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そこにいるのは中年のカントリー・デュオ。
二人とも、まあお世辞にもあまり見てくれはよくない。ブルース・ブラザーのオーディションの第一選考に落ちて田舎町に帰ってきた奴と、ダーティ・ハリーのエキストラでホットドッグを食べていた奴が負け犬同士の絆で結びついたようなさえないオーラが否めない。
客はどうだ。爺ちゃん婆ちゃんの集まりである。よく自力で会場まで集まったものだ。100%白人。精も根も尽きて孫の誕生日の朝、久々な卵パックと整髪に失敗してからもさらに薹が経ったようなトホホな夫婦の絵は否めない。生牡蠣&バイアグラのシルバースペシャルで準備しても、二回戦終了以前に生命のほうが果ててしまうことはいうまでもない。
音楽はなにごともないようなカントリーでスタートする。ジャンルがジャンルだけにダサ白人の歌は確かにうまいが、それでとりわけ特筆すべきものはない。しかし・・・・・途中で異変が起きる。なんと、この二人は、さびれたダンスホールに時給1000円で雇われた週末のエンターテイナーではなかった。彼らは本物のギター・ヒーローだったのである。普段は爪を隠してはいるが、いったんステージにたてばギターで大噴火。一生をかけて身に着けたような格別なスキルを披露する。最後まで聞かないとわからないところである。
昨年のスタジオ・ライブから。オッサンで何が悪い?いや、何も悪くない。凄えよ。
やや悪乗りしたトレイのパフォーマンスにロブの渋い合いの手。ヘビメタの有名ギターリストでこれだけリアルな感情、リアルな痛みのこもったプレーをギター一本でやってのける奴はいるだろうか。
アコースティックギター、歌:Trey Hansley
ドブロ・ギター: Rob Ickes
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