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2015-02-05 07:37:04
安倍首相がいよいよ憲法改定に手をつけ始めました。「憲法改定の国民投票は来年夏の参院選後にする」ということで、安倍首相と自民党の船田元・憲法改正推進本部長は昨日2月4日、一致したのです。安倍”暴走車”がさらにアクセルを踏み込みます。
安倍晋三という男はそれに先んじて、憲法9条を骨抜きにする「集団的自衛権」を今回の中東支援で「人道支援」と称してすでに実施しました。
ところが驚くことに、国会では「安倍首相が、集団的自衛権を事実上行使した」という、まともな問題意識すらないようです。もちろん、きちんとした論戦もありません。昨日は民主党のなかでは論客とみなされている細田豪志・政調会長と辻元清美氏が質問に立ちましたが、集団的自衛権の「集」にも触れませんでした。
安倍首相は、「テロの過激な組織である『イスラム国』を壊滅させるため、有志連合に加わった」ことを明言し、国会答弁のなかで、「今回の中東支援は、食料や医療など『人道的支援』だ。武器、弾薬ではない」と、答弁しています。
政府側の説明は、有志連合の中には空爆など直接戦闘に加わるグループと、食料や医療など人道支援を担当するグループの二つがあるという分け方をして、日本の支援は後者だから問題ないとしています。食料や医療などの人道支援は、歓迎されていると胸を張ってもみせました。
とんでもない。ごまかしです。戦争とは、武器弾薬を使用する直接の戦闘だけではなく、食料や医療などの後方支援があってこそ成り立つものです。戦争とは、前線と後方の兵站(へいたん)の両方の部門から成り立っています。
仮に、生活に困っている民間人への支援であるとしても、それを援助することは、そこで浮いた分を武器・弾薬費に回せるのだから、戦争支援の効果はまったく同じことです。戦争当事国を支援することは、戦争に加わることです。相手国から見れば、「敵」になることです。
「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表は、今週2月1日のNHK日曜討論に出演して、「ドンパチだけが戦争ではない。一番大事なのは補給であり、食糧援助は戦争の一部だ。『イスラム国』と闘う周辺国を援助するといえば、『日本が敵になった』とみなされるのは当たり前。安倍首相は集団的自衛権を発動したといえる。政府はごまかしを止めるべきだ」と、明確に述べました。
大手のメディアは例によって、大政翼賛報道です。今回の中東支援が「集団的自衛権の行使に当たる」と指摘したところはありません。安倍首相をトップとする権力側に遠慮し、報道の中身を忖度(そんたく)する。こうした政府のごまかしを見過ごすことが積み重なるなかで、「政府のやることを批判することは、非国民だ」という「空気」が醸成されていきます。
安倍首相とその周辺を取り巻く勢力は、イケイケドンドンになってきました。「後藤健二らが犠牲になってくれたことで、国民の間に、『テロと闘わなければならない』というムードが強まってきた。さあ、未だ。いよいよ念願の憲法改正だ。今を逃すな」
最大野党の民主党が、なんとも頼りない。自民党に押されっぱなしです。こんな政治状況を、国民が、有権者が支えています。こんな日本を、次の世代の人々に申し送ろうとしています。
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