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野党は人質事件の検証の為に田中考氏の国会招致を要求せよ
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2015年02月07日 天木直人のブログ
たったいま(2月7日午後6時半ごろ)TBSテレビ報道特集「徹底検証イスラム国人質事件!水面下の動きとは」を見終えて、急いでこの原稿を書いている。
これはとても衝撃的な番組だ。
あのイスラム法学者である中田考氏との単独インタビューを流し、そこで、これまで一切報じられなかったイスラム国司令官と中田氏のメールのやり取りを紹介したのだ。
その内容は衝撃的だ。
後藤氏の生死に影響を与えざるを得ないようなやりとりが行われていたのだ。
野党はこのTBSの報道番組を取り上げ、ただちに中田氏を国会に参考人招致して証言させるべきだ。
安倍政権の対応のまずさが明るみになり、安倍政権は吹っ飛ぶだろう。
それにしても、中田氏とイスラム国司令官とのパイプの太さにあらためて驚かされる。
米国なら中田氏は間違いなくテロの一味とみなされて、たちどころに逮捕されるだろう。
そして司法取引を持ち掛けて、中田氏をダブルスパイとして活用するだろう。
ひるがえって日本政府の対応はどうか。
外務省は二つの観点から中田氏と距離を置いて来たに違いない。
ひとつは、中田氏のような人物にイスラム国とのパイプ役を頼むのは、外務官僚のプライドが許さないからだ。
そしてより深刻な理由は、日本政府が中田氏と一体となってイスラム国と直接交渉する事が明らかになると、米国が激怒して安倍政権が危うくなるからだ。
それでいて、外務省は中田考氏の持つイスラム国との太いパイプは活用したい。
この中途半端な腰砕けぶりが災いし、中田氏から受け取った情報の重要さに気づかず、逆に外務省の内情は中田氏を通じて筒抜けになり、今度の人質交渉の過程で、日本政府は決定的な救出のチャンスを逃したしまったのだ。
ともあれ、このTBSの報道特集は、安倍政権の失策と、それを隠す安倍政権の大ウソを見事に国民に教えてくれた。
野党は中田氏を直ちに国会に参考人として招致し、思う存分喋らせるべきだ。
今度の事件の本質が見えてくる。
安倍政権は窮地に立たされることになる(了)
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