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<ヤバイ>緊急事態管理庁(日本版FEMA)の創設、年度内に成案へ!安倍首相が国会で明言!憲法改正も緊急事態関連優先へ!
http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/476.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 2 月 06 日 12:35:05: igsppGRN/E9PQ
 

【ヤバイ】緊急事態管理庁(日本版FEMA)の創設、年度内に成案へ!安倍首相が国会で明言!憲法改正も緊急事態関連優先へ!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5459.html
2015/02/06 Fri. 12:00:41 真実を探すブログ



2月3日の参院予算委員会で安倍首相が、緊急事態管理庁(日本版FEMA)の関連法案を年内に成立させる意向を示しました。これは有事の際に自衛隊や警察、海上保安庁、消防などを動員するための権限を緊急事態管理庁に一任するという制度で、アメリカの「アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency 略称:FEMA)」を参考にしています。


安倍首相は首相就任時から「日本版FEMAを作る」と言い続けており、自民党の最重要法案の一つとして年内に始動する見通しです。ただ、アメリカでは「FEAMが強い権限で暴走状態になっている」という指摘等がある上に、新たな「庁」が増えることで財政の負担が増える可能性も浮上しています。


当ブログでは過去に触れたことがありますが、アメリカのFEMAは国民が反乱を起こした事態を想定して、大量の収容所や輸送車両なども保有しているのです。実際に施設内で棺桶等が数万人分も並んでいる光景が撮影されたりしていますが、これと同じ物を日本で作るのだとすれば、非常に危険だと言えるでしょう。
上記でも書いたように、新たな庁が増えることでお金も必要になりますし、日本版FEAMなんて必要ないです。


☆<安倍首相>緊急事態管理庁の創設「年度内に成案」
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150203-00000033-mai-pol
引用:
 安倍晋三首相は3日午前の参院予算委員会で、大地震や原発事故などの複合災害に一元的に対応する「緊急事態管理庁(日本版FEMA)」の新設について「今年度内をめどに成案を得たい」と述べた。同庁に自衛隊や海上保安庁、警察、消防などを動員できる権限を持たせ、縦割り行政を排し、迅速に対応できるようにするのが狙い。公明党の横山信一氏に対する答弁。


 首相は「国家の緊急事態にあたっては国民の生命、財産を守るために、政府全体として総合力を発揮して対処することが求められる。最も総合力が発揮できる体制の検討を進めていく」と語った。
:引用終了


☆内閣府と米FEMA 災害対応で情報共有進める


☆自民・船田氏「憲法改正の発議は参院選後」、首相も同意


☆FEMAキャンプについてCIAエージェントの告白- 重要!!!!!!!



 

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コメント
 
01. 2015年2月06日 12:55:28 : KzvqvqZdMU
緊急事態関連法がない国って日本だけじゃないのかぁ
戒厳令も敷けるようにしておかなきゃならん、当然のことだ。


[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 2015年2月06日 13:37:40 : 2b0MRZJqXk

 民主党政権時代は、自民党が『菅直人リスク』と呼んでいたものを、自分たちが政権を獲ったら、官邸主導リスクに異論を挟まれぬよう法律で正当化しようとするものである。



03. 日高見連邦共和国 2015年2月06日 17:57:39 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

ほっんとに、ヤバさ全開!安倍シンゾーと非国民の党となかまたち!!

04. 2015年2月06日 19:27:36 : Zf35c4caDE
<緊急事態条項>枝野幹事長「戒厳令はだめ」も、議論可能と
毎日新聞 2月6日(金)19時0分配信

 民主党の枝野幸男幹事長は6日、TBSのCS番組で、大規模災害時の「緊急事態条項」を憲法に設けることについて「政府が何でもできる戒厳令はだめだが、衆参両院の任期満了が迫っていて、東日本震災のようなことが起きたときに実際に選挙ができるのか」と述べ、議論は可能との認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150206-00000064-mai-pol


