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http://mewrun7.exblog.jp/22787378/
2015-02-07 03:10
昨年9月、mewは『日本の有志連合への軍事参加、支援はいかに?〜今こそ国民はマジで考えるべきhttp://mewrun7.exblog.jp/22422881/』という記事をアップした。(・・)
というのも、9月初旬、米オバマ大統領がイスラム国を攻撃するために有志連合を作ることを各国に呼びかけた時、何だかイヤ〜な予感がしていたからだ。(@@)
何分にも、安倍首相&仲間たちの最大の目標は、日本を経済的にも軍事的にもアジア&世界のTOP国にすること(&欧米列強国と肩を並べて世界の警察ごっこをやること)にある。^^;
<だからこそ、この2年余り、世界のアチコチで『積極平和主義」をアピールしまくったり、秘密保護法や集団的自衛権の解釈改憲を強行したりして来たのよね。>
しかも、米国が「テロとの戦い」のために有志連合結成を呼びかけているとなれば、日本が世界の警察ごっこに加わる大きなチャンスになるわけで。mewは、安倍首相らが、そこに一線を画して、じ〜っと大人しくはしていられないだろうと。そして何とかして、日本もそこに加わろうとするのではないかと懸念していたのである。(-"-)
とはいえ、日本は、現状ではイスラム国の空爆に参加することは不可能だし。また中東の情勢やテロの危険性には慎重に対応する必要もあるため、さすがの安倍政権も、すぐに有志連合に参加を表明をすることはなかった。(・・)
しかも、mewは、つい先日まで、日本が有志連合(orそれに準ずる同盟国)の一員として扱われていることを知らず。(とりあえず、あくまで有志連合とは別に、非軍事の人道支援を行なう形をとっていると思っていた。)
このブログにも、安倍首相らは有志連合の一員になりたいがために、イスラム国に対して挑発的なスピーチを行なった上、人質事件で十分な対応をしなかった可能性が大きいのではないかと書いた&古賀茂明氏なども同様の見解を示していたのだけど・・・。
(関連記事・『日本人の流血を待っていた安倍〜米国と台頭に「テロとの戦い」をするためhttp://mewrun7.exblog.jp/22777322/』『犠牲出て、安倍は目的を達成?〜日本が米英と一緒にテロと戦うのが夢だからhttp://mewrun7.exblog.jp/22757964/』)
BUT、実のところ、日本は、というか安倍政権は、国民が知らないところで勝手に、既に有志連合の仲間入りをしていたようなのである。(゚Д゚)
安倍首相がエジプトで勇ましい発言をしたのも、心はすっかり有志連合の一員の気分になっていたからかも知れない。( ̄ー ̄)←abecchi
さすがに20日にイスラム国の脅迫を受けてからは、有志連合には参加していないふりをしたかったのか、1月23日にロンドンで開かれた閣僚会議には出席しなかったのであるが。<2月18日の会議には出席しちゃうらしいけどね。^^;>
おそらくイスラム国もそのことを把握した上で、2人の日本人を人質にして金銭や人質交換を要求していたのではないかと思うし。また、安倍首相らは、有志連合の一員として評価されたいがために、イスラム国のテロと正面から戦う意思を前面に出して、人質救出のために身代金には応じない&同組織との直接交渉は一切しないなど、犠牲も覚悟の上で、米英流の方式を貫いたのである。(-"-)
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これは、『日本人の流血を待っていた安倍〜米国と台頭に「テロとの戦い」をするため』という記事の中でも触れたのだが・・・。
mewは、1月下旬になって、どうも米国は日本を有志連合の一員だと扱っているらしいと。米国防省のHPに掲載された「ISILを弱体化させ壊滅するための60カ国」の中に、日本の国名もリストアップされていたという話をネットで知った。(・o・)
その後、今月2日になって、ついに菅官房長官が、日本が有志連合にはいっていることを認めたという。(@@)
『日本は、「イスラム国」に空爆など軍事作戦を実行する米国主導の「有志連合」に入っているのか。
「日本はもうすでに入っている」。菅義偉官房長官は2日午後の記者会見で認めた。菅氏が根拠にしたのが、米国の呼びかけで昨年12月にブリュッセルで開かれた約60カ国・地域の閣僚級会合に日本が参加したことだった。その会合では「イスラム国」対策として軍事作戦の支援や資金源の遮断、人道支援など5分野が取り上げられ、菅氏は「日本は人道支援を行っている」と述べた。
