http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/114.html
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「なぜ、捏造の証拠ばかり探すのか」(EJ第4093号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/423661707.html
2015年08月07日 Electronic Journal
若山教授自身が小保方氏の指導を受けて作製した「FLS─T
1/2」の遺伝子解析の結果は、かつてCDB時代の若山研究室
に在籍した大田浩研究員が作製したES細胞由来のものである可
能性が高いことが判明したのです。これについてもう少し詳しく
述べる必要があります。
『日経サイエンス』/2015年3月号「幻想の細胞/判明し
た正体」に次の記述があります。
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若山氏は、2013年3月までCDBに研究室を持ち、全身で
光る蛍光たんぱく質と精子で光る蛍光たんぱく質の遺伝子をセッ
トで持つ黒マウスを飼育していた。大阪大学の岡部勝・元教授が
遺伝子導入技術で作ったマウスだ。
STAP細胞は、このマウスに由来する可能性がある。遠藤氏
はその日のうちにCDBと若山氏に解析の結果を連絡した。理研
はそれまで一貫して「論文は撤回するので新たな調査はしない」
と明言し、残された細胞やマウスの調査にも消極的だったが、5
日後の6月30日、一転して論文の予備調査に入ると発表した。
──『日経サイエンス』/2015年3月号
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ここでいう「精子で光る蛍光たんぱく質の遺伝子」とは、理研
の遠藤高帆上席研究員がいう「アクロシンGFP」のことです。
NHKスペシャル「不正の深層」についてご紹介した7月15日
付のEJ第4077号で書いています。
理研と若山研は、STAP細胞「FLS」の8株と「FLS─
T1/2」の2株も含めて、ゲノム解析を行ったのです。さらに
東大グループも「FLS」の解析を行っています。意外なのは東
大グル―プに解析を委託したのはNHKであったことです。
つまり、「FLS」の解析は、若山研と遠藤高帆氏をはじめと
する理研のグループ、それに東大グループの3つで行われたこと
になります。何のことはない。STAP細胞の存在を疑問視する
3グループが、STAP細胞が存在しないことの証拠を探すため
に行ったことになります。それにしてもなぜNHKが入っている
のか不思議です。3つのグループの解析結果について、『日経サ
イエンス』は次のように書いています。
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曲折はあったが、3グループとも12月末までに、同じ結論に
たどり着いた。FLSは、かつて若山研に所属していた大田浩研
究員が2005年に、岡部氏の黒マウスと市販の白マウスを交配
して受精卵を取り、そこから作った胚性幹細胞(ES細胞)だっ
た。ES細胞は発生の研究室ではよく作られ、その手法は確立し
ている。
9月に発足した調査委員会(桂勲委員長)は、CDBの解析に
基づいて詳細な調査を行い、今回の論文で「STAP細胞から作
った」とされていたものは、FLSのほかマウス、マウスに注射
して作ったテラトーマ(奇形腫)、別種の多能性細胞であるFI
幹細胞のすべてが、10年前に大田研究員が作製し、その後何の
研究にも使われていなかったES細胞からできていたことを明ら
かにした。STAP細胞は、最初から存在しなかったのだ。
──『日経サイエンス』/2015年3月号
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STAP細胞はもしあるとすれば、今後の研究のしかたによっ
ては、人類を救うかもしれない貴重な発見です。STAP論文は
若い科学者がその手掛かりの一端を示したに過ぎないものです。
そこに多少のミスがあったとしても、そのこと自体は大きな問題
ではないと考えます。問題はそれが存在するかしないかです。
ところがその論文が発表されるや、1ヶ月も経たないうちに重
箱の隅をつつくような論文のあら探しをする科学者が多く現れ、
それに公共放送であるNHKをはじめとする全マスコミが加わっ
て、不正を追及する大キャンペーンを繰り広げる──何かおかし
いと思いませんか。
なぜ、その仮説が正しいと信じて、それが存在する方向で科学
者は動こうとしないのでしょうか。はじめから疑ってかかってい
ます。その結果、再生医療の分野で大きな実績のある有能な科学
者を自殺に追いやり、将来のある若き科学者を国全体が寄ってた
かって、葬り去ろうとしています。
ところで、ここに根本的な疑問があります。若山教授が自ら作
製に成功したSTAP幹細胞「FLS─T1/2」に絞って考え
ることにします。この遺伝子の解析結果が、大田浩研究員の作製
したES細胞であったことが、どうして「STAP細胞は最初か
ら存在しなかった」という結論になるのでしょうか。
「FLS─T1/2」は、若山教授自らがマウスを選んで交配
し、赤ちゃんマウスをつくっているのです。常識的に考えれば、
若山教授がマウスを間違えるはずはないはずです。しかし、若山
教授も人間です。間違える可能性はゼロではないはずです。
仮にマウスを間違えていないとすると、STAP細胞は存在す
ることになります。小保方氏の言葉の指導は受けたものの、実験
の全プロセスを若山教授自身がやっているのですから、小保方氏
がES細胞を混入させる機会はゼロということになります。
しかし、理研も桂調査委員会も「FLS─T1/2」の解析は
行ったものの、この細胞については議論したくないようです。そ
れでいて、若山教授本人も桂委員長も「FLS─T1/2」とい
う幹細胞のことは認めているのです。
『日経サイエンス』によると、「全身で光る蛍光たんぱく質と
精子で光る蛍光たんぱく質の遺伝子をセットで持つ黒マウスを飼
育していた」とあります。仮に若山教授が「FLS─T1/2」
を作製するとき、その黒マウスと白マウスを交配させてSTAP
細胞を作ったとすると、その幹細胞の遺伝子は「アクロシンGF
P」を持つES細胞と一致するのではないでしょうか。これにつ
いては、来週さらに詳しく追及することにします。
── [STAP細胞事件/066]
≪画像および関連情報≫
●重箱の隅をつつくような事をしていると社会は停滞する
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安倍内閣は、研究者に高給を認めるなど、理化学研究所を
優遇する法案の今国会成立を断念する方向で調整に入ったそ
うだ。法案は、理研を世界最高水準の研究機関にしようと、
「特定国立研究開発法人」に指定する趣旨。この法案を巡っ
て【何か指令が下った】のだろうか?
ハーバード大学バカンティ教授は、STAP細胞の論文は
取り下げるべきではないと主張している。香港中央大学では
STAP細胞生成を再現できたと発表している。
理研側は写真の切り貼りを問題視しているが、商業写真で
はよくある「トリミング」作業である。論文では許されない
のかも知れないが、ネイチャーの限られた紙面で分かりやす
いように加工した、という小保方さんの主張はあくまで善意
の事であり、咎め立てするような性質ではない。
もう一点の写真は問題が発覚する前に間違いの申告は行わ
れていた。ホテルを定宿にしていたのは、ハーバード大学の
研究員であった時期でハーバード側が費用負担を行っていた
そうだ。日米間で研究者の待遇差があるのも実情のようだ。
推測だが、小保方さんでないと出来ない「属人的」な作業内
容があったのではないかと思われる。
バカンティ教授は「細い管を通す」事がSTAP細胞を作
る上での秘決だとしている。この細かい作業を効率よく行え
る人物が小保方さんだったのではなかろうか?と、私は考え
ている。青色LEDを開発した中村修二氏は、試験に使うガ
ラス管の加工を毎日繰り返す事により、高度な職人芸を身に
つけた事を自著で述べている。私がいらいらするのは、この
程度の瑣末なミスを針小棒大に天地がヒックリ返らんかのよ
うに報道し、それらを鵜呑みにする連中である。
http://amba.to/1IAkW7Q
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