05. 2015年3月07日 02:03:14 : 42Zm2zc27M

大天使ミカエルとミカエルの仲間たち
http://blogs.yahoo.co.jp/mikaeru0628/38510769.html


日本版FEMA


2014/6/29(日) 午前 1:38

<全文転載>


佐々さんの(暴露)本ももうすぐ終わりです。


他の歴代総理に比べると、小泉さんに関する記述があまりにも少ないのが多少気になりますが、

今日、読んでいて一番面白かったところは、

●911を、佐々さん、石原さん、NHKの元アナウンサー手嶋さんが、直に現地(ワシントンペンタゴン辺り)で目撃していたことですかね〜〜


●その後、すぐに、石原さんが佐々さんが構想を立てた日本でのFEMA創設を叫ぶ出すのですが、

もしかしたら、

●この3人様は911を知っていたんじゃないかと疑いたくなります。(というか、正直疑ってますw)



下にFEMAに関する記事を張り付けておきますが、

●もしかして、佐々さんは、おじいさんの友房さんの血を引くサラブレッドなわけですから、この100人のメンバーに入っているのかなとか思っちゃいました。

●もしかして、日本のFEMA創設で誰かさん達が夢見るワンワールドへの道の第一章が完結するのではないかと思いまし、

●赤軍派とか、オウムとか、311とか、最近の異常気象も全部、つながっているのではないかと思いました、

●最近のテレビでテロとか工作員とかのドラマがイヤに流行っていますから、また恐ろしいことが起こりそうな気がしますが、

●テロや災害が多ければ多いほど、日本FEMAを高らかに叫びやすい。

●で、その日本版FEMAの元締めが東京都知事になるのかな?

●石原さんの後ろにはヘリテージ財団なので、

●佐々さんの後ろにもメロン様がいらっしゃるのかな〜〜〜とか思っていたところですよ、

●メロンが開化派に近いなら、佐々さんとくっつくのは当たり前かな。




●この記事は「マウント・ウェザー」が大本臭いと思った記事。田中宇さんの記事なのかな?

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5614/kage.html


アメリカで秘密裏に稼動する「影の政府」アメリカは独裁政治へ進むのか?

 アメリカ東海岸に、マウント・ウェザーと呼ばれる場所がある。連邦政府が置かれている
ワシントンDCから西へ120キロほど行ったバージニア州の山中にある。この地名を和訳
すると「お天気山」だが、それは連邦政府が1902年にその一帯の土地を買い、農務省の
気象局が気象観測用の気球や凧をあげる場所として使い始めたことに由来している。

 現在は、連邦緊急管理庁(FEMA)という役所が「緊急事態救援センター」をこの場所
に置いている。FEMAのウェブサイトによると、このセンターには、風水害や地震、テロ
など、アメリカで起きるあらゆる緊急事態に備えるための施設が置かれている。(関連記事

 FEMAの説明を読む限りでは、このセンターの主目的は天災に備えることであるように
感じられる。ところが歴史をひも解くと、そうではないことに気づく。

 マウント・ウェザーが持つもう一つの意味が最初に世の中に提示されたのは、1962年
にさかのぼる。この年に出版された「5月の7日間」というスパイ小説の中に「マウント・
サンダー」(雷山)という場所にある政府施設の話が出てきて、その場所が現実のマウン
ト・ウェザーとほとんど同じ場所になっている。(この小説は邦訳されていないようだが、
1964年に映画化され、日本でもビデオなどで見ることができるようだ)(関連記事)

 この小説では、マウント・サンダーには地下に巨大な居住設備や通信設備が作られてお
り、核戦争が起きたときに大統領をはじめとする連邦政府の高官たちが避難して臨時政府を
再構築する場所として描かれている。そして、米軍の軍人たちの最高幹部会である統合参謀
本部がマウント・サンダーを拠点に、政府を乗っ取るクーデターを画策する・・・・という
のが「5月の7日間」の筋書きである。当時ワシントンで諜報関係のテーマを取材していた
2人のジャーナリストが、この小説を書いた。

▼架空ではなかった地下政府の存在

 この小説が出版され、ベストセラーとなったとき、読者のほとんどは、マウント・サンダ
ーというのは全く架空の場所であると思っただろう。ところが1975年、小説の中に出て
くるマウント・サンダーの場所から約20キロ離れたマウント・ウェザーに、小説で描かれ
たのとそっくりな連邦政府の避難施設があることを連邦議会がつかみ、問題にした。

