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2015年01月25日 NEVADAブログ
イスラム国による日本人人質問題は今は2名ですが、これが3名になり5名になり10名になるでしょうが、これは日本が「十字軍」と認定され、欧米側についたと認定された以上、仕方ないことです。
今までは日本は憲法上戦争(交戦権)を放棄してきたわけであり、イラク戦争でも1兆円以上の支援をして軍を送らなかったことを彼らは評価してきましたが、今や日本は戦争をする準備をしているとなり、米国・イギリス等と変わらない国になったという判断をされたのです。
欧米並み(十字軍)の扱いということはどういうことか、我々日本人がこれから教えられることになりますが、はたしてそれを日本国民が求めていることなのかどうかをここでもう一度考える必要があります。
自衛隊員も戦地に派遣され、「数人」ではなく、数10人単位で戦死することになるでしょうが、それを隠すことなく、遺体を欧米並みに栄誉礼をもって迎え入れ報道する体制にする必要があります。
それが今日本が進む道となっておりそれでよいのかどうか。
ベトナム戦争では毎日毎日戦死したりひどい傷をおった兵士が戻ってきて、これが反戦への大きな声となりましたが、それで膨大な死者と精神的にも病んだ負傷者を大量に作りだした戦争が終わったのです。
何のための戦争だったのかといまだに自問自答する元兵士が多くいます。
そしてアメリカ国民はベトナムから戻ってきた兵士をねぎらうどころか、軽蔑するような扱いをして、彼らは「自分達は国のために働いたのに何だこの扱いは」となり、これからアメリカはことごとく戦争に負けています。
どんな最新兵器を持ってしても、司令官の心の中に、国のために働いた”息子達”が帰国後ひどい扱いをされてきたことへの反感を持つ者も多いといわれており、これでは兵士は100%の仕事ができるものではありません。
司令官が危険を冒さない戦法をとるからです。
結果、イラクでも何の戦果もなく、アフガニスタンでもしかりです。
アメリカ軍は今や世界一弱い軍隊になり下がってしまったのです。
ところがそれでは都合が悪く米軍の穴を補う必要が出てきたのです。
その穴が日本です。
危険な所には自分たちの”息子達”は行かせない、日本ならいいだろうとなったのです。
「十字軍」となった以上、日本人は官民関係なく狙われることになります。
その覚悟は我々日本人にあるのかどうか。
今回の人質問題はそれを投げかけているといえます。
航空機事故では100人、200人あっという間に死にます。
年間自殺者は?、交通事故では?殺人では?水俣病では?自然災害では?
命の重さに区別がないとすれば、危険地域に入り殺害されても一つの命は命となります。
戦後、平和に暮らしてきた日本人ですが、今回の問題で平和とは何か、そして我々がどのような道を歩むべきなのか。
改めて考える時に来ています。
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