http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/132.html
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「STAP論文は意図的に潰された」(EJ第4102号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/424407430.html
2015年08月20日 Electronic Journal
人間の命に関わるノバルティスファーマ事件がなぜ人々の強い
象に残らなかったのでしょうか。
それは、ノバルティスファーマ事件の処理がちょうどSTAP
細胞事件の陰に隠れて進行していたからです。だから、目立たな
かったのです。むしろメディアは、意識的にそういう報道をして
いたともいえます。
もちろんニュース番組などで報道はされていたのですが、ST
AP細胞事件のように、ワイドショーで時間をとって取り上げる
とか、特番を組むとかそういうことはあまりやらずに、淡々と事
件の経過を伝えていただけなのです。だから事件について、強い
印象は残っていないのです。
STAP論文の疑惑で騒然としていた5月から7月までの間の
ノバルティスファーマ事件の動きをまとめてあります。URLを
クリックすると、朝日新聞の医療サイト『アピタル』の記事を読
むことができます。
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◎2014年5月 1日 http://bit.ly/1fhRpnD
医療研究、データ長期保存や監査義務化 不正防止指針案
◎2014年6月11日 http://bit.ly/1Jb5AqJ
ノバルティス元社員を逮捕、論文不正、薬事法違反の疑い
◎2014年6月11日 http://bit.ly/1PfOGYe
ノバルティス元社員、取材では関与否定、論文不正
◎2014年6月12日 http://bit.ly/1IV3cRB
特許切れ目前、売上高減で改ざんか ノバルティス事件
◎2014年6月12日 http://bit.ly/1J8SW7c
ノバルティス元社員、研究全体に関与 判定資料も作製
◎2014年6月13日 http://bit.ly/1Kp1oQS
論文不正、ノバルティス側が執筆依頼、本来は医師が立案
◎2014年7月 2日 http://bit.ly/1LdoeOd
ノバルティス社を起訴、東京地検、悪質性ありと判断
◎2014年7月16日 http://bit.ly/1PfOdFx
千葉大元教授の虚偽説明を認定、ディオバン論文不正
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ところで、STAP細胞はその経過から見て、それと利害関係
のある「勢力」──グループといってもよいし、団体と呼んでも
よい──によって、意識的に潰されたものと考えられます。世の
中には、STAP細胞のようなものは存在しては困ると考える勢
力が存在するのです。
このようないい方をすると、それは「陰謀論」であるとか「陰
謀史観」であると非難する人がいます。世の中の常識に合わない
考え方や言説を伝えようとすると、そういわれるのです。これは
明らかに一種の「ラベル貼り」であると思います。
実は「ラベル貼り」というのは恐ろしいものなのです。一度貼
られてしまうとそれを剥がすのは容易ではないからです。まして
現代は、そのラベルが多くの人の共感を集めると、SNSなどの
メディアを通してあっという間に広く拡散され、強い存在感を持
つようになってしまいます。
現在参議院で審議中の安保関連法案を社民党の福島瑞穂議員は
衆議院で安倍首相に対する質問のさい、「安保関連法案は戦争法
案である」と発言しましたが、以来安保関連法案に反対する人々
の間では、「戦争法案」は十分な存在感を持つようになってきて
います。ラベルが威力を発揮しつつあるのです。
「陰謀論」も「陰謀史観」もそうなのです。ある言説に一度そ
のラベルが貼られると、その言説はまともに読んではもらえなく
なり、真実が伝わりにくくなります。
ごく最近起きた出来事ですが、孫崎亨氏の著書、『戦後史の正
体』に対する佐々木俊尚氏の朝日新聞掲載の書評を巡って、次の
ような論争があったのです。
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2012年9月30日の朝日新聞の書評欄で、元外務省国際情
報局長、孫崎享の著『戦後史の正体』(創元社)が、評者の佐々
木俊尚から「ロッキード事件から郵政民営化、TPPまですべて
は米国の陰謀だったという本。米が気に入らなかった指導者はす
べて検察によって摘発され、失脚してきたのだという」と概括さ
れ、「本書は典型的な謀略史観でしかない」と断じられた。「謀
略史観」は「陰謀史観」の同義語である。
このことに孫崎は激怒し、ツイッターでも本の内容の要約から
して間違っていると逐条的に誤りを指摘して、「目を疑う位低レ
ベルの書評だ」と抗議し、謝罪記事の掲載を要求した。結果、朝
日新聞はその書評の一部に事実誤認があったことを認め、書評の
冒頭10行を削除するとの訂正記事を掲載した。
──田中聡著『陰謀論の正体!』/幻冬舎親書347
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この孫崎氏の怒りは理解できます。書評というものは、その本
を読んで自分としてはこう思い、こう考えたと素直に書きべきで
あって、「これは謀略史観でしかない」と切って捨てると、それ
はラベル貼りそのものです。それは「こんな本はまともに読むに
値しない」といっているのと同じであって、あまりにも著者に対
して失礼です。
これまでEJでは、他の人から見ると陰謀論ととられるテーマ
も多く取り上げてきています。フリーメイソンからはじまって、
ロックフェラーもロスチャイルドも、史実を基にして正しいと思
う事実を伝えてきているつもりです。
今回のテーマは既に75回を数えていますが、その終結部分に
おいては、一般に陰謀論やトンデモ論と捉えられる言説にも触れ
る必要があると考えています。STAP細胞はなぜ潰されたので
しょうか。その一方でiPS細胞は、なぜノーベル賞を獲得でき
たのでしょうか。謎はたくさんあります。明日のEJからは、そ
ういう話に入っていきます。まだまだ続きます。
── [STAP細胞事件/075]
≪画像および関連情報≫
●孫崎本の書評騒ぎ/やまもといちろうブログ
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メルマガでも一部書きましたが、佐々木俊尚さんの孫崎享
書評で大事なところが一部削除されるという憂き目に遭って
しまったようで、心中いかばかりかと勝手に思案に暮れてし
まうのです。(中略)本書においてアメリカの意図によると
考えられる政界捜査は、昭電疑獄とロッキード事件を取り上
げておるわけですが、その方面について分かっている人は、
「孫崎某は馬鹿か。いい加減にしろ」と突っ込みながら読み
左翼は「やっぱり米帝はけしからん。中国共産党万歳」と思
い、検察批判をしたい人はもちろんヨイショするだろうし、
無知な人はへえぇと感じるという全方位に一定の満足度と躍
動感を感じさせる素晴らしい構成に好感が持てます。アフィ
貼って読んでもらいたいほどのクオリティではないんですけ
ど、まあ売れてるようなのでいいんじゃないですか。
恐らくは孫崎サイドから苦情かクレームかあったのでない
よう吟味の上で佐々木さんの同意を得て問題部分を削除して
手打ち、といった流れではないかと想像するわけであります
が、孫崎さんが左のタモガミと揶揄される所以でもある理由
なき陰謀史観というのはちょっと極端すぎて頭が痛いです。
もちろん、佐々木さんも筆が滑ったのか事実誤認というかそ
こまで本書では踏み込んでねえだろというところもあるので
ツイッターで孫崎さんが批判した内容もわからんのではない
のですが・・・。 http://bit.ly/1Lf7Mjq
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