http://www.asyura2.com/15/music16/msg/500.html
Tweet |
これは、今月の10選7月のコメント欄に作ったものから選んだもので、映像はあとづけ。
原則からはづれるが、いいね、石川さゆり・・・ということでOK。
お題は「日本の夏」
線香花火 目のまん前に捧(ささ)ぐれば 焼ける火玉の山よりでかし
(寸評)大文字の山を背景にして線香花火をするイメージを歌っている。線香花火をあんまり目に近づけると危ないので、子供は真似しないでください。
帯きつく胸高に着れば汗やむと 昔の女(ひと)は夏耐えるらし
(寸評)このようにすれば、着物の下は汗をかいても、顔には汗をかかないと、時代小説かなにかでよんだ作者のにわか知識に基づく歌で、実際にそうかどうかは、保証できない。石川さゆりの着物姿があまりにも涼しげなので、これを選んだ。よいね、石川さゆり。
ギリシャの女性ボーカルって、イスラムの女性歌手と歌い方が似てるな。声もハスキーだし、
あああああああああぁあああ、みたいに語尾を震わせてうたうとこなんかも。
これも、上と同様、あとで映像を選んだ。お題は「旅」
機内映画で「パリのアメリカ人」を見て
ドーハ経てアテネに向かう機内にてパリで踊れるアメリカ人を見る
(寸評)カタール航空の機内サービスが思いのほか充実しているのに感動して読んだ歌。他に「大統領の陰謀」も見直した。あと、初めて見たのが「ドクドルジバコ」で、これは名作。ひとつの歌にできるだけたくさんの地名を盛り込もうし企図しているようだが、もっとたくさん入れてないと意図が伝わらない。
空港でまたフィリピィーナ働くを見る 屈託なく頼もしいアジアの顔
(寸評)どこに旅行しても、かならずフィリピン人がいる。フィリピーナに借りのある作者の感謝の念がこもった一首。彼女たちの顔を見ると「なぜか安心する」という情けない日本の男の心情を素直に歌っていて好感がもてる。
http://www.asyura2.com/15/music16/msg/456.html
お題は「夏に語る冬の印象」
夏に冬の話をすると暑気払いになると思って投稿したが、かえって暑苦しくなった感がある。
見たことも無い北国の雪景色 この歌ゆえに我が胸にあり
(寸評)この歌ゆえに我が胸にあり・・・という下の句は、ジョージアオンマイマインドからのパクリだろう。でも、まあ、いったこともない場所を、歌謡曲ゆえに、行ったことがあるかのように感じていることは、よくあることで、作者はこの一首を作って初めて、「津軽海峡には行ったことがなかった」ことに、気づいたらしい。
暖簾くぐる まず耳がとけ顔がとけ つま先がとけ下腹とける
(寸評)冬の東京で毎晩、居酒屋の暖簾をくぐった頃のことを回顧した歌であろう。作者の現在住んでいる熱帯の国ではこうなる。熱暑の街を歩いて冷房の効いた居酒屋にたどり着きほっとしてまずビールを頼み、一杯目はうまい。しかし、非常識なほど冷房をぎんぎんに入れているため、次第にTシャツだけで来たことを後悔するようになる。で、しまいには寒さに耐えるために、鍋と熱燗を頼むはめになる・・・・しかし、これって寸評か?
「御宿かわせみ」の真野響子が、シリーズ一期めから二期目の2年間で、容色が相当に
衰えていることにショックを受け投稿した。お題は「花の色は移りにけりな」
無常の風ベストのごとく吹き荒れて 裸のマヤも白骨となりぬ
(寸評)幼少のころお作者が世話になったゴヤの「裸のマヤ」と、真野響子の「マヤ」とを掛けて、世の無常をうたった一首だろう。腐乱したあとさっぱりと洗われた白い骨には、不思議とすがすがしい印象があり、せいせいとさせる一首である。
花の色を気にする年はとうに過ぎ つがいのカバが白骨の章
(寸評)つがいのカバは一頭が死ぬと、ほどなくしてもう一頭が死んでしまう。だから、カバの来る水のみ場で、巨大なカバの頭蓋骨がなかよく2つ並んでいる光景を見る事はまれではない(※注)・・・のである。雌のカバと死んでいく運命に対する作者のあきらめの気持ちがよく出た一首。
※注 これは嘘です
http://www.asyura2.com/15/music16/msg/463.html
終戦記念日に向けて、その一。
お題は、「ボーンインザユーエスエー」
ROE(アールオーイー)犬に喰われろ 娘の顔 死にたくはない 引き金を引く
(寸評)戦場というものへの想像力がかける作者が、適当に作った歌。自分が兵士なら、「殺される」と思った瞬間、錯乱して引き金を引くだろうという単純な発想に基づいている。
米兵がなぜ戦うか腑に落ちん そういうものに守られている
(寸評)自分の国を守るでも無し、よく遠くまで出かけていって命がけで戦う気になれるな・・・という作者の疑問を素直に歌っている。だから、「あなたがた、条約があるんだから、日本を守るために命がけで戦ってね」とも、ちょっといいにくいねぇ・・・ということでもあるらしい。
http://www.asyura2.com/15/music16/msg/466.html
終戦記念日に向けて その二。
黒く焼けたボロ布を子の形見とて撫でさすりたる父母(ちちはは)を見し
アメリカに子を殺された人 テロリストになることもなく戦後を生きた
原爆を落とした米を憎むべしとアラブの人言う 答える術なし
かっこ悪く正義の理屈もなかったが 懸命に生きた人のこと思う
(寸評)これは、ちょっとマジすぎて寸評しにくい。オレはそういう風に思ったということ。
ありゃ、12首になっちゃった。
しかし、さすがに飽きてきたな。これからは隔月にする(笑)
ではでは
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。