。しかし居住だけは別にした方がいい。


曽野のこの意見を読んで思うこと。
集合住宅は白人専用として作られていたもので、人種差別撤廃以後黒人たちも住むことができるようになったら、白人たちのライフスタイルと合いませんでした、ってことで、これはつまり日本の日系ブラジル人労働者問題とよく似ている。
日系ブラジル人たちも景気が良かった頃、ブラジルから家族兄弟を呼び寄せアパートや団地に住み始めた。
そこは彼らを雇った企業が用意した住宅ではあったが、もちろん普通に日本人も住んでおり日本の習慣や町内会や団地での決まりごとに疎い(言葉も文字も読めないのだから当然だが)日系人たちと日本人との軋轢が生じるのは当然のことであった。
また、呼び寄せた家族兄弟が一世帯でひしめきあい、彼らは当然のようにブラジル型の生活を営み始め、騒音や日系人同士の集会に近所の日本人たちが恐怖を覚え市役所に苦情に駆け込むなんて騒動が起き始めた。
時の政府が決め官庁が許可しておきながら、政府も役人も日系人というだけでなんの対策も講じず、ただ人手不足を補う労働力としか考えていなかったわけだ。
おかげで日系ブラジル人たちと日本人たちの対立を解消する矢面に立たされたのは地方自治体のそれも町内会や有志の営為によって、ゴミの出し方から町内会の決まりごとまで数々の話し合いが持たれなんとか収拾してはきたものの、日系ブラジル人労働者の多い東海地域では今もって彼らへの偏見を持つ日本人は一定程度居るのである。
もちろん、これは日系ブラジル人たちが悪いわけではまったくない。
では偏見を持つに至った一部日本人たちの了見が狭いということなのか?
実はそうでもない。慣れ親しんだコミュニティーにある日、見知らぬ連中が大挙して押し寄せれば大抵の人々は気味悪さとこれまでの暮らしができなくなるのでは?という恐れから拒否感を募らせることはむしろ普通のことである。
どんな国の人々でも自分の住んでいる地域で慣れ親しんだ生活を安寧に過ごすのがごく当たり前のことであり、こういう法律ができたのでよろしくといわれても、いきなり上手くいかないのは当然である。
ちゃんとした法整備や住居整備もせず、入れるだけ入れておいて後は現場に任せとけでは混乱するのは現場であり、一番の被害者は日系ブラジル人たちとその周囲の日本人たちであろう。
曽野の介護に外国人が必要だから入れろという理屈は、90年に入管法が改正されて日系という括りだけで生活も言葉も習慣も異なる外国の人たちを労働力の補完として入れたのと同じである。
曽野は日系ブラジル人労働者問題をリサーチ程度には知っていたようで、法的身分の確立やバリアを取り除けと言うのはブラジル人問題を意識したことはいうまでもなく、轍を踏むなと言いたいのだろうがそれならなぜ介護というコミュニケーションがもっとも必要不可欠な分野に外国人労働者を入れろというのだろうか?
いや、俺は外国人労働者を入れるのを反対しているのではない。
むしろ、入れるべきだと思うがその前に日本人のほうが海外に労働力として働きに出て行く時代のほうが早く来るかもしれないというこの不況時代において、賃金も低く重労働の介護分野において日本人がやりたがらないならもっと経済レベルの低い国の外国人を使えばいい、法的身分を保障しバリアを取り除いて日系ブラジル人の二の舞を防ぐ対策をと言いたいのだろう。
ところが住むところだけ別にせよという理屈は不可思議と言うより身勝手であり、それどころか法的身分保障やバリアを取り除けという曽野の主張とまったく相反している。
日本人がやりたがらない仕事を外国人たちにやらせるのはコミュ二ケーション以前に根本的に間違っている。
いかに法的身分を保障しバリアを取り除いても、責任は当分に外国人介護士らにかかってくる。
彼らだってわれわれと同じようにストレスを負う。しかも言葉も習慣も風習も違う国でそれは過渡に圧し掛かってくる。
その重圧やストレスでかれらが精神的に壊れてしまわないとどうして言えるのだろう?


曽野の言っていることは俺から見れば、人種差別があった時代の白人家庭に雇われた黒人メイドとなんら変わりがない。
これでよくアパルトヘイトを称揚していないと言えたもんだ。



10. 2015年2月17日 21:55:27 : P9bWXFKhCE
曽野綾子著《人間にとって成熟とは何か》、近刊予告、其乃馬鹿子著《人間にとって未熟とは何か》

11. 2015年2月17日 22:21:38 : Oaz7BPiWRU
『「差別主義者の精神構造の中心には強い劣等意識がある。」…<植草先生>正に至言ですよ。』

これは<植草先生>が独自に発見した心理学の提議ではないんだが…
ヨーロッパ大陸の、古代国家から近世帝国までの「国」の変遷の根っこにあるのは「父親殺し」であり、そのまた根っこが“Inferiority complex”にあるという<フロイト・ユング派>の、今で言えば<ノーベル賞>に匹敵する人間心理の大発見だったのである。
因みに、人間心理の読み解き大天才<シェークスピア大先生>の「ハムレット」を熟読すれば、その辺りの事情は解りまっせ?

