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閣内不一致/(C)日刊ゲンダイ
いつから「有志連合」入り? まともに答えられない安倍政権
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157003
2015年2月6日 日刊ゲンダイ
「日本人にはこれから先、指一本触れさせない」――。イスラム国による邦人殺害事件を受け、安倍首相が勇ましい発言を繰り返している。なぜ日本がテロの標的となったのか。安倍首相が理解しているとは思えない。日本がいつからイスラム国と戦う「有志連合」の一員になったのかさえ、政権メンバーの誰もがマトモに答えられないのだ。
「日本はもうすでに入っている」
米国主導の有志連合に日本は入っているのか。政府見解として菅官房長官が「加盟」を初めて認めたのは、2日午後の定例会見でのこと。実はそれまで「有志連合は空爆など軍事作戦に加わる国だけ、日本は含まれない」という解釈もあった。人質事件に見舞われても、日本の有志連合加盟の有無はアヤフヤな状態だったのだ。
菅長官が加盟の根拠に挙げたのは、米国の呼びかけで昨年12月3日にブリュッセルで開かれた約60カ国・地域の閣僚級会合に日本が参加したこと。有志連合に加わったのは「12月3日」という認識だった。
当時、日本からは現地の駐ベルギー大使が顔を出しただけ。先月22日のロンドンでの有志連合の閣僚級会議に日本は不参加。前日までロンドンにいた岸田外相は当初の予定通り帰国していた。
ところが、米国務省のホームページを確認すると、「昨年10月1日」付で有志連合の参加国リストを公開していた。計61カ国・地域の中に「Japan」の文字がしっかり記されてある。
「リストは軍事作戦に加わる国と、日本のように人道支援のみ行う国が一緒くたにされています。各国の役割が一切、明記されていません。イスラム国がこのリストを見ても、日本が軍事行動と距離を置いていることは分からない。後藤さんがイスラム国に拘束されたのはリスト公開から約1カ月後のことです」(政界関係者)
4日の衆院予算委員会で、民主党の辻元清美議員が「参加日」の食い違いを指摘すると、岸田外相はこう言った。
「昨年9月19日にケリー米国務長官主催でイラク情勢に関するハイレベル(外相級)安保理会合を開いた。日本からは薗浦健太郎・外務政務官が出席。その直後、(有志連合の)リストが公開された」
こんな答弁じゃあ、日本がいつから参加したのか、サッパリ分からない。問題の安保理会合の直後に日本政府は「有志連合に加わった」とは一切、表明してこなかったし、参加を報じたメディアも皆無だ。
「日本政府が自らの意思で参加したのかすら疑わしい。オバマ政権は昨年9月末のシリア空爆開始直前まで、国内外から『空爆は国際法違反』と非難されていた。そこで空爆の正当性を強調しようと、できるだけ有志連合の参加国を増やし、人道支援金の拠出を表明した日本も組み込んだ。日本は米国の“水増し”を黙認してきたのではないか」(辻元清美事務所)
こんなデタラメでイスラム国の標的になるなんて、ごめんだ。犠牲になった2人だって浮かばれない。
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