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前回の真の民主主義とは何でしょう その3 資本主義の正体補足とその次にくる経済的土台http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/587.htmlで、投稿者のお一人の 天橋立の愚痴人間さんから、以下のようなコメントをいただきました。
投稿者さんは、民主主義と言う概念で、理想社会を考えておられる様です。
そうして現代社会は、マネーの支配を受け、あらゆる分野のグローバル化が原因で格差が広がり、もはや現代のシステムでは人類の平安を保つ事ができないとされている。
もちろん、最もなことで、何とかしなくては行けない状況です。
ですが、気になるのは、可能、不可能にかかわらず理想の姿を下記の様に描いておられることです。
>あとは結果的にこの、お金の存在しない、競争も要求されない(自己研鑚とは別ですが。)社会では、今まで存在していたあらゆる金銭的問題はもうありません。
> 格差のない真の平等社会の実現です。 あなたは自分自身や家族の面倒をみる必要性もなくなるでしょう。 社会と関わりを持つ限り、社会が、他の圧倒的大多数がお互いに助け合う、人間があるべき立ち位置である、利他にたった、ボランティア・ニュー・ワールドの完成です。
仮に、このような社会となって人類は本当に幸せなのでしょうか。
私が思うに、人間という生き物は、世界中で一番手に負えない我儘な種です。
ライオンなどが狩りをしても、必要以上の殺戮はしません。
ところが人間は違います。
全ての人がそうであるとは言いませんが、多くの人間は現状に慣れれば更なる欲望を抱きます。
生活が安寧になれば、それも数十年続けば、人間はきっとよからぬ事を考えます。
生活の安寧が空気の様に当たり前になると人間は何をしでかすか解りません。
で、あるので、人間社会を何かの共通の概念で幸せにすることは出来ないのです。
まあ、確かに行き過ぎた競争社会、困苦はいけませんが、人間共は常に競争させ、苦労させて置く必要があるのです。
また、この様なこともあります。
人間それぞれ、プライドと言うものを持って生きております。
収入がなく生活に苦労していても、それぞれが、自分は学歴がないからどとか、あいつは親の七光りで出世しているとか、要領の良い奴だとか、様々な理由を付けて自分を慰めます。
これが良いのです。
人間社会全てが、完全に、自分の成果が自分の能力に比例したものであれば、弱い人間の立場がなくなるでしょう。
このようにある程度の格差は、人間社会の潤滑油なのです。
また生きるために汗して働く事がなくなれば、人々は何に対して緊張感を持って生きることが出来るのでしょう。
趣味やレジャーなど、3年も続ければ飽きてしまいます。
現在、働いていて、その余暇にレジャーを楽しむから、楽しいのです。
あなたが描かれている理想社会は従来からも、また現在の人々も待ち望んでいるものでしょうが、実際にその様な事が実現した暁は、地獄の一丁目に達したものと言えるでしょう。
もっとも、まずは、その様なことにはならないでしょうが。
将来社会の有り様を考えるにおいて、あまり自由とか、平等とか、安楽を想定して考えない方が良いのではないでしょうか。
逆に、それに囚われないならば、別の方策が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
あなたがテーマにされている「民主主義」という言葉は、社会の形態ないし、ルールのことで、理想社会を現す概念ではないように思います。
私の目指す社会が理想社会と言う意見を何度となく聞き、そして今回の
>まあ、確かに行き過ぎた競争社会、困苦はいけませんが、人間共は常に競争させ、苦労させて置く必要があるのです。
がミックスされて、理想社会における悪の部分の採り入れを計り、少し魅力的だけど、それが環境破壊や戦争を起こさないような、具合のよい、競争社会が新たに思考できました。 ありがとう、 天橋立の愚痴人間さん、そしてそれはこうして実現させます。
小さな利害衝突や貨幣そのものが持つ、副作用、分断して統治せよ等が発展して戦争を招く恐れのある現資本主義社会でなく、新たに創造された共存共栄下社会で、例えば、平均寿命の5%から10%までをリミットにして相互にそれを社会に対する貢献度の競争等による争奪戦を行えば、先ほど述べたそれが大量殺戮に結びつかない、新たなプチ競争社会を誕生させることが可能でしょう。 もちろん、勝負のやりとりは自分に課せられた直接労働のやりとり、競争に勝つことで、その労働時間を減らすことができます。 そしてあらかじめ”5%から10%までをリミットにして”とあるので、競争が過剰になることもないでしょう。
貨幣システムそのものが抱える論理的矛盾は、経済社会を拡大を前提とした、言い換えれば、信用創造によってより負債が増え続けなければならないような社会や金融商品の登場によって実物とのバランスをどんどん下げつづけることでしょう。
このように、最初から欠陥のある金融システム自体に膨大な量の労働をつぎ込むことに対しての論理的根拠がどこにあるというのでしょうか。
ましてや、中央銀行群は意図的にハイパーインフレーションを起こすことですべてをチャラ、どころか、さらなる富の簒奪行為を実行できますが、その被害を被るのは大多数や国家で、それにより更なる富の集中が起こることも論理的に説明されています。
経済すべてをコントロールする杖を杖でいつづけるのを支えている、膨大な量の労働力は、世の中のすべての仕事のうち、お金に関する業務すべてと消費を促進するような業務すべてであることでしょう。
もはや、そのように破綻している金融システムのために必要とされる労働を、今後も人類が割きつづける妥当性も存在しないでしょう。
だからわたしは、社会からお金を取り除こうとしました。
それにより、削減可能な労働力は人類にとって未だに膨大でしょう。
貨幣制度は思考できる高等種にとって一見便利に見えるシステムですが、最初から矛盾を抱えた、しかも、実体はないくせに、社会に戦争、貧困、飢餓、格差等の負の実体を常態的に齎し、最後には、その使用者をも滅ぼす可能性の高い不幸を呼ぶ仕組みなのではないのでしょうか。
そして、民主主義制度でのあるべき選挙制度については、
なんじゃこりゃ?民主主義社会のあるべき選挙制度を思考していたら、社会と衝突事故を起こしちゃった。
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/830.html
長期的な低投票率を許す社会を果たして民主主義社会と呼べるのでしょうか。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/200.html
をご覧ください。
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