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安倍官邸の大ドジか? はたまた、米国の横紙破りか? (世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/666.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 2 月 10 日 17:16:14: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/64a01a9460327e6e0ce8647b315d9bf3
2015年02月10日

 安倍官邸の人質事件対応の検証委員会が政府の手で行われるそうだが、杉田和博官房副長官をトップとした検証委員会を10日に設置し、首相官邸で初会合を開くらしいが、内閣危機管理監、国家安全保障局長、内閣情報官をはじめ、外務省、警察庁など関係省庁幹部で構成するらしいので、もうヒトラー総統をゲシュタポが取り調べを行うようなもので、笑うしかない。

 日本って国は、それでも「検証は充分だと思いますか」と質問する世論調査では6割が納得になるのだろうから、凄い国である。安倍官邸同様に「公正中立」の体を成していない。東京電力に、福島原発事故の検証をさせるのと、殆ど同じなのだから、国際社会の恥かきになるのは明確だろう。既に、ロイター等の英文記事で情報の一部が流されたが、「IS人質事件」の時系列における事実関係は、かなりスリリングな展開になっている。

 官邸は、IS人質事件を裏工作で秘密裏に解決させる選択肢も試みたらしき情報が、漏れ聞こえてきている。断固テロと闘う姿勢を表向き貫きながら、民間軍事警備会社“CTSS Japan”と接触を試みたり、イスラム法学者・中田考氏を通じての協力も行った形跡がみられる。中田考氏は、公安がマークする学者であったがISとのパイプを持つ人物である可能性は大いにあった事実を政府も知っており、一定の接触は行われている。

 民間軍事警備会社“CTSS Japan”の正体は、今ひとつ判らないのだが、政府の一部と接触していたのも事実のようである。“CTSS Japan”は、ハリーバートンほどの民間軍事警備会社ではないが、英国系の情報網に関係のあるインテリジェンスな側面も持っていたので、政府が言うように、一切交渉せずの断固たる姿勢とは違う動きもしていた可能性が浮上している。どうも民間軍事警備会社“CTSS Japan”は安倍晋三の取り巻き連中と繋がりがあり、私的交渉ルートを利用して、人質解放交渉をしていた疑惑が高まっている。

 ただ、この私的ルートは、ある時から急きょ中止に追い込まれたようだが、中止をした時期と、政府がヨルダンに対策本部らしきものを設けた時期辺りには消えている。問題は、この人質事件を解決する選択肢として、実力不明の民間軍事警備会社に何らかの関与を許し、私的パイプの活用を検討していたことは事実のようだ。当初は、ヨルダン政府も、日本側と協調的で、後藤氏と死刑囚の交換条件(+金)を容認した模様だが、突如「パイロットの交換」を言い出した。

 既に、この時点で、パイロットは処刑済みである事実を、米国側は知っていながら、ヨルダンに、パイロットとの生存確認と云う条件を持ち出した。ヨルダンにしてみれば、隠密裏で動く分には良いのだが、国の名誉の軍人パイロットの生存確認と云う「空気」が生まれ、後藤氏ではなく、パイロットとの交換と、話がすり替えられた。死亡説が有力なパイロットと死刑囚の交換では、土台話がつかない人質交換話に置き換わったのである。

 不可能な人質交渉に陥ったのは、現地対策本部をヨルダンに設けたのはなぜかと云う疑念。そして、ヨルダンに下駄を預ける形になってしまった時点で、この一連の交渉ごとは、日本政府の手を離れ、アメリカ・イスラエルのテリトリーに完全に入り込んだ。つまり、私的ルートの活用を利用しようとする動きと、それを阻もうとする力が、一時はせめぎ合った痕跡がある。ところが、現地対策本部をヨルダンに決定してからは、奈落に突っ走るルートに乗ったようだ。

 ことの重要さは、このヨルダンルートに決定したベクトルには、どんな力が加わったのか、想像するにアメリカの関与だが、現時点で決定的証拠があるわけではない。しかし、ヨルダン側が、死亡しているパイロットとの交換を、言い始めた動機が何であったのか、ジャーナリズムにとって、解明する価値のある疑念なのだ。ウクライナ問題の解決においても、合意間近になると、必ず、星条旗の人間が、交渉者の間に身体をねじ込んで来るのが、最近の国際社会である。

 このような動きを眺めていると、アメリカと云う国は、自分たちを抜きに、当事者同士で話し合いがなされることを、否応なく忌避する姿勢が鮮明になってくる。ここでは書かないが、カラー革命全体に言えることだし、IS関連も、ウクライナ関連も、シリア、イラク、イラン関連も、事を複雑にして、解決しないことを望んでいる勢力が存在する経緯ばかりをみせつけられる。こういう動きを眺めてしまうと、アメリカと云う国は、どういう国なのかと思うし、この国に追随を是とする国家の精神構造はどうなっているのかと頭をひねる。

