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小保方晴子氏
小保方氏に割烹着を着せたのは笹井氏なのか? 〈「笹井副センター長」未亡人インタビュー(2)〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160216-00505666-shincho-soci
「週刊新潮」2016年2月11日号
小保方晴子氏(32)による手記『あの日』の出版を受けて行った、笹井芳樹氏の未亡人へのインタビュー。小保方氏の元上司で、理化学研究所のCDB(発生・再生科学総合研究センター)副センター長だった笹井氏が自ら命を絶ったのは、2014年8月5日のことだった。家族宛て、理研の幹部宛て、小保方氏宛てに残された遺書には、共通して〈マスコミなどからの不当なバッシング、理研やラボヘの責任から疲れ切ってしまった〉とあったという。
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確かにその当時、笹井氏と小保方氏の“関係”についての報道は過熱する一方だった。
例えば、自殺の10日前に放映された『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』では、〈小保方さんと論文準備が出来るのをとてもうれしく思っています〉〈笹井先生 また近いうちにご相談に伺わせていただけないでしょうか〉なる両氏のメールのやり取りを、男女のナレーターに思わせぶりな口調で音読させていた。
著書で小保方氏はこれを、「個人攻撃」「過剰演出」と述べている。
「主人はその番組は見ていませんでした。ただ、研究室で誰かに内容を聞き、取材にもメールで答えたようですが、番組では、『都合の良いところだけピックアップされてしまった』と残念がっていました。私は番組を見ましたけど、あのメールも、変なナレーションを付けなければ、至って普通のメールですよね。単なる業務上のやり取りでしょう。それをわざわざ、という思いはあります」(未亡人)
■“小保方さんに割烹着を着せた”
「また、以前から親しくしていた全国紙の記者が、一方からの情報で事実確認もなく『笹井が小保方さんを囲い込んでいた』というような記事を載せたこともありました。これに主人は『裏切られたみたいだ』とすごく怒っていました。信頼していただけに、その豹変ぶりがとても信じられなかったようですね。
笹井が仕組んで小保方さんにわざわざ割烹着を着せた、という報道もありましたが、あれも違う。そもそも主人は、女の人の服装やファッションには、まったくセンスがない人なので、そんな知恵が働くわけがありません。『乱倫な研究室』とか、『小保方さんと出張に55回も行っていた』と指摘する記事など、あの頃はもう“何でもあり”でした。主人は最初こそ報道はあまり気にせず、笹井が小保方さんを『僕のシンデレラ』と呼んでいる、なんて記事が出た後も、『あれは自分じゃなくて、違う人が言ったんだよ』と笑っていたくらいでしたけど、精神的な負担が増すにつれ、そうした記事に次第に追いつめられるようになっていったのです」(未亡人)
■ノーベル賞のチョコレート
「また、主人が山中(伸弥・京大iPS細胞研究所所長)先生への対抗心を強く持っているかのような報道もありましたけど、あれも違います。STAP論文発表の記者会見の際、(STAPとiPSとを比較し、STAPの方が性能が高いと書いたような)ペーパーを配ったことから、そういう見方が広まったのだと思いますが、主人は後で『数字が独り歩きしてしまった』と後悔していました。実際は、山中先生とは厚労省のミーティングなどでしょっちゅう顔を合わせていてとても親しい仲でした。先生がノーベル賞を取った時も、主人は、メダルと同じ形をした記念のチョコレートにサインしてもらって、家に大切に飾っていたくらい。これは今でもそのままにしています。私はあの頃は逆に報道陣の方が狂っていたんだと思っています」(未亡人)
(3)へ続く(2月17日(水)掲載予定)
「特集 『あの日』から初めて口を開いた! 黒い割烹着『小保方手記』に『笹井副センター長』未亡人単独インタビュー」より
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