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バーバラ・リー議員イラク攻撃に関する声明(98年)/小泉総理大臣記者会見 [イラク問題に関する対応について]
http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/634.html
投稿者 手紙 日時 2015 年 2 月 09 日 21:09:35: ycTIENrc3gkSo
 

件名:バーバラ・リー議員イラク攻撃に関する声明(98年)
日時:19981217
媒体:爆弾はいらない 子どもたちに明日を
引用:http://homepage2.nifty.com/mekkie/peace/iraq/lee_j1.html
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下院議員
バーバラ・リー
カリフォルニア 第9区
イラク攻撃に関する声明
1998年12月17日


 昨日、大統領と英国の同盟者らによって、イラク国内の軍事・防衛目標に対する空爆命令が下されました。この命令を受け、ペルシャ湾に派兵された多くの勇気ある米軍、英軍の兵士たちに、希望と祈りを捧げます。私たちは、彼・彼女たちが一日も早く無事に帰還するためのあらゆる手立てを行使しなければなりません。


 昨日、この発表を受け、国連事務総長は次のように語っています。「今日という日は、国連にとって、そして世界にとって、悲しい日になってしまいました。今宵、私の思いは、イラクの人民、イラク国内で人道的活動を続けている 370人の国連職員、そして生命を脅かされている全ての人々と共にあります。」私は、平和と非暴力を支持する一人として、この言葉に込められた悲しみと苛立ちに、心から共感します。


 国連が何ヶ月もかけて、イラクとの外交手段による解決を図っていたにも関わらず、国連主導のこうした外交的方策に対して、合衆国が真剣で誠実な支援をなんら行わなかったことに、私は深い憤りを禁じ得ません。中東や北アイルランドでの紛争とは異なり、私たちの知る限り、大統領はイラクとの外交交渉に向けて専任副官を派遣したことがありません。また、中東紛争、北アイルランド紛争の折は自ら何度も当地に赴いたにも関わらず、大統領は、イラクを訪ねてサダム・フセイン氏と会見し、紛争解消に向けて交渉するという努力を一切行っていません。これでは、合衆国はこの紛争の平和的解決のためのあらゆる手段を探求し行使し尽くしたとは、とても言えません。このことからも、私は、今回の空爆が事態の好転や発展につながるとは思えないのです。


 更に、私は、主権国の政府を壊滅すべきであるという解決策には反対です。このような解決策が、各国の主導者との交渉を介して外交的な解決を図ろうとする努力とは、全く相容れないことは明らかです。去る10月、イラク国内の反体制派グループの軍事トレーニング・プログラムと武器調達のため、9,700 万ドルの軍事支援を大統領に許可する議案が提議された際、私は反対票を投じました。それと全く同じ理由により、私は今日の下院での決議にも反対します。


 私は、現大統領も歴代大統領と同じように、下院での議決、即ち合衆国国民の承認を得ずに、戦争を開始するための 戦争権限法を行使したのではないかと懸念しています。私は長年、戦争権限法には反対してきました。そして今日も、ここに反対の意を表明します。今回の空爆命令が戦争行為であることは疑いようがありません。これは、下院での公正かつ活発な討議を保証するため、合衆国憲法では下院の承認なしには発動できないとされている行為です。


 最後に、空爆によるイラク民間人への影響を考えると、この作戦にはどうしても賛成できません。この攻撃により、多くの非戦闘員が、またも、負傷し、恐怖に怯え、殺害されることは間違いありません。1981年の湾岸戦争時の攻撃目標の分析からも、大規模な空爆で民間人の被害を回避できないことは明らかです。


 こうした状況において、私たちには、あらゆる外交手段---アイルランドや中東紛争の折に大統領が行使した、個人的な外交手段も含めて---を行使し尽くすという、特別な緊急の任務があるはずです。クリントン大統領は、アイルランドと中東において、反対派勢力との仲介や交渉の成功に主要な貢献があったとされています。私は、イラクに対しても同じ機会を与えることを大統領に依頼します。


 合衆国は偉大な国です。悪意と怒りに満ちた一人の暴君に翻弄されながらも、私たちは、この途方もなく大きく複雑な挑戦に対し、慎重で理性的に、人道に則った方法で応答しなければなりません。私は、軍事行動を停止し、国連と協働すると共に、この危機に対する平和的な解決策を模索すべく同盟国を領導するよう、大統領に要請いたします。


ありがとうございました。


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www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/03/20kaiken.html


小泉総理大臣記者会見


[イラク問題に関する対応について]


平成15年3月20日


【小泉総理冒頭発言】


 1時間ほど前、アメリカ、イギリス始め、同盟国がイラクヘの武力行使を開始したという報告を受けまして、この際私は日本政府の立場を明らかにして、国民の皆様の御理解と御協力を得たいと思っております。


 そもそも今回のイラク問題の発端は、13年前のイラクがクウェートに侵攻した、この湾岸戦争に端を発していると思います。


 この湾岸戦争に際してイラクは、停戦協議を受け入れました。アメリカ始め当時、多国籍軍がクウェートを解放し、そして、イラクに対して停戦するための条件、いわゆる大量破壊兵器を廃棄すること、これを条件として停戦になったんです。その後12年間にわたってイラクはこの停戦決議を守ってこなかった。十分に協力してこなかったんです。そういうことから、再度昨年11月、国際社会は一致結束して、大量破壊兵器、あるいは化学兵器、生物兵器、即時無条件、無制限に査察に協力して誠意を示すべきだという最後の機会を与える決議を国連は採択いたしました。


 日本政府はこれまでもイラクに対しても、また、アメリカ、イギリス、フランス等に対しましても、平和的解決が最も望ましい、そういう努力を最後まで続けるべきだと訴えてまいりました。しかしながら、事ここに至って、残念ながらイラクはこの間、国連の決議を無視というか、軽視というか、愚弄してきました。十分な誠意ある対応をしてこなかったと思います。私はこの際、そういう思いから米国の武力行使開始を理解し、支持いたします。


