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「マウス手交ミスは考えられないか」(EJ第4094号) Electronic Journal
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/118.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 10 日 06:35:29: igsppGRN/E9PQ
 

「マウス手交ミスは考えられないか」(EJ第4094号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/423870066.html
2015年08月10日 Electronic Journal


 若山照彦山梨大学教授自身が自らマウスを交配させ、その子マ
ウス(生後1週間)から、小保方氏のプロトコルにしたがって作
製に成功したSTAP幹細胞(「FLS─T1/2」)の遺伝子
解析の結果が、アクロシンGFPを持つES細胞(FES1)の
遺伝子と一致したということは何を意味するのでしょうか。
 「FLS─T1/2」の作製は、すべてのプロセスを若山教授
自身が操作しているので、小保方氏がES細胞を混入させること
は不可能です。それでもSTAP幹細胞が作製できているという
ことは、「STAP細胞はある」ということになります。
 それでもその解析結果が、ES細胞の遺伝子と一致したという
ことは、若山教授のマウスの手交ミスしか考えられないことにな
ります。かつてCDB時代の若山研では、アクロシンGFPが組
み込まれたマウスを飼育していたのです。このマウスは、大阪大
学の岡部勝元教授が遺伝子導入技術で作製した黒マウスで、岡部
研から提供されたものです。
 若山教授が岡部研提供の黒マウスと市販の白マウスを交配して
赤ちゃんマウスをつくり、それからSTAP幹細胞を作製したと
すると、その遺伝子は同様の方法で作製したES細胞(FES1
/大田浩研究員作製)と遺伝子はほとんど一致するはずです。そ
れは当たり前のことです。
 調査委員会は、「FLS─T1/2」については遺伝子解析を
しているにもかかわらず、本音では議論したくないのです。した
がって、「FLS─T1/2」は論文に関係がないとしてスルー
しています。都合が悪くなると、論文とは違う、関係ないとして
逃げるのです。調査委員会の記者会見でも、ある記者がこの点を
鋭く衝いた迫真のやり取りがあるので、その部分を再現します。
─────────────────────────────
記者:たとえば、FES1(大田浩研究員作製のES細胞)から
   キメラマウスを作って、そこからSTAP細胞を作れば、
   ここまで一致するということはないのか。
桂 :ええと、ES細胞からキメラマウスを作り、そこからST
   AP細胞を作れば、かなり似たものができると思う。
記者:ということは、ここまで極めて遺伝子的特徴が一致するこ
   とは、ありえなくはないということか。
桂 :(困惑して笑いつつ)米川先生(※1)どうですか。マウ
   スの専門家としてのご意見は?
米川:遺伝学の立場からすれば、そういった可能性はあまりない
   と思う。完全にないとはいえない。これは科学の世界では
   何点何%という限られた事実でしか判定できないので、一
   般の方がいわれるように、たとえば、99・9%、0コン
   マ01%あるから、違うんじゃないかといわれても、そう
   いったことは、普通科学の常識としてありません。
記者:まったく違う場合に極めて同じになることは確率的にはあ
   り得ないが、今のようなやり方でやれば、極めて似てしま
   うことはありうるということでいいか。
桂 :ES細胞とESを作ったといわれるマウスとがかなり違っ
   た点がいっぱいあることはわかっている。
記者:ということは、そういった方法で作れば、似ているかもし
   れないが、そうした可能性はほぼありえないということで
   いいのか。
桂 :(戸惑いつつ)伊藤先生(※2)、いかがですか。
伊藤:それはSTAP細胞が存在しても話として成り立つのでは
   ないかということか。もし仮にそうだったとしても、そん
   な面倒くさいことをしなくても、そのままやれば個体を発
   生させることはできるわけだが、それはできないことでは
   ないが、論文記載の方法とは全く違うということはいえる
   と思う。
            ──研究論文調査委員会記者会見より
    ※1/米川博通氏/東京都医学総合研究所シニア研究員
    ※2/伊藤武彦/国立大学法人東北大学教授
─────────────────────────────
 記者は、ES細胞からキメラマウスを作り、そのキメラマウス
と他のマウスを交配させて子マウスをつくり、その子マウスから
STAP細胞を作った場合、元のES細胞の遺伝子とほぼ一致す
るのではないかと質問したのです。
 桂委員長は思わず「かなり似たものができる」と答えてしまい
「しまった」と思ったのではないでしょうか。桂委員長は若山氏
と小保方氏を聴取しているので、ある程度の事情はわかっており
岡部研由来のマウスのことも知っているはずです。
 しかし、これに明確に答えると、調査委員会の結論が覆される
ので、米川、伊藤両氏に意見を求め、論点をぼかして逃げたので
す。伊藤氏も論文のやり方とは違うとはいうものの、それがあり
うることを認めています。
 当時CDB時代の若山研究室には、岡部研の黒マウスや、ST
AP細胞から作製したキメラマウスなどが多く飼育されていたの
です。もちろんマウスの管理はきちんとやっていたのでしょうが
マウスを交配するとき、人間のやることですから、間違ってしま
う可能性は十分あると思います。
 しかし、STAP細胞に疑惑が生じたとき、疑惑の矛先はすべ
て小保方氏に向けられ、若山教授サイドのマウスの手交ミスを疑
う人は誰もいなかったのです。メディアも若山教授を情報源にし
ていたせいか、一貫して若山教授サイドの情報は正しいとして、
すべて小保方氏サイドを疑っています。小保方氏サイドに立って
いたのは、笹井芳樹氏と丹羽仁史氏の2人だけです。それはあま
りにも異常な現象であり、そのプレッシャーからか、日本にとっ
て貴重な再生医療の権威である笹井芳樹氏を自殺に追いやってし
まったのです。本当に痛ましい話です。
 果して小保方氏に桂調査委員会の結論が強く示唆するES細胞
の混入が本当に可能だったのでしょうか。明日のEJで引き続き
検証していくつもりです。 ── [STAP細胞事件/067]


