http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/127.html
Tweet |
「「STAP細胞事件」ーES細胞の混入者はいない 2015.08.10」(和モガ)
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
★この「和モガ」ブログ記事のポイントは、記事の表題通り、末尾の「この事件は単純な「ES細胞混入事件」ではない。「STAP細胞がES細胞の混入によって作られたかのように偽装された事件」である」の個所だろう。
★たしかに、STAP細胞=ES細胞説の信奉者は、故笹井氏や若山氏、丹羽氏らが、何度も目の前でES細胞へのすり替えが行われているにもかかわらず、それがES細胞と見抜けなかったことについて、合理的な説明を提示することができない。
★ノーベル賞の有力候補、ES細胞のスペシャリスト、世界の○○と称される研究者が、それも1人ではない、2人の優秀な研究者が、揃いも揃って騙されるということがはたしてあり得るのだろうか。
★故笹井氏と若山氏と丹羽氏が、STAP細胞研究に深く関わりを持っていたという時点で、実質的にSTAP細胞=ES細胞説は否定されているといえるのではないか。
(南青山)
「STAP細胞はES細胞の混入により作られた」は細胞株の調査でSTAP幹細胞(FI幹細胞含む)と極似のES細胞があったためだ。そして混入行為者の特定につながる証拠は得られず、故意か過失かは判断できなかったと調査委員会は結論付けている。
調査委員会はSTAP細胞は「全て」ES細胞を混入させて作ったと言っているので、ES細胞を混入し忘れたとか混入がなかった瞬間にSTAP細胞は誕生することになる。ここで、委員会が調べたSTAP幹細胞、FI幹細胞は全部で5種類、28株あるが実際にはもっと多い。
若山氏が2013年4月に実験室を山梨大学に移した際のSTAP関連細胞株の移管書が木星通信氏(http://jupiter-press.doorblog.jp/tag/若山照彦?p=5)によって公開されている。それによると9種類、44株もある。調査委員会はこれらのSTAP関連細胞は漏れなくES細胞の混入であると言っているわけだ。
2011年11月から2013年2月までの長期にわたって多くのSTAP細胞にもれなくES細胞を混入させる機会をもつのは小保方氏か若山氏しかいない。第三者には無理で、また偶然には起こり得ないことは明らかだ。ここでSTAP細胞を作っていたのは小保方氏なので当然、小保方氏が混入させたということになる。
そして、何事にも最初がある。STAP細胞が初めて作られたときもES細胞が混入していなければならない。誰も見たこともない新種の細胞を、一体誰がES細胞を混入して「STAP細胞を作った」と言うだろうか。その動機を持つ者は小保方氏をおいて他にはない。
「STAP細胞はES細胞の混入である」という結論であれば「STAP細胞は動機とその機会を持っていた小保方氏がES細胞を故意に混入させて作った」と言う以外はないのである。
ここで、調査委員会の報告書P25(http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf)には次のような驚くべき内容がさらりと書かれている。
=================================
なお小保方氏への書面調査で、小保方氏はSTAP細胞を作製する際に若山氏から渡されたマウスの遺伝的背景を把握していなかったこと、また、若山氏から(Oct4-GFPを有する)GOFマウスを渡されたものと思っていたことが明らかになった。
=================================
@小保方氏は渡されたマウスの種類を知らなかった
A小保方氏は渡されたマウスを別種マウスだと誤認していた
小保方氏は若山氏から生後1週齢のマウスを受け取り、そのマウスの体細胞を取り出して酸処理し、出来たSTAP細胞を若山氏に渡していた。若山氏はそのSTAP細胞からSTAP幹細胞、FI幹細胞、キメラマウスを作っていたのである。
ES細胞を混入させようとすれば、渡されたマウスがどんなマウスかを知らなければならない。@で小保方氏がそれに無頓着だったのはES細胞を混入させて作っていたのではなく、渡されたマウスから実際にSTAP細胞を作っていたからということになる。
また、Aは調査報告書の「論文の図表や本文等に関する疑義の調査」の項目の中に出てきたもので、論文のOct4-GFPの挿入を持つとされたFI幹細胞の図について調べたものである。調査委員会はこのFI幹細胞を129B6F1マウス(※1)から作られたFI幹細胞だったと書いている。このとき、若山氏から渡されたこのマウスを小保方氏はOct4-GFP(※2)を有するGOFマウス(※3)だと思っていたのである。
小保方氏がGOFマウスと思っていたなら、既にこの種のES細胞をコントロール用として手に入れているので、混入させるなら迷わず、このGOF-ESを使うはずである。そうすれば実際に出来たFI幹細胞も論文通りのものになっていた。
小保方氏には動機が考えられ、若山氏からGOFマウスを渡された(小保方氏の誤認)という機会があり、かつGOF-ESという手段を持っているのにかかわらず、そこから作ったSTAP細胞はAcr/CAG−GFP(※4)を有する129B6F1由来だったのである。これをみれば小保方氏がES細胞を混入させSTAP細胞を作ろうという気はさらさらなかったことは明らかである。このことから、ES細胞混入の唯一の容疑者、小保方氏はシロとなり、ES細胞の混入者は誰もいなくなる。これは、とりもなおさず、STAP細胞はあったということだ。
実際に作られたSTAP幹細胞が論文と違うのは別種のES細胞が混入したからとされている。しかし、マウスがすり替えられSTAP細胞が作られていたら結果は同じである。もっとも、委員会の調査でSTAP幹細胞とES細胞が遺伝子の欠失状況等、極似だったのは別の理由があるのだが。
混入したとされるES細胞が作者不詳で、それについては関係者全員が知らないと言っているように、この事件は単純な「ES細胞混入事件」ではない。「STAP細胞がES細胞の混入によって作られたかのように偽装された事件」である。STAP細胞を潰すため、周到に用意されており、それに皆がやすやすと騙されて今日に至っているのである。
=================================
129B6F1マウス(※1)
実験で用いられるマウスにはいろいろな系統があり、その中に129系マウスとB6系マウスがある。129系マウスの129Svは茶色でES細胞の作製ではよく使われるマウス、B6系のC57/BL6は黒である。129B6F1と書くと129系とB6系を交配させて作ったマウスで、最初に書かれる方が母親で後が父親、F1とは第一世代という意味で129系メスとB6系オスを交配させて作った雑種第一世代マウスということになる。
Oct4-GFP(※2)
GFPは緑色に光る蛍光タンパク質でOct4-GFPは細胞が万能性を持つとその蛍光たんぱく質が発動して緑色に光りだすよう制御されている。STAP細胞では最初は光らない細胞が酸処理すると光始めたので、一度、分化した(万能性を失った)細胞が再び初期化され万能性をもった証拠だとされた。
GOFマウス(※3)
2007年前後に若山研が導入したOct4-GFPが組み込まれたB6系マウスでその後、若山研で飼育している。
Acr/CAG−GFP(※4)
アクロシンという精子が光るものと常に光るもの両方組み込まれている蛍光タンパク質。若山研では2003年に大阪大学の岡部研からこの遺伝子が組み込まれたマウスを導入し飼育している。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。