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安倍首相の中東歴訪
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52682463.html
2015年01月16日 在野のアナリスト
スイス中銀の決定の余波がつづき、日経平均は一時500円を越える下げとなりました。昨日のECB期待、米ダウがそろそろ切り返すのでは? という期待を裏切り、投げを呼んだ形です。しかしスイス中銀の失敗は、日銀の明日である可能性も高い。コストに比べて効果が薄い、と日銀が判断しても、政策転換は容易ではありません。それがネガティブインパクトを与えれば、市場から大きなしっぺ返しを喰う。フラン急騰、株価急落、そんな現実を目の当たりにして、ますます金融政策に頼る今の危うさ、を痛感させられることにもなったのでしょう。
年末のNHKの番組で、サザンオールスターズの桑田氏が行ったパフォーマンスへのデモ、批判をうけ、所属プロ、桑田氏の連名で謝罪文がでてきました。この結果に、賛同者、批判者双方から批判的な意見もでますが、今回の騒動でもっとも損したのは日本です。海外から政府批判もできない国なのか? と懐疑の目でみられるためです。表現の自由が叫ばれる昨今、「反日、売国」などと叫び、政府批判さえ許さない人が多いことは、それこそナチス親衛隊が溢れたかの国を想起させた。ヘイトスピーチも同様に、安倍氏の応援をしているつもりが、実はもっとも反日的、反安倍的な行動をとっていることになる。結局、安倍氏が何をやろうとしても、そうした層に支持されているため、常に危険視され、何をやるにも足枷となってしまっているのです。
そんな安倍首相が中東歴訪に向かいます。以前も指摘しましたが、「積極的平和主義」の割りに各国の首脳クラスがシャルリー・エブド襲撃のデモ行進を行いましたが、安倍氏は「積極的」に参加しませんでした。「中東の平和と安定は日本にとって死活的に重要」と述べますが、死活的? あげ足をとる形になりますが、シリアやイスラム国など、中東の「平和と安定」だけならすでに崩れています。非常に低いレベルの「平和と安定」なのかは分かりませんが、中東が崩れたら日本の死活問題になるなら、そんな脆弱な国づくりでいいのか? と疑問もわきます。
例えばトヨタが開発した水素燃料自動車。水素が安定的に、安価に供給できるようになれば、実は家庭にも水素ボンベを配れば、すべて自家発電で賄えるオール電化の住宅が可能となります。そうすれば中東に依存せず、燃料の多くを自給できる形となるのです。しかも水道が止まっていても、発電により生成される水で、多少なら確保できるのですから、一石二鳥です。トヨタが特許を公開しましたが、国が積極的に活用してもよいですし、それこそ死活的な問題が解消されるのですから、国策で水素生産の研究に全力を傾注してもよいのでしょう。
今回の地球儀俯瞰外交も、ヨルダン支援など、いわば海外にお金をばらまいて関心を買うといった形で、決して「積極的平和主義」の評価は高まらないことが確実です。国内では安倍氏の外交の足をひっぱる勢力が、安倍氏を支持している。海外でも、お金をくれる日本にしか関心がない。お金をうけとれない先進国は、常に安倍氏に批判的、という構図が鮮明となっています。最近、安倍氏の主治医交代を報じるメディアもあり、選挙前から健康問題も浮上していましたが、自らの政策、外交の失敗を認めたくないため、継続して海外にでかけざるを得ない、お金をばら撒かざるを得ない「支給、義務感外交」なら、誰からも評価されないことになってしまうのでしょうね。
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