 シリア渡航計画のカメラマンがビザの返納を、逮捕の言葉をチラつかせれ返納させられたらしいが、あきらかに渡航の自由を権力が抑え込んだ。この行動にも、日本政府の論理矛盾がある。テレビ、新聞を通じて「自己責任論」の風潮を流布させたわけだが、「自己責任論」が叫ばれるなら、反対側に「自由」があって然るべきだ。今回、それが官憲の力で不自由にしたのであれば、自己責任は免罪され、すべて政府責任になる。

 この調子で、アメリカ資本が日本中を駆け巡るであろうTPP等と云うものも、同時並行的に起きている。ISのお陰で、TPPの話題は影が薄くなっているが、本来はTPP問題が、今こそ大きく取り上げられる政治マターであって、IS問題ではないのにな〜、と思う今日この頃だ。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2015年2月10日 17:29:17 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>もうヒトラー総統をゲシュタポが取り調べを行うようなもので、笑うしかない。

同感ですね。

先週の“邦人人質殺害事件”の“集中審議”とやらもヒドかったが・・・

この売国奴政権の“暴走”を止める手段は、今のところない。

国会での1個いっこの“審議”を通じて、小さいが確実な抵抗線を張っていくだけだ。


02. 2015年2月10日 17:32:20 : lOr0zcg9f2
>杉田和博官房副長官をトップとした検証委員会
▼降伏の化学は、公安で内閣情報調査室でNSCだった velvetmorning blog
NSCの中の警察側、NSCの実質NO2に当たるのが、内閣官房副長官の杉田和博だろう。杉田は、元内閣府内閣情報調査室所管の「世界政経調査会」、これの前会長だったんだが。世界政経調査会の住所は、東京都港区赤坂2-10-8。この住所には、幸福の科学がある。
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/360.html

03. 2015年2月10日 17:42:34 : lOr0zcg9f2
>現地対策本部をヨルダンに設けたのはなぜかと云う疑念
▼どうして他ではなくヨルダンに現地対策本部を設置したか。答えは簡単で、アンマンにCIAの拠点があるからですよ。中山泰秀が何度も黒塗りの車で大使館からどこかへ出かけていましたよね。1時間ほど。深夜とか早朝に。マスコミは、中山泰秀がどこへ出かけたか一度も報道しませんでしたよね。
いちばん最初に、正直に、政府がマスコミに言わせていたじゃないですか。アンマンに現地対策本部を置くのは、そこに各国の情報機関があって、情報収集に便利だからだと。あの説明が本当ですよ。CIAと一緒に情報分析をやって、CIA(米国)から対応の指示を受けるためだ。日米一体での対処のため。
http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/645.html#c7←コメント07

04. 2015年2月10日 17:52:20 : 8IqxHjVmsY
北朝鮮の拉致は人質事件として扱わないのだろうか?
具体的要求は国交回復とODAだろ。
最も焼却遺骨のDNA鑑定が如何にも胡散臭く、学術的にはSTAP細胞の世界だから結果を要求した政府側にも触れられたくない腹があるらしい。

05. 2015年2月10日 22:02:43 : 3Dn8zhQAlg
いまさらの話だが

>> この時点で、パイロットは処刑済みである事実を、
>> 米国側は知っていながら、ヨルダンに、パイロットとの
>> 生存確認と云う条件を持ち出した

事実はわからんがヨルダンとしてはもう既に処刑されていた
ということにしなければもたないだろう。
事態がお金目当てのそんじょそこらの誘拐犯じゃ
なくなってるんだから生存確認なんて条件を飲むはずがない。
提示した条件を飲まなければ殺すだけ。

使い道のあるパイロットを何もせずにただ殺すだろうか。
ヨルダンのムキになったような爆撃もなんかひっかかる。
案外交渉失敗の結果でで殺されたのかもしれんよ。


06. 2015年2月11日 01:16:29 : K0WMcCGIgQ
稚拙な日本の外交能力だな。海外で危険がせまったらアメリカ大使館に上手く
逃げ込め。日本政府を絶対に信用してはならない。今後の若者は日本国籍を捨て
欧米国籍取得をめざせ。

