http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/767.html
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© NASA 超大質量ブラックホールと落下する物質が渦巻く降着円盤の想像図。
銀河系中心部で何かが起こっている/BUSINESS INSIDER・msnニュース
Morgan McFall-Johnsen2019/08/22 10:45
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%e9%8a%80%e6%b2%b3%e7%b3%bb%e4%b8%ad%e5%bf%83%e9%83%a8%e3%81%a7%e4%bd%95%e3%81%8b%e3%81%8c%e8%b5%b7%e3%81%93%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b/ar-AAGaiq9?ocid=iehp#page=2
我々の銀河系の中央にある超大質量ブラックホールが、突然2回輝いた。科学者たちがこれまで20年にわたって観測してきた中で、見たことのないほどの明るさだった。
原因は分かっていないが、2014年と2018年にブラックホールの近くを通過した2つの物体が関係していると見られる。
あまりにも明るく輝いたことから、研究者らは時間とともにブラックホールがどのように変化するのかを示すモデルを新しくしたいと考えている。
天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホールは普段は静かだが、5月にこれまで前例がないほどの赤外線放射があり、天文学者を驚かせた。
地球に最も近い超大質量ブラックホールは、いて座A*(エー・スター)と呼ばれる。これが5月13日に突然、電磁スペクトルの近赤外線領域で2時間にわたって通常の75倍の明るさで輝いたことを、ある研究者チームが発見した。
このチームによる新たな論文が8月5日、コーネル大学の科学論文リポジトリサイト、arXiv(アーカイブ)に公開された。まだ査読は行われていないが、この論文によると、今回観測された現象は、このブラックホールの過去20年にわたる観測史上、最も明るいもので、これまでのどの記録よりも2倍は明るい。
「ブラックホールがあまりにも明るかったので、はじめは恒星S0-2と見間違えてしまった。いて座A*がこれほど明るいのは見たことがなかったから」と天文学者で論文の筆頭著者、トゥアン・ドゥ (Tuan Do)氏はサイエンス・アラート(ScienceAlert)に語った。
「私はすぐに、何か興味深いことがブラックホールで起きているのかもしれないと感じた」
現在の統計モデルでは、赤外線の光束がこれほど高いことの説明ができず、銀河系の中心にあるブラックホールについての科学者の理解が追いついていないことを示唆している。そのため今回の新たな発見は「現在の統計モデルの限界を押し上げるものだ」と研究者チームは論文で述べた。
我々の銀河系の中心には、超大質量ブラックホールがある。科学者はすべての銀河の中心にブラックホールがあると考えている。© NASA/JPL-Caltech 我々の銀河系の中心には、超大質量ブラックホールがある。科学者はすべての銀河の中心にブラックホールがあると考えている。
すべての銀河の中心には非常に高密度の「超大質量」のブラックホールがある、と科学者は考えている。いて座A*は地球に近いことから、最も観測しやすいブラックホールだ。今回、爆発的な増光を発見した研究者チームは、ハワイ島マウナケアにあるケック天文台で赤外線カメラを用い、いて座A*を4日間にわたって観測していた。
チームはブラックホールが近くの星の光をどのように歪ませるのかを観測することで、アインシュタインの一般相対性理論をテストしたいと考えていた。彼らはその目的を達成し、前例のない赤外線フレアの観測にもつながった。
ドゥ氏は8月11日、タイムラプス動画をツイッターで公開した。
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