ただ、約20カ国が参加する軍事行動とは一線を画す。安倍晋三首相は2日の参院予算委員会で、空爆だけではなく、輸送や補給など後方支援にも「参加することはないし、後方支援も考えてない」と自衛隊派遣の可能性を否定した。菅氏も会見で「これには明確に日本は参加しないし、方針も変わらない」と述べ、「安保法制と今回の事案は別問題だ」と強調した。(朝日新聞15年2月2日)』
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さらに4日には、岸田外務大臣も「広い意味での有志連合には参加している」と発言。しかも、安倍首相は、「有志連合に入ることが間違っているかのようなご意見だが、過激主義を誰かが止めなければならない」と、すっかり正義の味方を気取って、逆ギレ答弁を行なっていたという。(@@)
『岸田外務大臣は衆議院の予算委員会で、日本が、過激派組織「イスラム国」に対するいわゆる「有志連合」に入っているのかと質問されたのに対し、「人道支援を含む広い意味での有志連合には参加している」という認識を示しました。
「日本はですね、いわゆる有志連合ですね、これはISILを打倒する世界連合とも言われてますけれども、この有志連合に日本は入っているんでしょうか」(民主 辻元清美議員)
「有志連合にはISILに対して空爆を行っている空爆に参加している軍事的な有志連合と、ISILの資金源対策あるいは人道支援を含む包括的なISIL対策を行う広い意味での有志連合2種類があります。人道支援を含む広い意味での有志連合には参加していると認識をしています」(岸田文雄 外相)
民主党の辻元議員は、「アメリカ国務省が去年9月からホームページに日本を有志連合のメンバーとして掲載しており、日本人が狙われるリスクが高まっていた。政府の危機意識が少なすぎたのではないか」と指摘しました。
これに対し安倍総理は、「有志連合に入ることが間違っているかのようなご意見だが、過激主義を誰かが止めなければならない。日本は空爆や軍事支援はしないが、周辺国に対する支援をしっかりしていく。国際社会は連携して、最終的にはISILの支配地域から多くの人々を解放しなければならない」と強調しました。(TBS15年2月4日)』
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では、日本はいつから有志連合の一員になっていたのだろうか?(・・)
『「日本人にはこれから先、指一本触れさせない」――。イスラム国による邦人殺害事件を受け、安倍首相が勇ましい発言を繰り返している。なぜ日本がテロの標的となったのか。安倍首相が理解しているとは思えない。日本がいつからイスラム国と戦う「有志連合」の一員になったのかさえ、政権メンバーの誰もがマトモに答えられないのだ。
「日本はもうすでに入っている」
米国主導の有志連合に日本は入っているのか。政府見解として菅官房長官が「加盟」を初めて認めたのは、2日午後の定例会見でのこと。実はそれまで「有志連合は空爆など軍事作戦に加わる国だけ、日本は含まれない」という解釈もあった。人質事件に見舞われても、日本の有志連合加盟の有無はアヤフヤな状態だったのだ。
菅長官が加盟の根拠に挙げたのは、米国の呼びかけで昨年12月3日にブリュッセルで開かれた約60カ国・地域の閣僚級会合に日本が参加したこと。有志連合に加わったのは「12月3日」という認識だった。
当時、日本からは現地の駐ベルギー大使が顔を出しただけ。先月22日のロンドンでの有志連合の閣僚級会議に日本は不参加。前日までロンドンにいた岸田外相は当初の予定通り帰国していた。
ところが、米国務省のホームページを確認すると、「昨年10月1日」付で有志連合の参加国リストを公開していた。計61カ国・地域の中に「Japan」の文字がしっかり記されてある。
「リストは軍事作戦に加わる国と、日本のように人道支援のみ行う国が一緒くたにされています。各国の役割が一切、明記されていません。イスラム国がこのリストを見ても、日本が軍事行動と距離を置いていることは分からない。後藤さんがイスラム国に拘束されたのはリスト公開から約1カ月後のことです」(政界関係者)
4日の衆院予算委員会で、民主党の辻元清美議員が「参加日」の食い違いを指摘すると、岸田外相はこう言った。
「昨年9月19日にケリー米国務長官主催でイラク情勢に関するハイレベル(外相級)安保理会合を開いた。日本からは薗浦健太郎・外務政務官が出席。その直後、(有志連合の)リストが公開された」
こんな答弁じゃあ、日本がいつから参加したのか、サッパリ分からない。問題の安保理会合の直後に日本政府は「有志連合に加わった」とは一切、表明してこなかったし、参加を報じたメディアも皆無だ。(日刊ゲンダイ15年2月6日)』