07. 北の零年 2015年2月11日 02:40:18 : pi7eKAjFENWsU : 4mfQU6zIj2
あいば氏の記事は何時もデハナイにしてもかなり高い確率で面白い。
しかし、国会はまぁ野党がだけれど後ろ向きだ。
審議のタネは山積しているだろうに、過去の事件に何時まで拘り続けるんだろう。
食うに困らぬ高給取りの寄り合い所帯ってヤツはははのんきでイイねぇ。
靖国の英霊たちもさぞやお嘆きだろう。



08. 2015年2月11日 14:08:59 : D09cNJe8B2
 
> もうヒトラー総統をゲシュタポが取り調べを行うようなもので、笑うしかない。

あいばさんが待望論さん化してる、いろいろ呆れ果てた末に (笑

ヨルダンパイロットの件は「空爆の理由づけ」じゃん
さすがに理由ないと空爆できないもんね
みんな「戦争の正当化」
アメリカの不思議でもなんでもない


09. 2015年2月11日 15:17:51 : p9B89YgNYw
>本来はTPP問題が、今こそ大きく取り上げられる政治マターであって、IS問題ではないのにな〜、と思う今日この頃だ。


そうですね、
自衛隊をアメリカの下で働かせたいという意思は感じるんですが、
IS問題では逃げの一手しかないでしょう。

今後はTPPが日本を苦しめる展開になるでしょう。

円の信認とか言って円は強いはずなのになぜか外国資本傘下に入りそうな日本企業が多い。
マネーの力は大量に刷った方が強いんですね。

紙屑元をドルに両替するだけで中国は大きな利益を得る。
アメリカがそれを許しているのは米中が密接な関係だからでしょう。

アメリカ資本は短期利益重視でしょうが
中国は不動産を買って日本進出を狙っているような印象です。

外国人労働者=中国移民。
安倍さんは日本と中国との垣根を完全になくしたいんでしょう。


10. 2015年2月12日 10:11:12 : fZ5pAf6P8M
野党に期待しても、民主党は自分の生活が第一になってるし、維新はもともと新自由主義の戦争賛成だし、社民の瑞穂たんはどこかピントが合ってないし、共産党は官僚の応援団だし、生活は絶対数が足りないのとマスコミが完無視するので一般国民には声が届かない。
 自民を応援している人達も目の前の自分の利益しか考えないので国民の殆どは今現在世界や日本で起きていることの真相は理解してない。

無駄のようで、根気の要る活動であるが自分の周りに要る人達に説明し続けるしか道は無いと思う。


11. 2015年2月12日 12:50:03 : u41ShKyHb2
政府関係者が検証しても、泥棒が泥棒を調べる様な者、何の意味も無い。安倍と言う人間は無駄な委員会を作るのが本当に好きな男。何でも人頼み自分に自信がない証拠。

12. 2015年2月12日 14:41:29 : f5wCgWXG2k
   今になって、中東では多様な民族がひしめき合って暮らしていたことが解って来た。フセイン政権を抹殺したことで、民族主義が一気に爆発したのであるが、米国も他民族国家であり、一人の大統領で何とか国家としての体を保っている。
  ということは、何事にも真剣に取り組まなければ崩壊は早いのだろう。例え軍事にしても、民生にしても、常に前向きに直情型で行かなければ、混沌とし始めたら収拾が付かなくなるのではないか。
  その点日本は島国ということもあり、或る意味囲われた温い空間で生かされて来たため、統治エリートが建前を展開し、現実には建前程のことが出来ていない二重基準でも、「そんなもんだろう」と諦観し、かつまた米国の市場を利用した高度経済成長の果実が残っている内は、結果無責任の官僚主導政治であっても「ま、いいか」と、是認して来られたのである。
  ところが官僚制の弊害により富が偏在したこともあり、俄かに立法府が脚光を浴びるという本来の統治システムに戻ろうとするも、長年の官僚主導の慣行によって閣僚は相変わらず建前の展開はするが、現実が追い付かないのが顕著になった。
  そこに、何事も真剣で前のめりの米国が出てくるので、まず建前を展開しないと段取りが出来ない政府にとって、助かる反面とまどう、といった所だろう。
  例としてどうかとは思うが、米国のドラマを視ると地元警察が事件を解決しようと奮闘している中にFBIが介入し、口争いになっている。どちらも真剣であり、激論を交わしている風景は、米国の日常の、しのぎを削るディベート光景が想像されるのである。単なる権力争いとも違う、要は「俺達にも任せろ」「いや、結構だ、こっちでやる、必要な時は言う」なのである。
  日本の政府が米国に追随するなら、利権を巡る争いを超えた、とにかく最初から本気で課題に取り掛かる迅速性、例えば政治家と官僚の口角泡を飛ばすディべートで、常に問題の本質を明らかにすることを避けない、という点ではないだろうか。

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