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矛盾に満ちた安倍首相の中東訪問が続く
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/19/#003091
2015年01月19日 天木直人のブログ
中東のことを何も知らない日本国民をいいことに、そしてもはや外務官僚の代弁者に成り下がった同行記者の御用報道ぶりをいいことに、矛盾に満ちた安倍首相の厚顔な中東訪問が何のおとがめなしに続けられている。
たとえばエジプトで行った演説をみよ。
寛容、中庸、中東の伴走者だと。
どの面さげてそう言えるのか。いくら嘘でも嘘が過ぎる。
たとえば各国でばらまく援助を見よ。
テロ対策や人道援助という名目の下で、財政支援の大盤振る舞いだ。
かつて私が援助を担当していた時、財政援助は最悪の形態の援助とされてきた。
大蔵省(財務省)は決して認めなかった。
援助資金がどのように使われるか管理できないからだ。
我々が汗水垂らして収めた税金がムダ金になる。
腐敗した為政者の懐に入る可能性がある。
それどころか戦争に使われ、テロに回るおそれさえある。
こんなことならいっそ日本企業支援のプロジェクト援助に徹したほうがましだ。
たとえば中東和平の橋渡しだ。
まもなくイスラエル入りしてネタニヤフ首相と話し合うという。
世界の潮流は今、国際刑事裁判所へのパレスチナ加盟を支持する方向に傾いている。
そんな中で、かたくなに反対しているのがイスラエルと米国だ。
国際刑事裁判所は今いま、昨年夏のイスラエルのガザ侵攻で見られた攻撃の応酬について、パレスチナ(ハマス)とイスラエルの双方の戦争犯罪を訴追しようとしている。
パレスチナ(ハマス)はこれに応じ、刺し違えてでもイスラエルを訴追しようとしている。
ところがネタニヤフ首相は、国際法を最高水準で従ってきたイスラエルを訴追しようなどとは、ばかげている、などと、ふざけたことを言って、一蹴している。
中東和平実現に積極的外交をすると公言した安倍首相だ。
ネタニヤフ首相との会談で、国際刑事裁判所に従え、「法と支配」を守れと、世界の前で言えるのか。
これ以上の矛盾に満ちた厚顔な安倍首相の中東外遊はない(了)
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