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2015-02-01 08:55:25
「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したという動画が流されました。安倍首相は例によって、「非道、卑劣なテロ行為を断じて許すことはできず、その罪をつぐなわせる」と、言葉だけは勇ましく反応して見せました。しかし、この間の経過をみると、浮かび上がってくるのは、無内容の言葉だけを繰り返した強がりであり、無能無策を世界にさらけ出した醜態でした。
安倍首相が繰り返したのは、「情報収集と分析」という言葉と、「関係国と密接に連携して対応している」ということだけです。一連の経過を検証すれば、できることすらもサボり倒したことが分かります。
安倍政権ができることとは、有志連合側に2億ドルの「人道支援」を約束したように、イスラム国支配地域でも生活に困っている人たちに「2億ドルの人道支援」を約束することです。そんな簡単な知恵も出さずに、ただ「テロに屈することはない」と、壊れたテープレコーダーまがいにバカの一つ覚えを繰り返すだけでした。安倍という男は、本物のバカだと断定できます。
日本の国民の多くも、バカな首相のやることを黙って見ているだけでした。羊のようにおとなしく政府への従順主義を示しました。「長いものに巻かれろ」主義をいかんなく発揮し、いつものように「お上のなさることには黙って従う」という無類の”奴隷根性”を見せつけました。
それどころか、安倍首相のやり方を批判すると、「いまは批判するな」という”右向け右”の言論封じが強まりました。共産党の志位和夫委員長すらも、自党の議員が安倍批判をツイッターで発信すると、「今は不適切だ」と、黙らせ、結局その発信文は削除されました。
「イスラム国」側の後藤さん殺害動画では、「安倍よ、勝ち目のない(IS=イスラム国との)戦争に参加するという無謀な決断をしたために、このナイフは後藤を殺すだけでなく、お前の国民がどこにいようとも見つければ虐殺をもたらすだろう。日本の悪夢がいまはじまる」というメッセージを発しました。
安倍首相のハラの中は、「しめしめ、これで集団的自衛権の諸法規改定がスムーズに進む。オレの政権の基盤がますます強くなる。憲法改定もできそうだぞ。9条も完全に骨抜きにしてしまおう」でしょう。
国民は、その安倍首相の暴走に対しても、たいして強い反対もせずに黙っておとなしく従う「羊主義」を貫く。「奴隷根性」をこれでもかといわんばかりに発揮して見せる。
アメリカのオバマ大統領は、「日本を含む有志連合は、今後もテロと闘い続ける」と声明を出しました。ついにアメリカによって、日本は有志連合の一員と晴れて認められたのです。これこそ安倍首相が「テロ対策として2億ドル支援する」と得意げに発表し、「後藤健二・湯川遥菜殺害」という犠牲をはらって得た、かくかくたる”成果”です。
しかし、子ブッシュ大統領が「テロとの戦争」を宣言したのは、アメリカでの2001年の「9.11」同時多発テロからです。それ以前から中東でアメリカは主に石油資源の奪取を狙い、さまざまな攻撃を繰り返してきました。空爆によって多くの子どもや女性も殺害しながら、自分たちがやった虐殺・いわばテロと同じ行為は「コラテラル・ダメージ」(付随する犠牲)という言葉で片付けました。自分たちのテロ行為は棚にあげて、中東での殺害行為だけを非難する二枚舌は、本来許されるものではありませんよね。
日本は有志連合とは距離を置き、平和的な努力によってテロをなくしていく外交努力を展開すべきでした。そういう方向への転換へ、国民が圧力をかけるべきでした。しかし、「羊の国民」「奴隷根性の国民」は、これからも黙って「安倍首相さまがなさることに異論を唱えるなど、恐れ多い」と、ただ従うだけかもしれません。
残念ながら国民自体が、客観的には第2、第3の「後藤・湯川」を生むことに力を貸していると自覚する必要があるといえるのではないでしょうか。
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