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参加ランナー3万5000人/(C)日刊ゲンダイ
標的化した「東京マラソン」 伴走警官じゃ爆破テロ防げない
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/157100
2015年2月10日 日刊ゲンダイ
過激派組織「イスラム国」の日本人殺害事件を受け、警視庁は急きょ、22日に行われる「東京マラソン」で、警官がランナーと一緒に伴走する「ランニングポリス」の導入を決めた。
「ランニングポリス」は機動隊などから選抜された64人で編成。全コースを10キロずつ、4区間に分け、各区間に2人1組のペアを8チーム配置し、交代で走る。帽子には警視庁本部に映像と音声を送信するカメラを取り付け、特殊警棒や警笛も携帯するというのだが、「東京マラソン」は3万5000人ものランナーが参加し、約100万人の観衆が沿道を埋め尽くす超大型イベントだ。制限時間も「7時間」と長時間にわたる。自爆テロもいとわない「テロリスト」に対し、「ランニングポリス」がどれほど効果的なのかは疑問だ。
実際、ネットでは<コース脇を自転車やバイクで警備した方が現実的><ただでさえ、混雑したマラソンなのに『ランニングポリス』は邪魔><警棒と警笛でテロリストと戦えるのか>――といった声も出ている。
「米国では大きな建物などに大量の警官や警察車両が隠れ、有事の際には一気に出動して制圧する。しかし、日本は警官を派手に露出することで、『何かやっている』という心理的な抑制効果を狙う。『ランニングポリス』も同様の考え方で、大会関係者やランナーに安心感を与えるための策に過ぎない。伴走する警官は、テロ対策よりも、状況を本部に報告する中継カメラマンと考えた方がいい」(軍事ジャーナリストの神浦元彰氏)
■便乗愉快犯誘発の可能性
300人を超える死傷者を出した13年4月の「ボストン・マラソン爆破テロ事件」では、クギや金属片を使った「圧力鍋爆弾」が使われた。この爆弾はすでに詳細な製造方法がネットで世界中に拡散。日本でも「ホームセンターや学校の実験室にある道具などで比較的、容易に作れる」(神浦氏)という。「ランニングポリス」を投入しても、爆破テロを完全に防ぐことは不可能なのだ。
さらに警察が神経をとがらせるのが、テロ事件に“便乗”した愉快犯が出てくる可能性だ。無実の4人が誤認逮捕され、犯人の片山祐輔被告に懲役8年の実刑判決が下った「パソコン(PC)遠隔操作事件」では、複数の「犯行声明」がメディアに寄せられ、そのたびに捜査機関は翻弄された。仮に「爆破テロ予告」が出た場合、その真偽を見極めるだけでテンヤワンヤだろう。
愉快犯や不審者情報に振り回される警察のスキをテロが狙う――。「東京マラソン」は「都民の憩いのイベント」から「テロの標的」に様変わりしたと思った方がいい。
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