 議会上院の憲法権利小委員会が調査したところ、マウント・ウェザーでは米ソ間の冷戦が
本格化した1950年代から地下施設の建設が始まり、数千人の人員が地下で生活して「核
の終末」後のアメリカ政府の業務をこなせるよう、居住区や事務所区域、地下発電所、病
院、火葬場まで備えた巨大な施設が完成していることが明らかになった。

 マウント・ウェザーが選ばれたのは、アメリカ東海岸で有数の硬い花崗岩の岩盤がこの地
域に存在していたのに加え、ワシントンから近いので有事の際の移動が比較的簡単だという
理由からだった。小説中の描写は架空のことではなく、マウント・サンダーをマウント・ウ
ェザーに変えただけで、事実に基づいていたことが明らかになった。

 議会が問題にしたのは、全く議会に知らされないままそんな施設が作られていたことに加
え、マウント・ウェザーには当時最速だったコンピューターが置かれ、各種行政機関に蓄え
られた米国民の個人情報にアクセスできるようになっていることだった。

 議会は「核戦争に備えるという名目で、議会民主主義を無視し、情報公開も行われないま
ま、国民の人権を無視して個人情報が取り扱われている」と批判し、当時マウント・ウェザ
ーを管理していた政府の「連邦軍備局」(FPA、Federal Preparedness Agency)の担当者を議
会小委員会に呼んで尋問した。ところが議会に呼ばれた担当者は2時間の尋問の間、国家機
密を理由にほとんど何も答えなかった。その後、マウント・ウェザーが議会で問題にされる
ことはなかった。(関連記事)

▼議会を通さない大統領令で作られた有事体制

 その一方で、大統領府(ホワイトハウス)の側は、議会の承認を必要としない「大統領
令」によって、マウント・ウェザーの設備に象徴されるアメリカの有事体制を強化していっ
た。カーター政権時代の1979年には、冷戦に備える役所であるFPAと、災害復興など
を行う他の政府機関を合併してFEMAを創設する大統領令を出した。FEMAの機能は、
その後レーガン、ブッシュ(父)と続く共和党政権下で、さらに強化された。

 FEMAでは、核ミサイルの攻撃などの大事件で政府機能が麻痺した場合に備え、あらか
じめ有事に政府の各行政機関を動かす合計100人のリストを作り、緊急事態になったら、
大統領の配下にある「安全保障会議」(NSC)が、この100人を動かして交通や通信、
マスコミ、発電所などのエネルギー源などをおさえる体制が作られた。

 この100人の組織は、事実上「影の政府」ともいうべきものだ。政府機関の避難用の地
下施設は、マウント・ウェザーのほかアメリカ東海岸の山中に96カ所作られている。マウ
ント・ウェザーは大統領とホワイトハウスのスタッフ用で、そのほかにたとえば国防総省は
ペンシルベニア州のラベン・ロックという場所に、ワシントンのペンタゴンが使えなくなっ
た場合に備えた地下施設を持っている。(関連記事)

 また有事体制下では、事実上、議会を通さずに法律を制定し、裁判所に代わって司法権を
発動し、国民を兵役その他の仕事に強制動員できることになっている。有事の際は、議会に
諮っていると時間がかかりすぎるので、議会を無視した大統領の独裁体制で国家運営ができ
る、という考えに基づいている。

 こうした有事体制も、1990年代に入って冷戦が終わると、用済みになったと思われ
た。FEMAやマウント・ウェザーの役割も、戦争を中心とするものから、災害復旧を中心
とするものに書き換えられた。

 FEMAは1989年のサンフランシスコ大地震や、1992年のフロリダ州の暴風雨被
害の際に出動している。しかし、FEMAはこれらのいずれの事件の際にも、地元の自治体
や住民から、十分な働きをしたとは見られていない。被害者を助けるより、緊急事態が発生
したときにどのような大衆心理が発生するかを調べることに主眼が置かれていたからだっ
た。(関連記事)