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JB PRESS・5日の記事は、日本の有志連合参加に関して、このように解説している。
(『イスラム国と戦う「有志連合」、まぎれもなく日本は一員である国際社会にもイスラム国にも通用しない日本の“部外者”意識・北村淳』)
『(前略)すでに2014年8月にアメリカ主導でIS支配地域に対する航空攻撃が開始された当時から、アメリカ政府の説明では、日本も60カ国の「有志連合」に含まれていたからだ。
アメリカ主導の空爆が開始された当時、すでに日本はISによって難民となった北部イラクの人々に対する600万ドルの緊急支援金を拠出していた。したがって、アメリカ政府の定義によると日本は「人道支援を提供する同盟国」と見なされていたのである。
ちなみに2014年9月時点でアメリカ政府が有志連合としたのは、
「何らかの軍事支援を提供する同盟国」が20カ国、
「軍事支援ではなく人道支援を提供している同盟国」が13カ国、
「いまだに軍事支援も人道支援も提供していないが支援を表明している同盟国」13カ国、
「特定の支援は表明していないがアメリカ政府は同盟国と見なしている諸国」が13カ国、
それにアメリカ自身を加えた60カ国であった。
さらにアラブ連盟とヨーロッパ連合も、有志連合による「ISとの戦い」への支援を表明した。
当然のことながら、アメリカ政府にとっては、有志連合国の数が多ければ多いほど、都合がいいため、無理やり同盟国と見なしているとも言えなくはない国々もあった。しかし、当事者のアメリカ政府から独立した見方でも、少なくとも日本は、1月の安倍首相の中東歴訪以前から有志連合の一員と見なされていたことには変わりはない。
例えば、アルジャジーラの特集記事(2014年12月16日英文ウェブ版「Countries countering ISIL」)によると有志連合参加国は35カ国で、次のように分類されていた。
・軍事支援と人道支援を実施する有志連合:17カ国
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ベルギー、ドイツ、イタリア、デンマーク、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エストニア、ハンガリー、チェコ、ブルガリア
・軍事支援だけを実施する有志連合:4カ国
ヨルダン、バーレーン、アルバニア、クロアチア
・人道支援だけを実施する有志連合:14カ国
日本(シリアとイラク領内の難民に対しておよそ2550万ドルの人道支援)、韓国、クウェート、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スペイン、アイルランド、スイス、オーストリア、ルクセンブルグ、スロバキア、グルジア
武器を使った戦闘だけが戦争ではない
おそらく日本国民の大多数に、このような認識はなかったはずだ。というのは、過去半世紀以上にわたって軍事リテラシーを意図的に制限し続けてきた日本では、戦争と戦闘を混同している傾向が強いからである。すなわち、「軍事」というと武器や装備だけに関心が集中し、武器を繰り出しての戦闘だけが戦争だと思い違いをしてしまっている。
言うまでもなく現代の戦争は戦闘だけでは遂行できない。補給システム、情報収集、情報分析、諜報活動、プロパガンダ、工業生産、農業生産、科学技術など戦闘とはかけ離れた数多くの国力を総動員しなければならない。過激テロリスト集団であるISとの戦いにおいても、このような事情は変わらない。
したがって、ISによって土地を追われたり住居を破壊されたりした難民たちに対する人道支援は、ISの勢力拡大を戦闘以外の手段によって弱体化させる、立派な「ISとの戦い」遂行活動なのである。』
* * * * *
上の記事はこのような一文で締められていたのだが。これが何よりも重要なことだろう。
『人道支援を実施する日本は、有志連合の軍事作戦には参加していないが、アメリカはじめ有志連合諸国そしてISからも、名実ともに有志連合の一員と見なされていることを、日本政府はじめ我々日本国民はしっかり認識しておかねばならない。』
果たして、日本の国民は、安倍首相が、国民の知らないうちに、有志連合に参加したことを容認するのか。
安倍首相と共に、イスラム国をはじめ反欧米的なイスラム過激組織を敵視して、もし国民が犠牲になる危険性が増すとしても、彼らと戦って行く意欲や覚悟はあるのか。
そろそろ国民がマジに考えて、安倍内閣の暴走を止めるために動き出さないと、日本の国も国民もアブナくなっちゃうよ〜と、大きな声でわめきたくなっているmewなのだった。(@@)
THANKS
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