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強いられるテロとの戦い ゴミ箱の次は公衆トイレが消える
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156797
2015年1月30日 日刊ゲンダイ
イスラム国による人質事件を受け、政府はテロ対策を強化する方針を決めた。地下鉄サリン事件、9.11、ロンドン地下鉄爆破……国内外で大規模テロが起きるたび、撤去されてきたのが街角のゴミ箱だ。
今や都心の駅構内でゴミ箱を見つけるのは至難のワザ。かろうじて駅員の目の届く改札前に置いてある程度だ。
街角からも姿を消し、路上で鼻をかんでもチリ紙の処分に困るほど。23区内では「自分で出したゴミは持ち帰る」と、わざわざ条例を定めた区も多い。
「世界を見渡しても街中にこれだけゴミ箱のない国は珍しい。9.11テロに見舞われたニューヨークでさえ、地下鉄構内にゴミ箱はあります。ただし、テロ防止のため、厚い鉄製の円筒状シールドに包まれ、爆破されても周囲に飛び散らない構造になっている。予算はかさみますが、欧米社会は『安全はカネで買う』という思想が徹底している。ところが、この国は『安全のカネを惜しむ』という考えで、ゴミ箱撤去はテロ対策を口実とした経費削減策のように思えます」(青森中央学院大教授・大泉光一氏=危機管理論)
街角からゴミ箱が消え、次のテロ対策の“標的”になりそうなのは公衆トイレだ。
例えば英国では05年の地下鉄爆破テロから、12年のロンドン五輪開催までの間に公衆トイレの有料化が定着した。トイレの個室は街角の完全なる死角。テロのターゲットになりやすい。不特定多数の人々が「密室」に駆け込むハードルを上げ、テロリストの潜入を未然に防ぐ狙いだ。
■モスクワ市内には爆破しても壊れないトイレ
チェチェン紛争でテロが続発するロシアも同様だ。
昨年のソチ冬季五輪直前から、モスクワ市内でテロ対策を施した新型公衆トイレが次々と導入。コンクリートに特殊繊維を混入して強度を高め、内部で爆破しても壊れない構造だという。
「5年後の東京五輪を控え、都心の公衆トイレもテロ対策を講じる必要はある。ただ、ゴミ箱撤去の動きを見ると、公衆トイレの使用禁止、あるいは廃止という流れとなりかねません。一部のゴミ箱のようにテロ対策と称して透明にするわけにもいきませんしね」(大泉光一氏)
テロとの戦いに巻き込まれた以上、国民は尿意との闘いも覚悟しなければいけないのか。
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