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ヨルダンで対応した中山外務副大臣/(C)日刊ゲンダイ
救出失敗 安倍政権がバラまいた“情報収集”の代価
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156925
2015年2月4日 日刊ゲンダイ
「情報収集と分析に全力を挙げる」だけで、人質2人をむざむざと殺害されてしまった安倍政権。その“情報収集”にも税金は使われている。
04年4月に起きたイラク日本人人質事件では、拘束された5人の救出に関連して支出した外務省の経費は、総額で約1815万円。これは職員の航空運賃、宿泊費など直接かかった経費で、人件費は含まれない。この事件では、人質の拘束から解放まで10日あまり。単純に1日約170万円かかった計算になる。
「安倍首相は先日の国会答弁で、後藤さん拘束後の11月から現地にも対策本部を立ち上げたと話していた。2カ月以上となると、1億円は超える。もっともこれは表に出せる金額です。実際には現地の仲介役などに水面下でジャブジャブ謝礼を支払っているので、2倍、3倍ではきかないでしょう。そもそも安倍政権は今回の事件で、官房機密費からも10億円用意していたと囁かれています」(官邸事情通)
国民の命、安全を守るのは政府の責任で、お金だってかかる。当然だろうが、安倍政権は、ヨルダン頼みで右往左往しただけで億単位だ。
「情報収集でお金をバラまいたせいで、中東では改めて『日本人はお金になる』というイメージが広がった。標的にされる危険性がさらに高まったともいえます」(外務省関係者)
何か解せない。
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