 昨年の国連での1441決議を始め、一昨年の9月11日のニューヨークでのテロ事件等によりまして、私は大量破壊兵器に対する脅威、これが大きく日本国民のみならず、米国民のみならず、世界の多くの人々が大量破壊兵器に対する脅威を強く認識し出したと思います。言わば戦争に対する観念も変わってきたと思います。こういう大量破壊兵器に対する脅威をどのように取り除くかということが、今までも国際社会の大きな課題だったと思います。私はこれからもそうだと思います。


 ニューヨークやアメリカ国防省、ペンタゴンでのテロ事件は大量破壊兵器ではなかったんです。民間航空機を武器にするという、今まで予想し得ないテロが発生した。それによって、何ら関係ない、罪のない多くの数千人にわたる市民が犠牲になりました。アメリカ国民だけではありません。日本国民も含まれております。世界各国、多くの国民がなぜ自分たちがこのような非道な行為によって命を落としたり、多くの損害を受けなければならないのか、憤慨したと思います。


 もしも、今後、危険な大量破壊兵器が、危険な独裁者の手に渡ったら、どのような危険な目に遭うか、それはアメリカ国民だけではありません。日本も人ごとではありません。危険な兵器を危険な独裁者に渡したら、我々は大きな危険に直面するということをすべての人々が今感じていると思います。これをどのように防ぐか、これは全世界の関心事であります。


 私はそういうことから、今回、最後まで平和的努力を続けなければならないと思いつつも、現在、残念ながらそれに至らなかった。武力の圧力をかけないとイラクは協力してこなかった。しかも、かけ続けても十分な協力をしなかった。


 今回ブッシュ大統領いわく、これはイラクの武装解除を求めるものであり、イラク国民に対する攻撃ではないと。イラク国民に自由を与える、将来豊かな生活を築き上げるような作戦だと言っております。私もそうだと思います。日本としても、この米国ブッシュ大統領の方針を支持してまいります。


 日本が今日まで戦後発展してきた基本方針の最も重要なことは、日米同盟関係と国際協調体制、これを堅持していくということだと思います。日本は、あの第二次世界大戦の敗戦を大きく反省して、二度と国際社会から孤立してはならない。そういうことから、国際協調体制を図りながら、日本の発展を図っていくと。同時に日本の安全を確保するためには、アメリカと同盟を結んで、日本一国だけでは日本の防衛は不十分であると。日本の安全確保はできないということから、アメリカと安保条約を締結して、日米同盟関係を堅持することによって日本の安全を確保してまいりました。今後も日本国民の安全と、そして日本の繁栄・発展を図る上で、国際協調体制を堅持していくことに変わりありません。


 今回、残念ながら武力を行使せざるを得ない状況に立ち至りましたが、この武力行使が速やかに終結して、できる限りの犠牲を少なくするような努力をしつつ、今後日本としてもこのイラク問題に対応していきたい。


 特に、今回アメリカやイギリスが武力行使を開始しました。日本は米国の立場を支持しておりますが、日本は一切武力行使いたしません。戦闘行為にも参加いたしません。しかしながら、戦争が速やかに終結されることを希望しながら、今後イラク国民のために何ができるか、イラクの復興のために何が必要か、そしてイラク周辺諸国、アラブ諸国との友好増進をどのように図っていくか、イスラム諸国との理解と協力をどのように深めていくか、そういう点については国際社会と協調しながら、日本は国際社会の一員として責任を果たしていかなければならないと思っております。


 日本に対してもいつ脅威が降りかかってくるかわかりません。私は、日本自身の対応で不十分な場合は、日米安保条約、日米同盟関係、この強い信頼のきずなを基盤としながら、日本国民の安全確保に十分な努力をしていかなければならないと思っております。


 アメリカは、日本への攻撃はアメリカへの攻撃とはっきり明言しています。日本への攻撃はアメリカへの攻撃とみなすということをはっきり言っているただ一つの国であります。いかなる日本への攻撃も、アメリカへの攻撃とみなすということ自体、日本を攻撃しようと思ういかなる国に対しても、大きな抑止力になっているということを日本国民は忘れてはならないと思っております。


 日米同盟関係の強固な信頼の下に、日本はこれまで日本国民の安全を図り経済の発展を図ってまいりました。これからも一時的に全世界のイラクの問題に対する協調体制が取れなかったとしても、将来私は必ず多くの国が世界の平和と安定と繁栄のために国際協調の必要性を痛感すると思います。日本はそのために日米同盟の重要性と国際協調の重要性、この両立を図っていくという方針に今後も変わりありません。


 どうか国民の皆さんにおかれましては、この日本政府の立場に対しまして、御理解と御協力を心からお願いしたいと思います。


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//memo
イラク戦争メディアの嘘に翻弄され Fake Iraq War propaganda Nayirah

by batangusboy1


*外務省:対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)2012/12/21
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/248.html


*イラン国連代理大使、「各国国民の覇権主義への闘争はテロではない」
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/414.html


*不朽の自由作戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%9C%BD%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E4%BD%9C%E6%88%A6


*Iraq Body Count
https://www.iraqbodycount.org/database/recent/


*Senate report on CIA torture program ; 525-page summary
https://s3.amazonaws.com/s3.documentcloud.org/documents/1376717/cia-report.pdf


劣化ウラン弾の被害

By Journeyman Pictures / Nov 18, 2013


イラク 劣化ウラン弾被害調査〜ドイツ人医師 13年の足跡〜

by LunaticEclipseUS5


ひとりひとり、自分の目と耳で…



 

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