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AFP PHOTO /ALBERT PROTOPOPOV/HANDOUT シベリア北東部に生息したケブカサイ。アルベルト・プロトポポフ氏提供(撮影日不明、2020年8月12日提供)。
【AFP=時事】シベリア(Siberia)北東部に生息していた体が毛でおおわれた茶色のサイ「ケブカサイ」は、約1万4000年に絶滅した。人間なのか、それとも温暖化なのか──絶滅の原因は謎に包まれている。
スウェーデンとロシアの研究チームが、14のケブカサイの死骸のDNAの断片を調べた結果、原因は人間ではないことが分かった。
体重2トンのケブカサイは数千年間、人間と共生していたが、最終氷期の終わりごろに個体数が激減した。
研究を率いたスウェーデンにある古遺伝学センター(Centre for Palaeogenetics)の遺伝学者、ロベ・ダレン(Love Dalen)氏はAFPに、「絶滅の主な要因は、約1万4000年前に発生した気候の変化である可能性が高くなった」と述べた。
研究チームは、1万8500年前のサイの完全ゲノムを分析することができた。母親と父親、それぞれから受け継いだ染色体の比較により、近親交配は少なく、多様性が高かったことが明らかになった。
ダレン氏は、種の個体数は遺伝子の多様性と近親交配の度合いに比例するとし、「1万8000年前、このサイは大きな集団に属していた」と述べた。
また他の動物から、母親から引き継がれるミトコンドリアゲノムを採集でき、これにより雌の個体数を推測できたという。
ケブカサイの生息地だったシベリアに人間が到来したのは3万年前だった。人間はケブカサイの狩猟を行っていたが、突然温暖化したベーリング・アレレード期までの1万2000年以上は、個体数は安定していた。
研究結果は、13日の米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された。
【翻訳編集】AFPBB News
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ホントに毛むくじゃらだな!
でもケブカサイにしろマンモスにしろ、当時、銃とかは無いし、商業狩猟が行われていたわけでもないので、人間による絶滅ってのはなかったと思うな。
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