でねぇ、今回の<その婆さん>に件に関しては、「醜悪としか言いようが無い」って思ってるの。<その婆さん>側から言えば、「醜悪」と思われようがなんだろうが、アタイは断固こう思う!って意見であれば無碍に拒絶出来ないとも考えてる。そこからしか“論議”は生まれないのだし、相互の正否の判断もできないのである。
従って、「政府審議会委員」がこれだけの問題・疑念になっちまったんだから、個人の言い分では済まされないでしょう?ってことさ。
それは<犬あっちいけ経営委員>の<モミモミ会長>や<ハセハセ婆さん>や<百叩き坊主>にも共通して言えることである。


12. 2015年2月18日 13:11:23 : QwBCGlugZg
介護に仕事は誰でもできる。そんなことはない。
曽野綾子にはできない。ふんぞり返って生きている人にはできない。

一度何か月かでも実際にやってみることを勧める。


13. 2015年2月18日 13:11:30 : ZCwQEFDZes

差別主義者の行動の特性は、

自分より優位にあると判断する者に対しては卑屈にひれ伏す。

自分より下位にあると判断する者に対しては尊大、横暴に振る舞う。

/
しかり!


14. 2015年2月19日 01:24:44 : f5wCgWXG2k
   人間、言って良いことと悪いことが有るのは常識だと思っていたが、言いたい放題という人もいる、しかも文壇で名の知れた人だというので始末に悪いということだ。これが御隠居さんの居酒屋談義であれば話は別だと思うが。
  彼女の考え方は非常に機械的であり、支配する者と支配される者とを分ける古くから有る方策だ。まず支配する側に自分を置き、その側の立場で面倒な手続きや対策を講じることなく被支配者を支配したい、という考え方だ。
  だが良く考えれば、政財官に司法、マスコミが一丸となった護送船団方式も同様であり、国民個人の個の尊重を第一義的に謳った戦後憲法の理念に照らせば、統治側からすれば逐一個人の尊厳を損なわないような政策や施策を講じなければならず、非常に手間暇がかかるのである。従って憲法改訂の目的は9条廃止もさることながら、憲法の謳う「最大限の個人の尊厳の尊重」の廃止なのであろう。
  一応戦後憲法は置いたものの、官を中心にした法整備や予算措置、常に多数決で官主導の法案が可決される党議拘束と政党交付金という補助金、基本法の原理原則との整合性は考慮しない行政指導や通達行政による執行、行政訴訟での官主導の人事に拠る、判事と検事が組んだ「行政事務に誤謬無し」という司法判断、等々、常に統治する側にとって合理的、逆に言えば統治される側からすれば理不尽極まりない政治政策システムを維持して来たのである。
  そして今回高齢化、少子化による経済的困難を移民で乗り切る方策について、手間暇がかからないのは最初から隔離する政策であると踏んだ。だから、彼女が安倍政権のアドバイザーで有ったことは間違いないのであれば、出稼ぎに来てくれる外国人移民の個人の尊厳の保障についてその都度トラブルに取り組んで行くよりも、最初から居住区を分ければコスト上合理的との、政府への提言なのであろう。
  政府とて、これまでの護送船団方式という、憲法理念を無視したような政策展開から見ても、出来ればベストと考えているのだろうが、多くの国が移民を自国民と同様の尊厳を持った人々として扱うべく努力して来た長い経緯を端折って、結果的に居住区が分かれるのだから最初から強制してしまえば良い、というのでは、あまりにも付け焼刃的であり、それこそ常任理事国入りまで求めている国として、到底他の先進国としても受け入れ難いものだろう。
  統治者として、利益になる側面だけなら享受したいが、不利益になることは嫌だ、の、個人の尊厳の尊重を図らない政財官護送船団方式は、上手く行ったようであっても米国軍需産業に牛耳られるなど、結果的に国家としての尊厳を損なうことになるのは、今の日本の現状が明確に示していると思う。

15. 2015年2月19日 07:40:30 : FuJgA6pYCj
安倍のような自民党の一部の人たちと思考方法が同じで文壇代表として祭り上げられているだけ。

この婆さんの書いたのは疑いの目で読むのでああまたかという感じ。
この程度のあたまです。


16. 2015年2月19日 08:20:52 : vGZqF7fmWA
アパルトヘイト発言で、各方面から激しい抗議や非難の集中攻撃を浴びている曾野綾子氏は、偏見だという事は承知の上で発言していると見ています。右翼系の産経新聞や「正論」での今までの発言からそう思います。

17. あきたか 2015年2月19日 17:13:43 : LkIMl5ndzoQHA : RDWpHcAtnI
曽野綾子氏はクリスチャンということだがキリスト教の教えには彼女の言うような教えがあるのか?

18. 2015年2月19日 21:50:37 : A474RYtJnU
この国際的な?問題をなぜメディアは取り上げない?
原発と同じか?

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