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息子の無事を祈るムアス・カサスベ中尉の父親(左)と中山副外務大臣/(C)AP
後藤さん解放は長期化必至か イスラム国に翻弄される日本
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156825
2015年1月31日 日刊ゲンダイ
「さもなくばケンジが次だ」――。拘束されている後藤健二氏の妻は29日深夜、ロイター通信などを通じて英語の音声メッセージを発表。イスラム国からヨルダンで収監中の死刑囚の釈放を世界に訴えるよう要求されたことを打ち明けた。妻の願い虚しく、解放交渉は膠着状態。渦中のヨルダン軍パイロットの安否次第で、事件はさらなる長期化の様相を呈しつつある。
妻が声明を発表したのは、イスラム国が交渉リミットとした「29日の日没(現地時間)」の2、3時間前。拘束動画の公開以降、犯人側から何度もメールが送られてきたことを明かした。
今回初めて声明を発表した理由を「夫を拘束した組織から最後とみられる要求が送られてきた」ためと説明したが、死刑囚は日本時間30日正午現在、まだヨルダン国内にいる。殺害を予告されたパイロット、カサスベ中尉の安否も依然としてつかめていない。
「イスラム国からのメッセージを英語で伝えるのは常に後藤さんの役目で、中尉は後藤さんの持つプラカードに写真を掲げられていただけ。拘束後は本人の音声すら流れたことがない。はたして、中尉はまだ生きているのか」(外交関係者)
■“メッセンジャー”扱いされる後藤さん
ヨルダン政府は、中尉の生存が確認できない限り、死刑囚の釈放に応じない方針だ。問題は中尉が残念ながら、すでに殺されていた場合である。当然、ヨルダン政府とイスラム国の交渉は決裂、その時、後藤氏はどうなってしまうのか。
「イスラム国は後藤さんの利用価値の高さに気づいたはずです。何しろ、一時はヨルダン政府に『死刑囚の釈放準備はできている』と公式声明で認めさせた。これまで敵対国と水面下の交渉はあっても、公の場で人質交換を認めさせたのは初めて。日本政府を揺さぶり、ヨルダン政府に泣きつかせたからこそ、これだけの“戦果”を得たと犯人側は考えます。この先も後藤さんの解放をにおわせ、有志連合に加盟する国々に難題を吹っかければ、日本政府が資金力を背景に、都合よく動いてくれる。そのたび“テロリストとは交渉しない”という米国のメンツは潰れ、いずれ有志連合の結束も崩れていく。イスラム国がそう踏んでいても、おかしくないのです」(外交事情通)
最悪、後藤氏はイスラム国の“メッセンジャー”として永遠に利用される恐れもある。昨年11月に拘束を把握した時点で安倍官邸が早期解決に全力を尽くしていれば、いまの泥沼事態は避けられたはずである。
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