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ユーチューブで公開された後藤さんとみられる画像
身代金2億ドルに匹敵? “伝説の女死刑囚”知られざる価値
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156707/1
2015年1月26日 日刊ゲンダイ
イスラム国は人質の後藤健二さん(47)と引き換えに、ヨルダンで服役中のサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を要求してきた。イスラム国にとっては、2億ドルの身代金に匹敵するほどの価値がある女のようだ。
70年にイラクで生まれたリシャウィは、イスラム国の前身「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いたアブムサブ・ザルカウィ(06年の空爆で死亡)の側近のきょうだいとされる。ちなみに、ザルカウィは、04年にイラクで人質になった香田証生さん(当時24)を殺害したテロリストだ。
リシャウィは05年に、ヨルダンの首都アンマンで夫とともに連続ホテル爆破テロを起こし、少なくとも計60人を殺害した。夫は自爆したが、リシャウィの爆弾は爆発せず、当局に拘束され、06年に絞首刑を言い渡されている。
「イスラム国にとってみれば、まさに“伝説の女性”で、プロパガンダに利用するには、非常に価値が高い人物といえる。ヨルダンでは最近、イスラム国のメンバーが増えつつあり、ヨルダン政府が彼女を釈放となれば、その“宣伝効果”は抜群でしょう」(現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏)
■親日家のヨルダン国王
裏を返せば、ヨルダンにとっても、イスラム国との交渉に使える“最強のカード”なのだ。
実際、昨年末にイスラム国に拘束されたヨルダン軍戦闘機のパイロットと、リシャウィの交換話が持ち上がっていたという情報もある。
「昨年9月、イスラム国に拘束されていたトルコの外交官が解放された際も、裏で“人質交換”が行われたといわれています」(外務省関係者)
ヨルダンとイスラム国。人質の解放交渉で自国民を優先させるのは当然といえば当然で、そうなると、後藤さんはどうなるのか。それでなくてもヨルダンは、米国主導の有志国連合の一員としてイスラム国の掃討作戦に参加している。国際的なメンツがあるから、そう簡単に“伝説の女”を釈放するわけにはいかない。
それを見越して、イスラム国も揺さぶりをかけてきたのだろう。
「望みがあるとすれば、ヨルダン国王が日本の皇室とも交流がある大の親日家であるということでしょう。日本はヨルダンに経済援助、技術援助もしてきた。それに日本政府と違って、タフな交渉にも慣れています。リシャウィ死刑囚という“カード”を使って、水面下でパイロットと後藤さん2人の解放も模索できるのではないか。いずれにせよ交渉は長引く可能性が高いですね」(宮田律氏)
後藤さんにとっても安倍政権にとっても、眠れない夜が続きそうだ。
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