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【名言か迷言か】
野党よ、こんな国会質問でいいのか 「猪木」「共産党のアイドル」内容が酷すぎる
http://www.sankei.com/premium/news/150216/prm1502160005-n1.html
2月6日のことだった。なんとも不思議な国会審議が目の前で繰り広げられていた。日本を元気にする会のアントニオ猪木参院議員が、参院決算委員会で質問に立ったときのことだ。といっても、質問はあったのか、という内容だった。
早口でお決まりのフレーズの「元気ですかっ!」で切り出したのはご愛嬌(あいきょう)としても、その後に「前に注意されたので、ボリュームを半分に落としました。ご了承ください」とは。
続いて、首相の「元気ぶり」を独自に“解明”した。
「私も健康には気をつけているが、首相がなぜ『元気なのかなあ』と私なりに分析をしたんです。国会答弁で立ったり座ったりを繰り返すから、首相も鍛えられているのではないかなと。私も若いころは師匠の力道山に屈伸運動を1000回、2000回とやらされました…」
質問はまだ始まらず、プロレスラーとして世界的ボクサーのモハメド・アリ氏との異種格闘技戦に挑んだときの話題、そしてその次は、ノーベル平和賞を受賞したパキスタン人のマララ・ユスフザイさんに今年1月に面会した話に及んだ。
「マララさんのお父さんが私のファンで、連絡を取りました。マララさんとは私のキャラが、相手の警戒心を取るというのか、ざっくばらんな話もできた。会談は15分のはずが1時間半と、盛り上がりました」
そのまま質問らしい質問はほとんど見られずじまいで、締めくくりには「時間が来たので終わりますが、できればこの次は『1、2、3、ダー』をやらせていただきます。どうもありがとうございました」。これには傍聴席も、周囲の議員らも「えっ?」と苦笑するほかなかった。
猪木氏は以前も委員会で、冒頭に「元気ですかっ!」と叫んだところを委員長に「今度はお控え願いたい」と注意を受けた経緯もあるが、懲りることはないようだ。
この日は共産党の吉良佳子参院議員も質問に立った。過酷な労働を強いる「ブラック企業」問題を追及したのはよかった。が、質問時間が終わりにさしかかると安倍晋三政権の批判を展開。持ち時間を終えても発言を止めず、委員長にたしなめられても聞く耳を持たずに絶叫し続けた。なんともしまりのない委員会だった。
こんなお粗末さは参院に限らない。衆院でも4日の予算委員会で、一方的に安倍晋三首相の報道対応を些細(ささい)なしぐさをあげつらって批判し続けた維新の党の井出庸生議員を首相が「事実のねじ曲げだ」と一喝していた。
井出氏は、先の衆院選投開票日のことを取り上げ、自民党本部とを結んでいたテレビ中継中に首相がイヤホンを外したことを「なぜか」と、問題視した。その上で「首相は質問を遮ろうとしてイヤホンを外したと聞いている」と伝聞情報で追及しようとした。
首相は「私がしゃべっているときに質問されたので、ちょっと途中で外した。その程度の話だ」とさらりとかわした。
それでも井出氏は「首相は取材の手法を拒否しようとしたのでは?」と食い下がってきた。首相はあきれ顔で「全く一方的な質問だ」と声を荒らげるほかなかった。
衆院はさておき、参院は党派を超えて中立・公正で実りある議論をする議会だという意味の「良識の府」といわれてきた。だが、衆院の「カーボンコピー」と称されるようになって久しい。しかも、こんなお粗末な質疑まで「カーボンコピー」に成り下がってしまっている。
参院では昨年11月4日の予算委で社民党の吉田忠智党首が、過去の週刊誌の記事を使い、首相を犯罪者扱いする質問をしたところ、逆に首相から「捏造(ねつぞう)だ。予算委の時間を使って、週刊誌だけで誹謗(ひぼう)中傷するのは議員として恥ずかしくないのか!」と返り討ちにあったことも記憶に新しい。
来年夏には参院選が控えており、各党とも公認候補者の選定を本格化させる。国会質疑が政党や議員個人の存在感をアピールする場になるのはやむを得ないとしても、良識から外れるような言動をしていてはかえってイメージダウンになるだけだ。有権者を甘く見てはいけない。(政治部 村上智博)
■永田町語録
(9日)
▽近づかないよう
二階俊博自民党総務会長 小泉純一郎元首相から久しぶりに会おうといわれた。最近は原発がどうのと難しいことばかり言うので近づかないようにしていたが、旧交を温めようということだった。(大阪市での講演で)
▽くせもの
吉田忠智社民党党首 加憲もくせものだ。「加えられたのだから変えてもいい」となる可能性もある。憲法は不磨の大典ではないが、内容を変える必要はないとの立場だ。(記者会見で)
(10日)
▽寛容の精神
谷垣禎一自民党幹事長 人の信じている宗教を(風刺画で)やゆすることが果たして適切か。表現の自由は極めて大事だと思うが、寛容の精神が必要だ。(記者会見で)
▽きっかけ
羽田雄一郎民主党参院幹事長 政府はしっかり(邦人人質事件を)検証してほしい。予算委員会もある。すぐ熱くならず、冷静な対応をしてほしい。そのきっかけになる質問をわれわれもしたい。(記者会見で)
(12日)
▽常識を疑え
小泉進次郎内閣府政務官 日本はもう島国ではなく、世界とつながっている時代だ。常識を疑って、今までの非常識を常識にしていく努力を行っていかねばならないと思った。(首相の施政方針演説を受け記者団に)
▽表紙だけ
松田公太日本を元気にする会代表 施政方針演説を本に例えると、表紙、題目、目次も良いが、実際に読むと裏付けや説得力のないところが散見される本だった。(記者会見で)
(13日)
▽国民運動として
石破茂地方創生担当相 中央と地方の関係がどう変わるかについて、一般の方々に分かっていただかなければ絶対に成功しない。国民運動として広げる努力をしたい。(地方創生について記者会見で)
▽緊張感の欠如
榛葉賀津也民主党参院国対委員長 審議に遅刻する委員長がいるなど、与党の緊張感の欠如が目立っている。われわれ野党がぴりっとして、国会に緊張感を持たせていきたい。(記者会見で)
[産経ニュース 2015/2/16]
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