http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/342.html
Tweet |
「「やはり、確信犯なんですよ。今回の中東歴訪は、」古賀茂明氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16552.html
2015/2/4 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビューの模様を実況します。
テレビ朝日「報道ステーション」で安倍政権を批判した古賀氏に、その真意を岩上安身が直撃します。@iwakamiyasumi
岩上「本日は元経産官僚の古賀茂明さんをお迎えしました。報道ステーションでのご発言が大きく取り上げられています」
古賀氏「ものすごい量の意見がtwitterに寄せられているそうです。私はあまり見ていないので、ちょっとよく分からないのですけど」
岩上「報道ステーションで"I am not Abe"と発言されました。この真意についてお聞かせ下さい」
古賀氏「後藤さんの解放を願う方が、"I am Kenji"というスローガンを掲げていました。後藤さんは信頼の輪を構築することを目指していました」
古賀氏「安倍さんのせいで後藤さんが殺された、という指摘がありますが、それはちょっと言い過ぎかな、と思います。私が一番感じたのは、11月はじめまでに、外務省は後藤さんが捕まっていることを知っていました。そのことは、官邸に情報が行っていたはず」
古賀氏「そして、米国にも情報はすぐに上がります。そういう状況の中で、安倍総理が中東歴訪をし、エジプトの演説で『イスラム国と戦う周辺各国に2億ドル程度の支援をする』と。この経過は、官僚から見ると非常に違和感があります」
古賀氏「中東を歴訪するのは、得策ではなかった。しかしそのことを、外務官僚は官邸に言えなかったか、あるいは却下されたか、ということではないでしょうか。安倍総理は、逆に利用したと思います。あの文言は、外務官僚であれば絶対に書かないものです」
古賀氏「では、どうしてそこまで官邸が強気になれたのか。事前にお金を払って解決していれば、米国に対して顔向けできなくなります。安倍総理は今回、中東に行って、米国や英国とともに有志連合の一員であると認めてほしかったのでは」
古賀氏「米国は人質事件の際、トルコに協力しろと圧力をかけましたが、トルコはそれに従いませんでした。トルコは貫き通して、人質を取り返したんです。米国からすれば、そんなトルコと比べ、安倍総理は『よくできた子』ということになります」
古賀氏「やはり、確信犯なんですよ。今回の中東歴訪は、人道支援のためではなく、欧米と肩を並べたい、という目的のために行われました。イスラエルとの会談は、そのためにこそセットされたのでしょう。」
古賀氏「人質事件が発覚した後、『人道支援』という表現を強調することに切り替えましたよね。それは、人道支援のための中東歴訪だったのに、イスラム国というならず者が攻撃してきた、というロジックを作るためでした」
古賀氏「"I am Kenji"こそが、日本の心であり、憲法の心であると思います。しかし安倍総理が、それと違うことを言って歩いているわけですね。だから我々日本人は、I am KenjiとI am not Abeをセットで世界に発信すべきでは」
岩上「元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんが、古賀さんを批判して、『ソースを出せ』と言っています。しかし、安倍総理は2014年9月23日にエジプトのシシ大統領と会談し、『空爆でイスラム国壊滅を』ということを言っているんですね」
岩上「古賀さんは、昨年『国家の暴走』という本を刊行されています。帯に、『安倍政権による軍事立国化を食い止めよ』とあります。日本の経産官僚が、軍事立国を進めようとしているという、驚くべき内容です」
古賀氏「安倍総理が、軍事力を背景として、米国や英国と同様に世界を仕切ることができるようになることを目指しているのだと思います。そのために、「戦争をするための13本の矢」がセットされている。日本版NSC、特定秘密保護法などなど」
岩上「今回、非常時なんだから、政府がやっている時は黙っていろ、という同調圧力がかかりました。しかし、戦争というのは常に非常時ですよね」
古賀氏「そうなると、マスコミが自粛して、政権に有利な情報だけが流れていきます」
岩上「報道ステーションの方には、圧力がかかっていないのでしょうか」
古賀氏「社内では、やはりすごい圧力がかかっているそうです。それだけではなく、ネットウヨクの人たちから、出演しているコメンテーターにすごい量のメールが送られてくるそうです」
古賀氏「今回、日本人のイスラム国に対する報復感情を政府が煽っているように思います。憎悪に恐怖が重なった時、『やられる前にやらなければならない』という思考回路になります。『やられる前にやる』というのは、殺人ですよ。それが、正義にすり替えられていく」
古賀氏「私達は今、どこに連れていかれようとしているのか。法律改正をして、自衛隊が米軍の共同作戦に参加することになる。そして自衛隊員に死者が出れば、さらに憎悪と恐怖が煽られ、偽りの正義が膨らんでいくことになります」
古賀氏「一国のリーダーというのは、まずは冷静になるよう、国民に訴えかけることが務めなのでは。日本国憲法のせいで、日本が弱腰だなんて思っている国はありませんよ。なぜ安倍総理は、この平和ブランドを恥だと思うのか、全く理解できないんですよ」
古賀氏「安倍総理は、中国が強くなるなら日本も軍事的に強くならないと、と思っています。経産官僚はそこに乗っかって、軍需産業で利益を出そうとしているのでしょう。今、経産官僚は、安倍政権にグッと食い込んでいるんです」
古賀氏「世界では、原発が高いというのは常識になっています。安いなんて言っているのは日本だけ。どうしても原発を維持したがっているのは、日本としては、抑止力として核兵器を持ちたがっているのでしょう」
古賀氏「今の安倍政権とそれをサポートしている人たちは、自分たちが勝つということしか考えていないんですよ。負けるなんてことは思っていない、そういうメンタリティなんでしょう。(軍事的に)強くなって、世界に認められたい、ということ」
岩上「今回の事件をきっかけにして、日本は中東に出て行くことになるのでしょうか」
古賀氏「論理的に考えれば、米国は中国と戦争をしたがっていません。米国は、中国と対抗するために頑張らせるのではなく、中東に自衛隊を派遣させたいのではないでしょうか」
岩上「翼賛体制構築に抗する『声明文』というものを出すそうですね」
古賀氏「今井一さんと映画監督の想田和弘さんが中心となっています。この宣言を出し、賛同者を募るということをやっていきたいと思います」
以上で「岩上安身による元経産官僚・古賀茂明氏インタビュー」の実況を終了します。
動画アーカイブは、準備が整い次第、IWJのトップページ(http://iwj.co.jp/ )にアップいたします。@iwakamiyasumi
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK179掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。