 FEMAの活動範囲には災害復旧だけでなく、戦争やテロに対する備えという分野も入っ
ている。そのため政府に批判的な人々は「FEMAはいまだに、災害の被害者を助けること
より、有事の際に権力を掌握することを組織の主眼に置いている」と指摘し続けた。だが、
彼らの指摘は「陰謀説」の範疇に入れられ、大きく取り上げられることはなかった。

 私自身、911事件の後、大統領府の上層部は911を事前に知っていたが防がなかった
可能性が大きいことに気づき、大統領府がそんなことをしたのはなぜなのか考えながら、ネ
ット上の文献などを調べるうちに、FEMAに象徴される有事体制の存在が関係しているの
ではないか、とも考えた。大統領府による独裁政治が可能になる有事体制を作り出すために
911が誘発されたのではないか、という見方だった。しかし、911後に有事体制が組ま
れているという情報はなかった。

 世界で最も民主主義を大切にする国といわれてきたアメリカの最高責任者が、民主主義を
無視した独裁体制に移行したいなどと考えているはずがない、という気持ちもあった。マウ
ント・ウェザーを拠点とした「影の政府」の組織作りが決められてから30年以上経つが、
その間一度も影の政府が実際に稼動したことはなかった。「影の政府」など、名前からして
スパイ小説の中にしか存在しないものと思えた。

▼「陰謀説」呼ばわりをくつがえしたすっぱ抜き

 ところが、そんな状況は3月1日に吹き飛んだ。911の直後からアメリカ史上初の「影
の政府」が置かれていることをワシントンポストがすっぱ抜き、大統領もその事実を認めた
からだった。記事の中に「FEMA」という組織名は出てこないものの、影の政府の職員数
はFEMAの計画と同じ「約100人」で、その役割もかねてから指摘されていた「影の政
府」そのものだった。(関連記事)

 影の政府は、議会に全く知らせないまま稼動していた。そして、存在そのものはマスコミ
にすっぱ抜かれても、日々どんな業務を展開しているか、組織の中身は一切明らかにされて
いない。

 ●影の政府を率いているのはチェイニー副大統領だとみられている。チェイニーは911以
降、「大統領と副大統領が一緒にいると、テロ攻撃に遭ったとき両方死んでしまうのでまず
い」という理由で公の席に姿を現さず、どこにいるか秘密にされている状態が続いていた。

 影の政府が置かれている場所は「東海岸の2ヵ所に分散している」と書かれているだけ
で、安全保障上のことを考えて記事の中に地名は記されていない。だが、ワシントンポスト
の記事を後追いしたイギリスのガーディアンは、影の政府が置かれている場所として可能性
があるのはマウント・ウェザーやラベン・ロックだと指摘している。(関連記事)

 大統領府は、影の政府の存在が暴露された2日後「オサマ・ビンラディンの一味がアメリ
カに核兵器を持ち込んで爆発させる可能性があるので国境検問を強化している」という発表
を行った。影の政府が必要とされる緊急事態が実際に続いているのだ、と強調することが目
的だったと思われる。(関連記事)

 「911という前代未聞のテロ事件に遭遇し、その後もアメリカ本土に対して再びテロ攻
撃が行われる可能性が大きい以上、影の政府を置くことは疑惑をもたれることなどではな
く、むしろ大統領府が危機に対してきちんと対応していることを示すものとして歓迎される
べきだ」というのが、アメリカでの常識かもしれない。

 だが、以前の記事でたくさん書いてきたように、911テロ事件は大統領府やCIAなど
が誘発して起こした可能性が大きいことを加味して考えると、全く違う解釈が成り立つこと
に気づく。「大統領府による独裁政治が可能になる有事体制を作り出すために911が誘発
された」という解釈である。

 世界で最も民主主義を大切にするはずのアメリカ合衆国のトップが、なぜ独裁体制を作ら
ねばならないのだろうか。その辺のことは改めて考えたい。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/175/


特集:
石原都知事・手嶋氏・佐々氏が語る9.11以降の世界
シンポジウム 21世紀におけるグローバルな安全保障
「テロリズムと危機管理 〜 9.11以降の世界」より

