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安倍首相、人質事件で名指しされ苦境
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20150126-1426449.html
過激派「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の人質事件で、湯川遥菜さん(42)が殺害されたとする写真を持つ後藤健二さん(47)の画像が25日未明、インターネットで確認された。「アベ」と安倍晋三首相を呼び捨てにし、日本政府の対応を批判する音声が流れた。首相は「痛恨の極み」と述べ、画像の信ぴょう性が高いことを認めた。後藤さん釈放の条件は、イラク人死刑囚の釈放。日本だけで判断できない難題を突きつけられ、首相はさらに苦しい立場に追い込まれた。
国民の人命救出とテロとの闘い。2つの重い課題を突きつけられていた首相が、衝撃的な事実に直面した。殺害された湯川さんとみられる写真を手にした、後藤さんの静止画像。画像に付けられた音声は後藤さんを名乗り、英語で「アベ、あなたは、我々を捕らえた者たちの脅迫を真に受けなかった」。首相を呼び捨てで名指しし、政府の対応を批判。「アベに私を殺させないでほしい」とも懇願した。
政府が画像を確認したのは24日深夜。首相は25日未明、公邸から官邸に入り、「このようなテロ行為は言語道断で、許し難い暴挙だ」と批判。何度も手元のメモに視線を落とし、そのたびに顔をゆがめた。
25日朝のNHK番組で、「(画像の)信ぴょう性は高いと言わざるを得ない」と明言。後藤さんの安否は明かさなかった。解放の条件は、ヨルダンで勾留中のイラク人女性死刑囚の釈放だ。首相は「人命第一の観点で、ヨルダンと緊密に連携したい」と述べた。
今の日本は、「ヨルダン頼み」だ。画像が公開される前の24日夕、首相は同国のアブドラ国王と会談したが、中身は異例の非公表。自国もイスラム国に人質を取られたヨルダン側と「身柄交換」をめぐり協議した可能性があるが、足並みは必ずしも一致しない。他国も巻き込む問題で、事件の構図はさらに複雑化する。
首相は、一貫して毅然(きぜん)とした対応を求めるオバマ米大統領とも電話会談したが、厳しい立場が伝えられた公算が大きい。
事件の「発端」は、首相が中東訪問中のエジプトで行った発言だ。イスラム国対策で2億ドル(約240億円)の人道支援を表明したが、過激派側が「イスラム国と戦うため」ととらえる「口実」を与えた。首相は人道支援だと繰り返し訴えたが、通用しなかった。
湯川さんがイスラム国とみられるグループに拘束されたのは、昨年8月。10月下旬、後藤さんも消息不明になった。その直後、首相はアベノミクスの是非を問うとして解散・総選挙に踏み切った。政府はその間も水面下で接触を試みたとされるが、結果的に今月20日、ネットで2人の殺害予告を公表された。「常識」が通用しない相手に、振り回される政府と首相。関係者によると、イスラム国と直接交渉できるルートは、確保できていない。後藤さん解放のめども、立っていない。
今日26日、第189通常国会が召集される。人質事件を受け、政府の危機管理力も論戦の争点だ。得意のはずの外交で想定外の事態を招いた首相には、厳しい論戦が待ち受ける。
[nikkansports.com 2015/1/26]
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