≪画像および関連情報≫
 ●STAP細胞は何だったのか/粥川準二氏
  ───────────────────────────
   STAP細胞問題とはいったい何だったのか?
  「事件」ともいえるこの問題にはあまりにも多くの側面があ
  り、一言で表現するのは不可能である。しかしながら、現時
  点で一つはっきりしていることは、小保方晴子氏だけでなく
  理化学研究所(以下、理研)幹部を含む当事者たちは、科学
  という営みの前提であるはずの「信頼」を内部から崩壊させ
  たということであろう。
   この問題のおかげで2014年は、最初から最後までST
  AP細胞に振り回された年だった。その余波は2015年の
  いまも続いている。昨年1月末、このSTAP細胞という新
  しい「万能細胞」の作成成功が報じられたとき、筆者がまず
  気になったのは、胎盤にも分化できることなど、iPS細胞
  とは性質が異なるといわれているこの細胞を研究したり、臨
  床応用したりすることには、何からの生命倫理的な問題──
  より適切にはELSI(倫理・法律・社会的問題。「エルシ
  ー」と発音)──はないのか、ということであった。それを
  考えるために原著論文を手に入れ、解説記事なども参照しつ
  つ、辞書を引きながら少しずつ読み始めていたところ、ネッ
  ト上で研究不正の疑惑が流れ始め、それらと原著論文を照ら
  し合わせるのがやっとという状態になってしまい、ELSI
  どころではなくなってしまった。 http://huff.to/1IpsASK
  ───────────────────────────



 

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コメント
 
1. 2015年8月10日 12:40:24 : HSNQzEtIHA
筆者は更に真実に近づいている。
期待しているよ〜。

2. 2015年8月10日 18:03:35 : efYYgyF3F6
>すべてのプロセスを若山教授
>自身が操作しているので、小保方氏がES細胞を混入させること
>は不可能です。

可能。小保方の捏造を疑っていない段階の若山さんの目を盗むことは完全に可能。

山梨で何回やっても成功出来ない若山さんは、理研で「小保方指導」のもと成功したときの「すべてのプロセス」を再現するためにこういうこともやっている。

『「何回試してもできない。小保方さんが使っている培地を送ってほしい」――。二○一三年六月頃、若山氏は小保方氏に、メールで依頼したという。培地とは、細胞を培養する際に培養皿に入れる、いわば細胞のベッドにあたる試薬だ。若山氏は、自分で用意した培地を使っていたが、生きた細胞を扱う実験では、ちょっとした条件の違いが結果を左右することはままある。小保方氏の培地ならひょっとして・・・と、若山氏は期待したのだった。』

つまり理研で若山さんが成功したときは、本当の意味での「すべてのプロセス」を若山さんが操作したわけではないということ。そしてその「差異」の中にES混入犯小保方の手口が含まれているということ。


> 調査委員会は、「FLS─T1/2」については遺伝子解析を
>しているにもかかわらず、本音では議論したくないのです。した
>がって、「FLS─T1/2」は論文に関係がないとしてスルー
>しています。都合が悪くなると、論文とは違う、関係ないとして
>逃げるのです。調査委員会の記者会見でも、ある記者がこの点を
>鋭く衝いた迫真のやり取りがあるので、その部分を再現します。

>伊藤:それはSTAP細胞が存在しても話として成り立つのでは
>    ないかということか。もし仮にそうだったとしても、そん
>    な面倒くさいことをしなくても、そのままやれば個体を発
>    生させることはできるわけだが、それはできないことでは
>    ないが、論文記載の方法とは全く違うということはいえる
>    と思う。

記者と伊藤さんら調査委とのやり取りで語られているのは「FLS─T1/2」由来に限った話ではなく、STAP細胞全般のことについてだから完全にお前の妄想。

で、そのやり取りの内容は、犯罪でたとえるなら「犯罪の証拠として容疑者の供述内容(=論文記載内容)の矛盾を掴んだのに、いきなり『あーわかったわかった、じゃあ以前の供述内容はノーカン扱いで頼むわ』『それでも犯罪を立証できる?』と聞かれたから、『は?お前何言ってんの?都合よすぎんだろアホか』って言われた」だけの話。

>マウスを交配するとき、人間のやることですから、間違ってしま
>う可能性は十分あると思います。

FLS-TだけではなくすべてのSTAP細胞がESなので、その可能性はほぼゼロと言っていいでしょう。


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