9.11を目撃したのは米国人ばかりではなかった。当時、東京都知事の石原慎太郎氏、NHKワシントン支局長の手嶋龍一氏、そして元内閣安全保障室長の佐々淳行氏の3人が、期せずして米国防総省(ペンタゴン)に対する自爆テロを目撃した。
その3人が「テロリズムと危機管理〜9.11以降の世界」と題して日本の危機管理の危うさと課題を語り合った。
この鼎談には12人のオブザーバーも壇上でコメントを述べた。12人は、いずれも今年11月に、首都大学東京のオープンユニバーシティ(社会人向けの生涯学習講座)に開設される総合危機管理講座の講師陣(18人)のメンバーである。

石原 慎太郎氏/東京都知事
手嶋 龍一氏/外交ジャーナリスト・作家
佐々 淳行氏/元内閣安全保障室長、総合危機管理講座創設委員会代表

9.11を目撃した3人の日本人

 9.11のまさにその日、米国のワシントンを石原慎太郎氏と佐々淳行氏は偶然にも訪れていた。手嶋龍一氏はNHKワシントン支局長として赴任しており、9.11発生から11日間にわたって24時間連続の中継放送を精力的にこなした。緊急時においても冷静に取材・報道する手嶋氏の姿を記憶している人も多いだろう。

 石原氏は当時の思い出をこう語る。


石原 慎太郎氏

 「その日、寝ていると秘書が起こしにやってきて、ワールドトレードセンターに飛行機がぶつかったというんです。驚いて目を覚まし、カーテンを引くと、なんとペンタゴンが炎上している様が目に飛び込んできた。

 アメリカの国防の中枢が攻撃されるという緊急事態において、その直後からFEMA(連邦危機管理局)がよく機能しているのには感心しましたね」

 FEMA(Federal Emergency Management Agency:連邦危機管理局)とは、1979年に設立された米国の機関で本部はワシントンD.C.にある。全米10カ所に地域事務所を配置し、総職員数は約2500人。FEMAの活動は自然災害時のみならず、核戦争といった国家安全保障にかかわる事態など、広範囲におよぶ緊急事態において支援・救援活動を行う。

 石原氏はこのFEMAの活躍ぶりに触発され、帰国後、日本版FEMAの創設を政府に呼びかけるが、反応は鈍かった。そこで、まずは首都圏を中心に周囲の県などに呼びかけ、「首都圏FEMA」を組織した。

 これは東京、神奈川、埼玉、千葉、川崎、横浜など8都県市が協定を結び、地震など非常事態が起きたときに自治体同士が助け合う仕組みだ。協定を結んだ地域には8万人の警察官と1万5000人の消防官、1万5000人の自衛官がおり、例えば東京直下型地震が起きたら、都知事の要請により、8都県市が一体化して対応することができることになった。



安全保障の在り方を変えた事件

 NHKワシントン支局長だった手嶋氏は9.11をこう振り返る。


手嶋 龍一氏

「ちょうどあの日、わたしは朝、早めに職場へ向かっており、車の中で1機目の衝突のニュースを聞きました。まもなく、これは事故ではない。国際的なテロルだと分かりました。当時、フロリダにいたブッシュ大統領は、即座に緊急声明を出し『テロリズムがアメリカを襲った』と断じたのです。

 NHKワシントン支局からは、ポトマック川を挟んで、国防の中枢、ペンタゴンが位置しているのですが、そのペンタゴンもテロの攻撃を同時に受けていたことが分かりました。

 これがどれほど大きな事件だったのか。そのさなかでは本質がよく見えなかったのですが、その後、時間が経つにつれて事の重大さが分かっていきました。4機のハイジャック機が、アメリカという名の巨大タンカーに激突して、その進路を変えてしまったのです。それは、日本の安全保障やセキュリティーの在り方も根本的に変えることになりました」

 手嶋氏は9.11が世界にどのような変化をもたらしたかについて、今年8月10日に英国で摘発された大規模な航空機テロを例として挙げた。

 「奇跡的な、といえる出来事でした。未然に摘発したことで何千人もの命が救われたのですから。しかし、そのために、当局は、盗聴をあえてやり、ダブルエージェント(二重スパイ)を送り込むなどの諜報活動に手を染めています。これは、わたしたちへの重要な教訓です。つまり、テロの防止・摘発のためには、いかなる手段もいとわないのか、それとも、あくまで人権を重んじ、その手前で踏みとどまるのか。今、我々は、その選択を迫られているのです」

