http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/329.html
Tweet |
国立ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」(ヘブライ語で「記憶と名前」の意味)で演説する安倍晋三首相=19日、エルサレム、久木良太撮影 :朝日新聞
発言相手と演説する場を間違えている安倍首相
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/20/#003093
2015年01月20日 天木直人のブログ
イスラエルを訪れた安倍首相がネタニヤフ首相と会談して中東和平への努力をうながしたという。
イスラエルを訪れた安倍首相がホロコースト記念館で演説し、差別が人を残酷にすることを学ぶことが出来たと語ったという。
それらをきょう1月20日の各紙が一斉に報じている。
安倍首相の中東外遊の成果を宣伝する、以前から準備された予定調和の記事だ。
いいだろう。
そのような安倍首相の発言自体は、なんら批判されるものではない。
しかし、中東和平の努力をうながしたネタニヤフ首相のイスラエルは、ちょうど同じ時、安倍首相の願いなどおかまいなhしに、ゴラン高原を空爆し、レバノンの反イスラエル武装抵抗組織ヒズボラの戦闘員とイラン人司令官を殺害している。
安倍首相がホロコースト博物館でわざわざスピーチを行った背景には、戦後70年を念頭に「歴史修正主義」に対する批判を払しょくする狙いがあると、きょう1月20日の産経新聞に見透かされている。
そうであれば、その演説を行う場所は日本とは無関係な中東地やホロコーストではなく、真っ先に中国や韓国の歴史博物館であり、習近平主席や朴クネ大統領との首脳会談の場だろう。
それが日中、戦後70年の年に入った日本外交の最優先課題だ。
しかし、いよいよその年に入ったというのに、日中、日韓関係改善の糸口さえ見えず、首脳会談の目途が立たず、みずからその努力をしようともしない。
その一方で、およそ安倍首相のこれまでの政治人生の中で無縁であった中東の地で、誰が見ても心に響かないようなとってつけた言動を繰り返す。
日本外交を貶める自分だけがよければというパフォーマンスだ。
そんな振付に忙しい外務官僚は先輩たちに対して恥ずかしいと思わないのか。
なぜメディアは安倍外交の間違いに一言も触れないのか(了)
◇
「悲劇繰り返させない」首相、ホロコースト記念館で演説
http://www.asahi.com/articles/ASH1M5JHSH1MUTFK00L.html
2015年1月19日20時28分 朝日新聞
エルサレムにあるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念館で19日、献花する安倍晋三首相=AFP時事
エルサレムにあるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念館で19日、館内の展示を見る安倍晋三首相(左)と昭恵夫人=時事
イスラエルを訪問中の安倍晋三首相は19日、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の記録を収めた国立ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」を訪れ、視察後に「世界の平和と安定に、より積極的に貢献する」と決意を語った。
戦後70年の節目となる今年、首相は新たな首相談話を発表する考えを示している。年初の海外訪問先から世界に向けて平和へのメッセージを打ち出すことで、首相談話では戦後日本の歩みに焦点を当てる姿勢をにじませたものとみられる。
首相は同日、昭恵夫人と共に1時間余りかけて記念館を見学。終了後に記者団の前でスピーチを行い、「特定の民族を差別し、憎悪の対象とすることが、人間をどれほど残酷にするのかを学ぶことができた」と述べた。
また戦時中、外交官として多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝(ちうね)氏の功績を取り上げ、「差別と戦争のない世界、人権の守られる世界の実現に向け、働き続けなければならない」と強調。今年がアウシュビッツ強制収容所の解放70年でもあるとして、「このような悲劇を二度と繰り返させない」と表明した。
首相は17日、エジプト・カイロで行った中東地域に向けた政策スピーチでも「日本は培った経験、能力を世界の安定に進んで捧げる」と語り、政権として掲げる「積極的平和主義」を訴えていた。
◇
安倍晋三首相が19日、訪問先のイスラエルの国立ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」で行ったスピーチの全文は次の通り。
ユダヤの人々がくぐった苦難を、全人類の遺産として残そうとする皆様の努力に、心からなる敬意を抱きます。深い悲しみを乗り越え、イスラエルの建国に尽くした人たちを前に、厳かな気持ちになりました。
特定の民族を差別し、憎悪の対象とすることが、人間をどれほど残酷にするのか、そのことを学ぶことができました。昨年3月、アムステルダムにおいてアンネ・フランクの家を訪ねましたが、本日、決意を新たにいたしました。
ハショア・レオラム・ロー・オッド(※ヘブライ語で「ホロコーストを二度と繰り返さない」の意味)。ホロコーストを、二度と繰り返してはならぬ。
私たちの先人には、杉原千畝がいます。彼のビザで日本に向かったユダヤ難民を助けた人々も、少なからずいました。彼らの勇気に、私たちは倣いたいと思います。
ヤド・バシェムに灯(とも)る「永劫(えいごう)の火」を導きのともしびとして、差別と戦争のない世界、人権の守られる世界の実現に向け、働き続けなければなりません。日本としても、人々の人権を守り、平和な暮らしを守るため、世界の平和と安定に、より積極的に貢献していく決意であります。
先の大戦終結から70年、そしてアウシュビッツ解放以来70年でもある本年、このような悲劇を二度と繰り返させないとの決意を表明します。
ありがとうございました。トダ・ラバー(※ヘブライ語で「ありがとうございました」の意味)。(エルサレム=久木良太)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK178掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。