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安倍首相会見詳報「卑劣なテロ許さぬ」「2億ドルは命つなぐ支援」「寛容こそ平和もたらす」
http://www.sankei.com/politics/news/150120/plt1501200054-n1.html
安倍晋三首相が20日午前(日本時間同日夕)イスラエルのエルサレム市内で行った記者会見の詳報は以下の通り。
【イスラム国による日本人殺害予告】
人命を盾にとって脅迫することは許しがたいテロ行為であり、強い憤りを覚える。2人の日本人に危害を加えないよう、ただちに解放するよう強く要求する。
政府全体として人命尊重の観点から対応に万全を期すよう指示した。今後も国際社会と連携し、地域の平和と安定のために一層貢献していく。この方針は揺るぎない方針であり、変えることはない。
過激主義が国際社会にとって大きな脅威となっている。卑劣なテロはいかなる理由でも許されない。断固として非難する。今後とも人命第一に私の陣頭指揮のもと、政府全体として全力を尽くしていく考えだ。
2億ドルの支援は、避難民が命をつなぐための支援といってもいい。避難民が必要とする医療サービスや食料をしっかりと提供していくことは日本の責任だ。国際社会にも高く評価されている支援を行っていく姿勢に全く変わりはない。大切なことは地域の平穏、平和と安定を取り戻すことだ。人々が平和に安心して暮らせる社会をつくっていくために、日本は今後も非軍事分野で積極的な支援をしていく。
【中東和平】
中庸こそ最善だ。この中東の言葉の通り、この地域は古来、多様な宗教や人種が共存しながら悠久の歴史を刻んできた。互いを受け入れ、尊重する。寛容こそが地域の平和と安定、さらなる繁栄をもたらすと信じる。中東和平の実現はいまなお未解決の課題だ。お互いがこれ以上、状況をエスカレートさせず、寛容の精神を持つことが解決の糸口になる。
かつて杉原千畝は自らの心に従い、6千人ものユダヤ人に日本に渡るビザを出した。たどり着いた敦賀では町をあげて歓迎したそうだ。時代や世の中は変わっても、人々の中にある寛容の心だけは決して変わらない。私はそう信じている。そのためにも、貧困などの争いの芽を摘み取っていかなければならない。
中東和平については、イスラエル、パレスチナ双方に、話し合いに向けてお互いに努力していくよう働きかけていきたい。また、その話し合いを進めるための信頼醸成のため、努力を今後とも続けていきたい。
【安全保障法制】
速やかな整備に向けて精力的に準備を進めている。政府としては引き続き十分な検討を行った上で与党と相談したいと考えているが、与党間の協議については政府の立場としてコメントすることは差し控えさせていただきたい。
集団的自衛権は新3要件が判断基準だ。武力行使を目的に、武装した部隊を海外に派遣することは憲法上、許されないものと考えられており、この考え方には一切変更はない。具体的にどのような法整備を行うかは現在検討中だが、いかなる事態においても切れ目のない対応を可能とする安全保障法制を整備することが重要だ。(エルサレム 沢田大典)
[産経ニュース 2015/1/20]
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