 これに対してオブザーバーである前内閣危機管理監の杉田和博氏はこう述べた。

 「テロ対策はテロリストを入国させない、拠点を作らせない、テロを実行させないことが基本です。実は9.11以来、日本はいまだに厳戒態勢を敷き続けているのですが、わたしは入出国の水際対策の脆弱さに不安を持っています。

 入国管理官の人数が少ないことと、いったん入国した人を管理する発想がない。国内に入った外国人を監視する仕組みがないのは問題でしょう。また、戦うべきテロの定義づけすら存在しない。テロは従来の犯罪とは違うのだという認識が大切です。

 テロを防ぐにはテロリストの動きを封じなければなりません。そのためには情報収集活動が必須ですが、いまだに海外に頼っているのが現状です。早く法律的整備を進めなければなりません」

インテリジェンスを統合・評価する機関を

 杉田氏の意見に佐々氏も同感だ。


佐々 淳行氏

 「わたしも治安活動に従事したが、情報なき戦いほど現場にとって辛いことはありません。中央情報局を内閣直属で持つ必要がある。しかも、盗聴やおとり捜査などの手段を許可してもらわないとテロリストとまともに戦うことはできません」

 だが、一方で盗聴やおとり捜査を無制限に許せば、公安活動が市民生活の中にも入り込み、プライバシーや人権侵害の恐れがある。ジャーナリズムに対しても報道規制や検閲といった圧力がおよぶ危険性もある。こうした問題に対して手嶋氏は「ぎりぎりの選択の場面に直面している」と言う。

 「安倍晋三さんは日本版CIAを提唱して、テロリストを水際で食い止め、仮に入り込んだら監視する仕組みが必要だと主張しています。英国が今回、大規模テロを防ぐことができたのは、統合情報委員会(JIC)という内閣直属の組織が、複数の情報機関からインテリジェンスを吸い上げて、評価し最高首脳に報告する機能がうまく働いたからです。

 ところが、日本では情報組織同士の連携がほとんどない。それぞれがタコツボ型です。情報を総合的に統合、評価する機関がないのが実情です。日本版CIAを創設するにしても、その点に注意する必要があります。

 もう一つ、あまり知られていないことですが、英国では安全保障にかかわる報道については、ごくわずか、報道規制を敷く権限が当局に与えられています。わずかな部分でも『規制がある』というのと、原則『ない』というのでは、決定的に違います。わたし自身はジャーナリストですから、自由な報道のために、こうした規制はない方がいいと考えます。しかし、イギリス当局によるテロの摘発や防止には、こうしたシステムがときに威力を発揮しているのもまた冷厳な事実なのです」

 当局の権限という意味では、9.11の発生後、さらなる被害を防ぐために、連邦航空局が飛行中の航空機を強制的に着陸させ、命令に従わない航空機は迎撃するという強硬手段をとった。日本で航空機テロが起きたときに同じ措置が取れるのか、オブザーバーで元運輸省官房長の棚橋泰氏はこう語った。

 「現在はATM(エア・トラフィック・マネジメント)センターが出来て、日本領空の航空機を一元管理できるようになりました。ですから、小型機を除いて一斉に強制着陸させることはやろうと思えばできる体制になっております。問題はその決断ができるかどうかです。アメリカでは着陸しない航空機を攻撃すると宣言しましたが、日本でそれができるのか疑問です」

意思決定が遅い日本政府

 佐々氏は結局、緊急時の対応は「国家の意思決定の構造問題に行き着く」と結論づけた。緊急時のおける日本政府の意思決定の遅さ、情報収集能力の欠如は阪神・淡路大震災での対応で明らかになった。手嶋氏は大震災発生の時、ペンタゴンのオペレーションルームにいて、日本政府の対応のまずさに歯がみする思いだったと語る。

 「当時、ちょうどペンタゴンのオペレーションルームでクラーク中将と話をしていました。その最中に阪神地区で大規模な地震があったと報告が上がってきたのです。クラーク中将は即座に各方面へ連絡し、日本から米軍の出動要請があれば、すぐに対応するようにと指示を出しました。

