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イスラム国混乱のどさくさの中で、TPPが成立するのか
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019
2015-01-31 09:19:33 ひょう吉の疑問
ここ数日テレビをつけるたびに、どこもかしこもイスラム国情勢の報道ばかりである。
その裏で、急速にTPP交渉が進んでいる。しかし国民の関心はイスラム国に向けさせられている。
日本がイスラム国と対決姿勢を強めるに従い、日本とアメリカとが接近しているような気もする。
どさくさの最中にその裏側で重要なことが決まっていくことはよくあることだ。
ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』ではないが、そこに何らかの政治的な仕掛けがあるような気もする。
何か重大事件が起こって国民の気持ちが動転している時に、別の重大な決定が国民の関心を呼ばないまま、秘かになされていく。
これはブラックな政治手法として定着した感がある。
以下、コピーする。
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ヤフーニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150130-00000033-mai-bus_all
<TPP>牛肉関税9%程度、日米調整 10年以上かけ
毎日新聞 1月30日(金)10時59分配信
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉を巡る日米協議で、日本が輸入する牛肉にかけている関税を、現行の38.5%から10年以上かけて9%程度まで引き下げる方向で両政府が調整していることが分かった。
TPP交渉は今春の合意を目指しており、その前提として日米が農産品関税などで歩み寄り、合意に至る公算が大きくなっている。
牛肉は、日米協議の中心となる農産物の「重要5項目」の一つ。
日本は今月発効した豪州との経済連携協定(EPA)で、
同国産の冷凍牛肉の関税を18年かけて19.5%まで引き下げることにしているが、
高い水準の自由化を目指すTPPでは、更なる引き下げが避けられないと判断した。
その代わりに、関税削減には10年以上の長い期間を設けるうえ、輸入が急増した際に関税率を再び引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)を設定することで合意。
その発動条件などを巡って詰めの協議が続いている。
日米協議を巡っては、米国産の主食用米の輸入拡大や、豚肉の関税を大幅に引き下げる方向で調整が進んでいる。
2月2日からは大江博首席交渉官代理がワシントンを訪問し、事務レベルで残された論点について協議。
2月中にも閣僚同士の協議を行い、合意を目指す方向だ。
ただ、最終的には閣僚間で調整が必要な課題が残るとみられ、各品目の合意内容は最後まで変更される可能性がある。【田口雅士】
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【私のコメント】
牛農家は、高級肉の生産を目指すことで安い牛肉に対抗していこうとしている。そのために夜も惜しんで牛の世話をしている。その努力には頭の下がる思いである。
しかし高級肉の販売は、世の中が豊かであることが前提である。高級肉は料亭などに通う一部の富裕層が対象である。需要層のパイは小さい。
そして不況になれば売れなくなる。
その意味で景気変動の波を受けやすい。
ということは牛農家は安定収入を得にくくなるということである。
これでは日本の農家を保護することにはならない。
しかも日本の食糧安全保障は、軍事的な安全保障と同様、アメリカを当てにすることはできないとする見解が多い。
日本には70数年前、アメリカ・イギリス・オランダ・中国によるABCD包囲網という経済制裁の中で、その物資の補給のため戦争にのめり込んでいかざるをえなかったという歴史がある。
80を過ぎた母は、当時、街の中心部の富裕な奥さんが、反物を風呂敷に包み、農家に頭を下げながら米を譲ってもらっていた話をよくする。
農家に反物は無用の長物だったが、それでも農家は貴重な米をわけていたという。
豊かな日本で、このような話はもっと語られるべきことだと思う。
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