http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/817.html
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「首相の行動が「日本国民の命を危険に晒した」というのが「現実」:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16637.html
2015/2/14 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
人質事件:「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌(毎日)http://bit.ly/1vntllA
「また『(支援表明前は)日本の標的としての優先順は低かったが、今や、あらゆる場所で標的になる』と脅した」と毎日は書いているが、実際にはもっと明確な言葉で、安倍晋三首相に言及している。
「アベ・シンゾーが十字軍を支援するとの軽率な声明を行う以前には、日本はイスラム国の優先的標的リストには入っていなかった」
「しかし今後は、アベ・シンゾーの思慮の無さのせいで、日本国民とその関係者は、どこにいても、我々の戦闘員や支援者の標的になる」(『ダービク(DABIQ)』第7号)
「Japan was not on the list of priorities to be targeted」は優先的標的リストに「入っていなかった」という意味で「優先順は低かった」じゃないだろう。
毎日新聞も事実を歪めて報じている。
「首相のカイロ演説以前には、日本はイスラム国の標的ではなかった」
「首相のカイロ演説を機に、全ての日本国民と関係者は、場所を問わず、イスラム国とその支援者の攻撃目標となった」
つまり首相の行動が「日本国民の命を危険に晒した」というのが「現実」なのだから、それを報道しないと駄目だろう。
日本国内や海外のどこかで、突然「日本人だからという理由で」日本人が殺害されても「不思議ではない状況」になった。
「悪いのはそんなことをする相手だ」という主観的な論理は意味を持たない。
国のトップの発言が原因で、日本人の生活環境が変わった。
これがどれほど重大な変化か、認識されていない。
イスラム国と称する集団の殲滅という、米国主導の武力行使を支持し、それを成功させるためなら「自分の命が理不尽に失われるリスクも受け入れる」と主張する人は、日本国内で見当たらないし、そのような「問い」を政府が国民に訊いた形跡もない。
だが、日本人はそれを「受け入れた」ことにされている。
日本の大手メディアは、一体どうなってしまったのかと思う。
首相に不利な情報は報じず、どうしても触れざるを得ない時には首相に有利な方向へと歪めている。
「戦前戦中のメディアと同じ」という表現は比喩でも何でもない。
人質救出が失敗したのに、いつまで待っても首相と政府の危機対応を批判しない。
人質救出失敗やカイロ演説の意味に関する大手メディアの報道は、昨年末の衆院選に関する報道と結びつけて捉えるべきかもしれない。
あの時、大手紙も在京テレビも、貴重な国政選挙を有権者が「有効な意志表示の機会にできる」ような情報提供を放棄した。
与党の政策に関するマイナス面の事実や、前回の参院選での公約を与党が完全に反故にした事実は全く報道せず、早々と「自民300議席越す勢い」という同じ見出しを一斉に掲げて、投票に行っても行かなくても結果は同じというムードを作りだした。
著名人が「棄権も一つの選択」との言葉を堂々と述べた。
>NHK 「ニュース7」、冒頭で今日の安倍首相の施政方針演説の「戦後以来の大改革」というフレーズを3回も立て続けにリピートさせ、1回ごとにテロップの文字を大きくさせていた。
吃驚した。
演説内容もこの編集・演出も狂ってるでしょ……。
常岡浩介「(テレビ)出演前の打ち合わせで『政権批判はやめてください』と言われた」「ディレクターは『あはは〜』みたいな反応でした。当たり前のように言ってきましたから、そんなことを言うのが問題だとまったく思っていないんでしょう」(女性自身)http://bit.ly/1Clnbas
昨年2月の甲信越豪雪時、山梨等で死傷した住民が数多くいる中、首相は新聞各社トップと「ホテル内の宴会場」で会食したり、産経新聞主催の「正論大賞」授賞式という憲法改正のイベント参加を優先した。
国民の命を本気で守る気は、現在の首相にはない。
日本人人質の救出に「失敗」した、その原因が不可抗力なのか、首相の不手際なのか、それとも特定の第三国政府による妨害なのか、それを「検証」せよという意見を否定し、政権を批判するなと言ってくる人の思考がわからない。
批判的思考を放棄して特定の人物を礼賛するのは、宗教の教祖への姿勢に近い。
「人質事件を政権批判に利用するな」という一見もっともらしい名目が「人質事件に関連する政権対応の検証」を封殺する圧力として、社会で多用されている。
これを認めるなら、将来「今回の原発事故を政権批判に利用するな」「今回の武力衝突を政権批判に利用するな」等、適用範囲を際限なく拡大できる。
自国の政治指導者に全面的な支持を捧げ、批判者や疑問を口にする人間の存在を許容しない人間は、北朝鮮などの個人崇拝を体制の柱とする共産主義国や、腐敗した独裁権力が支配する発展途上国に多く存在するが、戦後の日本では皆無に近かった。
しかし最近なぜかこの種の人間が、日本社会に急増している。
首相に批判的な人間を、片っ端から狙い撃ちにして罵詈雑言を浴びせる匿名覆面アカウントが、私のところにも絡んでくる。
相手を疲弊させる目的での質問攻勢、標的の意見を歪曲して流布する誹謗中傷など、政権の利益に沿う言説もネット上に氾濫している。
特定の政治問題について、自分と関係ない誰かが自分と違う意見を書いていても、普通の人はいちいち相手に嫌がらせのメンションを飛ばしたりしない。
特定の政治的問題について、政府の方針に批判的な意見を述べる人にひたすら嫌がらせをする人間は、それをしなくてはならない事情が何かあるのだろうか。
表現や言論の職業人は、批判とは質の異なる、悪意ある誹謗中傷への耐性がないと続かないので多少の免疫が備わっているが、普通の人は、執拗な罵倒を延々と投げつけられると精神的に疲弊して「この話題に触れるのはやめよう」と屈服してしまう場合が多いかもしれない。
そして沈黙が社会に広がっていく。
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