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2015-01-28 09:56:06
「残された時間は24時間しかない」という新しいメッセージが昨日1月27日深夜、「イスラム国」という組織からネット上に投稿されました。その24時間の期限は本日深夜とみられ、一気に緊張が高まっています。
安倍政権はこれまで人質脅迫事件に対してどんな努力をしてきたのでしょうか。湯川遥菜さんが昨年夏に、後藤健二さんは昨秋に人質になってから、ほとんど何もしていない。安倍政府は「対策本部を設けた」といい訳しています。仮に対策本部を設けていたとしても、何もしていなかった、あるいは何の成果もあげられなかったのは、その後の経過が明瞭に示しています。今も強調している対策の主な内容は、「情報収集と分析」だけといっても過言ではありません。
なんとか副大臣を現地に残して懸命に対応していると言いますが、そのなんとか副大臣なるものは、現地でただオロオロしているだけ。それもそのはず、こうしたシビアな事件に対応した経験もなければ、知識もない。いわば、ずぶのドしろうとです。オロオロするしか能がない。
在外公館を叱咤激励しているといいますが、安倍政権がやれることはただ「情報と分析」ばかり。あとは、ヨルダン政府やアメリカ政府に協力を”お願いする”ことくらい。
安倍首相がみずから親しいと自認しているアブドラ・ヨルダン国王に電話をして協力を要請しても、ヨルダン政府自身がむずかしい国内事情をかかえており、権力基盤の弱い国王政府ができることは限られています。
アメリカのオバマ大統領にしたところで、「イスラム国」という組織の壊滅を目指して空爆に余念がなく、人質解放の力になることなど不可能です。やれるとすれば、特殊部隊を突入させて実力で奪還することくらい。それも、どこに後藤さんが拘束されているかを把握してからのことになります。でも、肝心の居場所が分からない。手の出しようがない。
第一、安倍官邸の対策本部は、メンバーがすべて”安倍さんのお友だち”です。彼らのハラの中はすべて、「自己責任だよ。殺されても本人の責任だ」だと思われます。ただ世論対策上、表向きは「大変だ、たいへんだ」と、騒いでいるだけ。
アベ・チームが真剣に考えていることは、今回の事件を、世論が安倍政権への批判に向かわないように収めるにはどうすればいいか、だけでしょう。そして、これを機に「集団的自衛権の諸法規改定に役立たせるにはどうすればいいか」だと推測できます。安倍首相自身が、今週25日のNHK日曜討論で、「こうした事態に自衛隊が役立つようにしたい」と明言しました。
そもそも今回の事件のきっかけは、「ISIL(イスラム国)つぶしのために2億ドル支援する」としたエジプトでの安倍演説です。この時の発言も、本音は「イスラム国と闘っている有志連合に、わがアベノニッポンも加わりたい。少なくとも有志連合に『アベノニッポンはテロに屈しない勇敢な国だ。安倍は世界的なリーダーだ』と認められたい」という子どものような”ほめられたい症候群”からの頭が狂った発言だったと言えます。
先行きはますます暗くなるニッポン。ただひとつ明るいニュースは、昨日、沖縄の「抵抗する人々」の強い団結の力で、政府の意図を受けた機動隊の暴力をはね返し、辺野古への資材運搬車を押し戻したことです。
この人々の力の前に、これまで渋っていた尾長雄志知事もさすがに重い腰をあげ、沖縄県警に「住民の安全を優先するように」と抗議せざるを得なかったようです。
しかし本来なら、政府の要人、たとえば菅官房長官に強く申し入れるべきですが、地元の沖縄県警の一部長に対しての抗議です。地元警察のトップである県警本部長くらいには抗議すべき案件を、全く腰の引けた形だけ、「抗議しましたよ」という見せ掛けだけの”抗議”に終始したようです。
日本中が腐り始めている現象はとどまることをしらない。残念ながら、まだまだ腐り続けて行きそうです。
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