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【魔女とは】
病気に罹った中世ヨーロッパ庶民がすがるのは、キリスト教の教会か民間治療者(多くは女性)であった。より効果があったのは、神への祈りよりも彼女らが調剤した動植物製の薬の方である。しかも、その報酬は教会に対する布施よりも少額であった。
そこで、教会は、教会公認「男性医師」の下剤、瀉血、燻蒸消毒、ヒル吸血、水銀薬、そして、ランセットによる英雄医学を認めることになる。しかし、自然と暮らし、病に患った動物の治癒過程の生態を観察し、個々の薬草の薬理作用を理解し、そして、臨床としての治療経験が豊富な『賢女』の治療技術は、キリスト教公認の英雄医学の医師の敵ではなかった。また、彼女らは産婆として神から与えられた罰である「産みの苦しみ」を和らげ、同時に堕胎も行った為、聖書に逆らう存在とみなされた。
教会は、医療の独占を謀る為、彼女らと庶民との関係を離間させることによって彼女らが悪魔の手下の『魔女』であるとの物語を創作して庶民に拡散した。
また、収入源となる免罪符販売促進の為、庶民の不安と罪悪感を煽る必要があり、『賢女』が導いていた、安心と充足の基盤となる共同体的秩序の破壊が最重要課題とされた。
【魔女狩りとは】
13世紀、全ヨーロッパはローマ教皇を君主とする世界国家として統一され、カトリック教会の威光は隅々にまで及んでいた。しかし、当然のごとくその内部は腐敗に満たされ、僧侶が愛人を持ち尼僧院は淫売宿になっていた。教会は金貸しに支配されており、免罪符の販売を中心とした金集めに明け暮れていた。
こうした堕落に対する反抗の火の手が南フランスからあがった。教皇は、彼らを「異端者」とみなし、異端派迫害目的の組織である「異端審問官」を制度化した。これは、異端の疑いのある人間を裁判にかけ、力をもって制圧するという強硬な制度である。後に、異端者と魔女は同一視され、魔女は異端者として処分するよう命じられた。
魔女裁判においては、どのような残忍な拷問も、どのような非道な手続きも認められていた。誰それが魔女だという噂が立てば、それだけで当時は有力な証拠として扱われた。密告や証言は、たとえそれが幼児、子供のものでも採用された。イギリスのある魔女裁判では、6歳から9歳までの幼い子供たちの証言が、証拠として採用されていた。
魔女の判定法は、縛って水中に入れ、沈むなら無実であり、浮かぶなら魔女とされた。体重を測定 する場合もあり、魔女には重さが全く無いか、ほとんど無いと考えられていた。さらに,全身の毛をすべて剃ったり、体中に針を突き刺して「悪魔の印」を探すことも行われた。
こうして、魔女と決まった者は例外なく、多くは生きながらの火あぶりという、これ以上ないほどの残酷な方法によって処刑された。
【STAP細胞とは】
小保方氏は、組織細胞をガラスの細管に通して小型細胞を選別する実験を行い、繰り返し細管に通すと少しずつ小型の幹細胞が出現することを知った。「小さい細胞を取り出す操作をすると幹細胞が現れるのに、操作しないと見られない。幹細胞を『取り出している』のではなく、操作によってそれが『できている』という考えに至った」と彼女は述べている。
そこで、「細胞が細い管を無理やり通ろうとする際、衝撃が加わって初期化を始めた」という仮説を立て、実験を始めた。様々な方法を試した結果、酸性溶液に浸した場合に最も初期化が起こることを見出した。これが、体細胞に外部から刺激を与えるだけで「万能細胞」に変化した「STAP細胞」と呼ばれるものである。
iPS細胞が体細胞に遺伝子を組み込むという「外科的」手法で作製されるのに対し、STAP細胞は酸性溶液という容易な「内科的」手法により作製されるという見方が出来る。母体内から胚盤胞を取り出して作製される為、ES細胞では問題となる倫理問題とも無縁である。
【小保方事件とは】
「抗癌剤」こそが、21世紀である現代の『免罪符』であろう。0.1グラムで7万円もするが、「『結局、抗癌剤で治る癌なんて、実際にはありゃせんのですよ』と…大御所の先生が言い出すと、皆そのとおりだという表情でうなずきました。(立花隆)」という状況である。本当は治るはずの癌までをも抗癌剤を大量に打ち続けて更なる癌を誘発させ、その大量生産大量消費が、「がん保険」とも相まって錬金術と化している。
STAP細胞の研究が進めば、臓器等を人工的に再生する事が可能になる為、癌にかかった臓器の移植も可能となる。現在のような抗癌剤による化学療法も不要となり、癌による苦しみや恐怖からも解放されて行くのは確かである。医療費と国家予算の大幅な削減も可能となる。
それは、国内のがん利権だけでも15兆円で、全世界では1000兆円という巨大医療市場を築いた現代の『金貸し』の破綻につながるものであり、力をもってでもSTAP細胞を叩き潰すという挙に出るのはむしろ当然と言えなくも無い。
『異端審問官』として採用されたのが、NHKを始めとして、理研・東大&京大教授・科学ジャーナリスト・国外の匿名者達であった。彼らはSTAP論文に隈なく針を突き刺し、血眼になって『悪魔の印』を探し求めた。NHKに至っては、『拷問』さえも躊躇しなかった。
本来なら、水中に入れたかったのかも知れないが、適当な水槽が無かった為であろうか、彼女自身に実験をさせることにした。但し、彼女の両手を縛ることはぬかり無く行われた。
そのような手続きを経て、マニュアル通りに「理研及び学会からの追放」という彼女の『処刑』が執行された訳である。さらに、共に『異端者』とされた笹井氏に至っては物理的生命をも抹殺されることとなった。
一方、公認「男性医師」であるY教授にはノーベル賞が与えられ、『瀉血』と『ヒル吸血」の技術改良に励んでいる。
小保方博士、STAP細胞(万能細胞)の可能性
やはり理研職員は欧米医療マフィアに買収され小保方さんを矢おもてに
結局、探し求めていた悪魔は探索者の脳内に棲み付いていたということであろう。この数百年間における科学発展の驚異と見比べるとき、人間の存在に対する絶望感すら覚えそうになる。
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