 ところが、日本政府はついに決定的な形では出動を要請をしませんでした。自衛隊は結果的に出動が遅れ、死者が増えることになりました。こうした非常時こそ、在日米軍を利用するべきなのです。万全の体制で臨んでいたのを目の前で見ていただけに、本当に残念でした」

 これに対して石原氏は「自衛隊だってスタンバイしていたんだ」と語った。

 「自衛隊はすぐに出動できたのに、政府の命令が出なかった。自衛隊は待ちきれずに命令の前に出動したんですよ。出動の遅れで、死なずに済んだ人まで亡くなってしまった」

 佐々氏は政府の意思決定の遅さは安全保障上、大きな問題だと述べた。

 「7月5日に、北朝鮮はノドン、テポドン、スカッドを7発発射した。もし、日本が狙われたら、たった7分間でノドンが着弾するんです」

 この問題について、オブザーバーである拓殖大学客員教授の江畑謙介氏は「北朝鮮のミサイルがちゃんと飛ぶことが分かって驚いた」と語った。

 「おそらく北朝鮮はパキスタンとイランで発射実験を実施していたはずです。日本の安全保障からいうと、容易ならざる事態になったといえますね。同時に多数のミサイルを発射されたら、完全に防ぐことは不可能です。

 発射から着弾まで時間がないので警報を出すことも無理。結局、落ちた後にどう対応するかが問題でしょう。核・生物・化学兵器が搭載されているのかどうかを判断して、的確に対応し、正確な情報を国民に伝える必要があります。ウワサで群衆が動くのが一番危ない」

 石原氏は北朝鮮に対して日本は毅然とした態度で臨むべきだという。

 「北朝鮮が『経済制裁をしてみろ。日本を火の海にしてやる』というと、日本人はすくんでしまう。どうも日本人は言葉や観念に弱いんだね。どうして『やるならやってみろ』と言えないのか」




東京直下型地震に対する“心の耐震化”

 最後に話題は首都圏大地震に移った。東京直下型地震の危険性が高まっている点についてオブザーバーで地震問題に詳しい元NHK解説委員の伊藤和明氏はこう語った。

 「関東大震災以来、東京では直接、死者の出るような大地震は起こっていません。80年間というもの、平和な時代にわたしたちは暮らしてきたわけですが、この間、都市は過密になり、超高層ビルが林立し、埋め立て地が増えて、そこにも建物が建つようになった。

 つまり、それまで人が住まなかったような場所にも住むようになったのです。80年間、危険を蓄積してきたともいえます。政府の試算では、東京北部にマグニチュード7.3の地震が発生した場合、最悪で全壊は85万棟、死者は1万1000人といわれています。建物や町の耐震化と同時に、人々の防災意識を高める“心の耐震化”も必要でしょう」

 元日本透析医学会理事長・災害時医療連絡協議会副会長の内藤秀宗氏はこうした大規模災害時の医療現場で的確なトリアージを行うために「トリアージ・ドクターの養成が急務」と語る。トリアージとは多数の傷病者が発生したとき、治療・救命の優先順位を付けることだ。

 「病院から一歩外へ出ると、医師は身分保証がないんです。そのためにもトリアージ・ドクターの養成を含めて、体制を早急に構築しないといけません」

 佐々氏は内藤氏の言葉をこう補足した。

 「緊急時のトリアージでは誤診が起きる場合もある。そのたびに医療訴訟を起こされるようになると、医師は対応できないのです。免責や国の補償などがないと、トリアージ・ドクターは育ちません」

 わたしたちを取り巻くテロと災害の危険は日増しに高まっている。当事者としてのわたしたちの意識と、危機管理体制を早急に構築しなければ後悔することになる。悲劇が起きてからでは遅いのだ。






カレイドスコープ

自民党のFEMA創設計画と米国の共産主義

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1729.html







06. 2015年3月08日 13:27:04 : Oc3OzqInnU

嘘八百のこの世界
http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-841.html#end


FEMAを告発した映画「GRAY STATE」の監督と奥さんと娘さんが、自宅で死体で発見されたようです!

2015.02.18 *Edit



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