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日米の中東との付き合い方
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52683143.html
2015年01月24日 在野のアナリスト
イスラム国による人質事件が長期化する様相を呈しています。イスラム国は期限について自分たちが決める権利がある、としており、安倍政権を脅し続ける気です。安倍政権は「あらゆる手段」と述べますが、先にイスラム国と関係のあった元教授、ジャーナリストらを敵視し、距離をおいているのであって「あらゆる手段」には反します。そういう政権だからこそ、逆に長引かせて苦しめる方が、彼らにとっては利もあります。交渉を最初から拒絶する米英などは、見せしめに殺害する。日本は与し易いので長期化により、新たな戦略を練るつもりでしょう。
問題は、日本のネットユーザーがコラージュ画像などを相手に送りつけることです。正直、彼らの怒りを買い、日本で自爆テロが頻発するようになったら誰が責任をとるのか。例えばケンカをしているとき、周りで煽った人間も罪になるように、日本と敵対する相手に嗾けるような真似をすれば、それも罪になるかもしれません。はっきり言って、それを取り締まらない政府もどうかしていますし、犯罪という認識もなく、武器をもった相手を煽る人間もどうかしています。
米国が日本人の人質救出に、海兵隊を投入か? と語るむきもありますが、そんな愚かな真似を米国はしないでしょう。そもそもどこに拉致されているかも不明です。また仮にその情報をつかんでも、作戦に失敗して米兵が捕虜となれば、責任問題です。イスラム国は国際法に従わないため、ひどい拷問をうけるかもしれない、無残に殺されるかもしれない。米兵をそこまでの危険に晒して、日本人の人質を救出するだけのメリットを、米国は感じていないはずです。
一方で、少し気になるのが3月頃に、イスラエルのネタニヤフ首相が米議会の招請で渡米する計画があるものの、オバマ政権は面会せず、との方針と伝わります。イスラエル選挙に影響しないため、と理由を語りますが、明らかに保守系のネタニヤフ政権が継続するのを嫌っています。議会は共和党系で、こちらは強硬派のネタニヤフ政権を支持している。早くもネジレが顕在化しています。一方で、米要人が原油相場に言及し、切り返しを示唆するように、米経済への打撃も見受けられ、そうしたものは中東への支援となりますし、それはイスラム国も同様となります。イスラム国の原油掘削施設を空爆し、一定の成果がでたためか、いずれにしろ原油相場は極めて難しい局面にきている。オバマ政権の中東政策にも、気迷いのムードが漂います。
米国がシェール革命により、天然ガスや原油の掘削をおしすすめたのも、一部に技術の進展もありますが、新エネルギーの創出により、化石燃料の需要がこの先減退する恐れがあり、国策で燃料を掘るより買う方がいい、という戦略から転換した部分があります。それで世界経済が高い成長を示している間はよかったのですが、今は供給サイドが過大になり過ぎて、価格が暴落してしまった。日欧の金融政策が実体経済を底上げしない以上、そう簡単に原油価格がふたたび100$程度にもどるまでは、まだ相当に時間もかかるでしょう。米国の中東戦略の難しさは、原油相場と米経済の兼ね合い、そこにイスラム国が絡む、より複雑な構図となっています。
イスラム国封じに一定程度の成功をおさめていますが、そこにもイランの協力があります。イランがイスラム国をバックアップするようだと、その力は中東の弱体化した国を一気に呑みこむ可能性すらあったのですから。そんな中、イスラエルとの付き合いに米国も苦慮している。日本の安倍首相が、のこのことイスラエルに出かけ、剰えそこで人質映像をみて人道支援、と言葉を切り替えた。中東情勢の難しさや、複雑さを理解していたとは到底思えません。それこそ、知日派とよばれる米ロビイストたちから、イスラエルとの関係強化を促される流れにあり、それは米議会の招請と軌を一にした、とも読み解けるものとなっています。その結果、人質にとられていることを知りながら、その身を危険に晒したのですから、米政府ほどのインテリジェンスももち得ていない、とも指摘できてしまいます。イスラム国とつながりのある人物を排除し、一方通行で情報発信する、という行為といい、この国の外交はとことん米共和党系とのコラボレート(共働)でしかなく、コラプス(崩壊)している、といえるのでしょうね。
- ↑に伴う官房長官記者会見の内容 あっしら 2015/1/25 00:39:49
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